カードローンの申し込みに担保や保証人は必要?|お金を借りるための教科書№8
カードローンは、個人がお金を借りたいときによく利用されている商品サービスの1つです。
カードローンの利用には利用条件がありますが、カーローンや住宅ローンのような煩雑な書類提出の必要はなく、本人確認書類があれば審査が可能。
そして、無担保・無保証人でお金を借りれるのも、カードローンがよく利用される理由の1つです。
なぜカードローンはよく利用されているのか?
ローン商品の種類は様々です。その中でカードローンは急な借入や、突然の出費等ですぐ借りられる便利なサービスです。
また、不動産担保ローンや住宅ローンでは「担保が必要」ですが、銀行や貸金業者のカードローンは、基本的に顧客からの担保や保証人の提供は必要ありません。
そのため審査も早く進み、大手消費者金融なら最短25分で融資までが完了できる会社もあります。
・銀行のカードローンの場合
銀行のカードローンに申し込む場合、担保・保証人は必要ありません。住宅ローン等は担保が必要なのに、なぜカードローンは担保・保証人が不要なのか?
その理由について解説します。
三菱UFJ銀行のバンクイックの事例を見てみましょう。
金利は最大でも14.6%と消費者金融に比べ低い点がおすすめポイントです。
そして、担保・保証人は不要となっています。
「保証会社アコム(株)の保証をご利用いただきますので、保証人は必要ありません」と記載されています。
バンクイックカードローンの他に、キャッシュカードに付帯され口座に紐付けされるものもあります。
みずほ銀行は、キャッシュカードを持っていれば郵送や窓口来店の手間がかからず提携ATMですぐに利用できます。
返済は口座引き落としなので忘れる心配がないでしょう。
そして、担保・保証人は不要となっています。
「保証会社である株式会社オリエントコーポレーションが審査の上保証します」と記載されています。
どちらも審査は必要ですが、そのために担保や保証人は必要なく、年収や他の借入状況によって貸付上限額が決められます。
しかし、実際には銀行カードローンは保証会社の保証をつけています。それにより、資金需要者である顧客は、担保や保証人を提供する必要がないのです。
・貸金業のカードローンの場合
貸金業のカードローンに申し込む場合も保証人は必要ありません。
こちらは融資が早いという特徴があります。
アコムは審査時間が最短で30分なので、急な出費があっても安心です。他人に知られたくない場合でも自動契約機(むじんくん)を設置するなど最大限に配慮をしてくれます。
担保・連帯保証人は不要です。
レイクALSAはカードローンという名称ですが、スマホアプリを利用することも可能です。
更に契約から30日間無利息、5万円までは契約から180日間無利息などサービスが充実しています。
どちらも提携ATMが多く返済もコンビニなどで可能なので、周囲にカードローンを利用していることが分かりづらいです。
担保・連帯保証人は不要です。
大手貸金業者は、保証会社の保証はありません。しかし、資金需要者の顧客に担保や保証人は求めていません。この理由は、大手貸金業者は銀行より審査能力が高く、貸し倒れリスクが小さいため担保や保証人をつけなくても、会社の運営に影響がないためです。
カードローンはどんな理由で利用されているのか?
銀行カードローンに関する消費者意識調査結果によると、カードローンの利用をしている理由として、最も多いのが
「食費(外食を含む)」「日用品・生活必需品」「趣味・娯楽」といった生活に関するものとなっています。
カードローンで普段の生活費に関するお金の借り入れが多くなっており、担保・保証人が必要ないことで、実用的な利用がしやすくなっていると考えられます。
ただし、カードローンは金利が高めに設定されているので、一時的に短期間だけ借りるようにして、利息が少なくなるように注意してください。
参考 ・一時的にお金を借りたい人に最適な選び方をわかりやすく解説!2023年最新
・事業資金ローンは担保・保証人が必要?
ここまでは、個人向けカードローンの担保・保証人について解説しましたが、事業向けローンの場合はどうでしょうか?
ビジネスローンといった事業性融資の場合、担保・保証人が必要な場合と、そうでない会社が混在しています。
参考 ・審査甘いビジネスローンで必ず借りれる方法は?個人事業主や中小法人におすすめの事業ローン
全体のまとめ
ここまで解説したとおり、カードローンを申し込む場合、資金需要者が担保・保証人を用意する必要はありません。
ただし融資には審査があります。会社としてはきちんと返済できるか人物かを見極めるため、本人確認や在籍確認をしっかり行っています。
担保が不要、保証人がいらないため気軽に借りられてしまうので、上限額が多く設定されても、借りる額はご自身の収入と見合った金額に留めるようにしましょう。
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