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米国の大手金融機関で「振り込み事故」発生中!給料を受け取れない!請求書を支払えない!顧客ら激怒で銀行の信用失墜

今回の動画はこちらです。

「給与が振り込まれない!」「請求書の支払いができない!」
先週の金曜日(11/3)から、このような悲痛な叫びがSNS上で広がっています。
バンク・オブ・アメリカや、チェース、ウエルズ・ファーゴといった大手の銀行で、支払い処理の不具合が継続しており、週末が明けた火曜日になった今でも
「振り込みの遅延」が続いています。

ザ・ミラーは、「振り込み事故によって無給になった人々」と題した記事を掲載していますので、今回トラブルを起こしている「チェース銀行」や「ウェルズ・ファーゴ銀行」「バンク・オブ・アメリカ」の顧客たちの様子を見ていきたいと思います。

バンク・オブ・アメリカやチェース銀行の顧客たちは、銀行の「システム・クラッシュ」によって、口座振り込みによる支払いや、給与の振り込み処理を
待たされた状態が今も続いており、大混乱となっています。

この銀行システムの混乱は、手作業によるミスが原因とのことで、先週の金曜日の朝に起こりました。

支払いを期待していた銀行の顧客たちは、請求書や、その他の支払いが滞っていることへの不満をソーシャルメディアにぶちまけています。

ある人は「口座振込の状況をすぐに直して! アメリカ人の62%が、給料日前のギリッギリの生活をしているのよ。請求書の支払い期限も迫っているのに…。
せめて、私たちがいつお金を受け取れるのか、説明してください」。
とぶちまけました。

先週の金曜日に起きた銀行の“振り込み遅延“の問題は、銀行に口座を持つ何百人もの人々の頭を悩ませています。その原因は、「クリアリングハウス」と呼ばれる組織のたった1つの人為的ミスによるものでした。

クリアリングハウスは、米国最大の商業銀行が所有する、銀行協会および決済会社です。
ここでの処理でミスが発生したため、このクリアリングハウスと提携している「JPモルガン・チェース」や「バンク・オブ・アメリカ」「ウェルズ・ファーゴ」といった、アメリカ大手の金融機関で、時間通りに決済が処理されず、支払いの遅れが発生したということです。

各銀行では、今も不満を募らせている顧客に対し、「できる限り早く支払いを反映させる」と伝えているそうですが、怒れる顧客たちは、SNSなどを通じて「私はチェース銀行に口座を持っているんだけど、昨日振り込まれるはずだったお金が、まだ振り込まれていないわ!振り込まれないと、請求書の支払いが出来ないじゃないの!」と怒りをあらわにしています。

土日の週末を挟めば、問題は解決されると期待していた顧客たちは、さらに裏切られることになります。

月曜日になっても、そして本日火曜日になっても、口座にお金が振り込まれないとの報告が相次いでいます。「一体いつになったら入金されるの?」
といった内容の投稿が、SNS上を駆け巡っており、
「大手銀行だから潰れないと安心していたのに、これなら、PayPalに入金してもらう化、現金の方がはるかに楽だわ!」といった声も聞かれます。
給料振り込まれない!銀行タヒね!!とまで激怒する人も。。

大半のメディアは、パニックを恐れてか、今回の銀行の振り込み事故について若干スルーしている用で、相変わらず「ガザ地区」空爆の悲惨な様子や、アッバス
議長が暗殺未遂にあった事件などを大々的にニュースにしています。

しかし、アメリカ人にとって給与を直ぐに手にできない問題は深刻で、給料日前は、皆カッツカツの生活を送っており、こっちの問題の方がより重要です。
給料が受け取れなかったら、家賃を払えないし、光熱費も払えません。
家賃が払えなければ家を追い出され、光熱費を払えなければ電気ガスが止められてしまいます。
その他のローンなども、支払いが滞れば、その人のクレジット・ヒストリーに影響が及び、汚点として残ってしまいます。

こんなことになるぐらいなら、現金でもらうか、paypal経由で給料を受け取りたいと思う人々が出てきても、何ら不思議ではありません。・
思う人々が出てきて当然です。

今回の振り込み事故は、現在も進行中で、アメリカで唯一の民間自動手形交換所(ACH)というシステムを運営している
「クリアリングハウス」のミスに、批判が集中しているということです。

アメリカでは、給与の受け取りや、家賃や光熱費の支払いを、小切手(チェック)で行う習慣が根付いており、今後こうした「お金の処理のミス」が続く
のであれば、小切手は信用できない、現金でもらいたい、とする
「現金主義」が蔓延する可能性すらあります。

問題を起こした「クリアリングハウス」は、本日火曜日、「影響を受けた顧客を持つ金融機関や、連邦準備制度理事会(FRB)と協力し、この問題をできるだけ早く解決するために努力している」と述べたということです。

また影響を受けた「JPモルガン・チェース」の広報担当者は、できるだけ迅速に、顧客口座に予定通りの口座振替を行なうと述べ、「自動手形交換所」で発生した問題で損害を受けた顧客の「当座貸越手数料」は、自動的に払い戻されると述べたということです。

バンク・オブ・アメリカとウエルズファーゴ銀行でも、問題発生から4日目となった火曜日にも、送金やオンライン・バンキングにトラブルが発生しているとの苦情が相次いでおり、口座残高の照会や、その他のトランザクションの問題などが継続しており、解決には至っていません。

「消費者金融保護局」は、この問題を認識しており、「各金融機関の対応を注視している」と述べました。

「この混乱は、国の決済インフラの重要性を浮き彫りにしています。この処理ミスの影響を受けた消費者は、当座貸越手数料、遅延損害金、その他の罰則を受けるべきではありません。
影響を受けた消費者は、consumerfinance.gov/complaintにアクセスして、苦情を申し立てることができます」と同機関は付け加えたということです。


ということで、たった一社の人為ミスで何日も振り込み事故が起きるものでしょうか? 前代未聞です。これはもしかしたら、「金融リセット」に向けてのデジタル・システム(CBDC)への切り替えの過程で起きたのかもしれませんね。
そして、銀行のトランザクションが機能しないというだけで、どれだけの人々が不幸になるか、まざまざと見せつけられる金融事故です。

これは本当にシステム上のエラーだけなのでしょうか? 

先般の、ウオーレンバフェット氏による「銀行株大量売り」といい、JPモルガンCEOダイモン氏による「自社株売り」といい、大金持ちと呼ばれる人たちが、
「現金化」している動きが、非常に気になります。

アメリカ大統領選挙(2024年11月)まで、ちょうど1年となりました。
このまま銀行への信用が失われ、タンス預金がますます増えて、銀行が潰れていく負の連鎖が起きてしまったら、以前トランプ政権の補佐官を務めたダグラス・
マクレガー元大佐が語ったとおり、

「来年は、多くの銀行が閉鎖されて、人々の間で暴動が起き、投票へ行くどころではなくなる。従って、来年2024年は、大統領選挙は行われない可能性が高い」
という事態に、そのまま突き進むような気がしてなりません。

NYサバイバル家のように、大した預貯金がない家はどうしようもありませんが、
保険ではカバーしきれないほどの資産を有する方々は、早めの対策をとった方が良さそうですね。やはり現物の不動産を持っておくとか、水源のある山を(外資に買われてしまう前に)購入するとか、自動車の買い替えや、家の建て替え、
そのほか修繕の時期が来ている場合、今のうちに行っておくほうが無難かも
しれません。

今日もここまでありがとうございました。
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