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【テキサス州の山火事】核施設の作業員ら一時退避/工場には2万個のプルトニウムが...

テキサス州で広がっている猛烈な山火事!今週に入り
強風と乾燥した草、そして季節外れの暖かさが、炎を助長し、同州史上2番目の規模の火災となり、多くの住民が避難しています。

そうした中で、テキサス州にある「核兵器施設」の従業員らが、一時的に避難を余儀なくさせられたと、
英国メディア「インディペンデント」が報じました。

同核施設では、「核兵器の組み立てと分解」が行われていて、今週初めからテキサス州を襲っている山火事
の影響で、一時的に操業を停止したということです。

「国家核安全保障局製造事務所」のスポークスマンであるリーフ・ペンダーグラフト氏は、記者会見で、

「私たちは、用心のため、余剰の人員を現場から避難させました。
このようなシナリオは常に想定して訓練されており、近隣には設備の整った消防署もあります」。
と語ったそうです。

この核兵器組み立て工場は、避難した翌日の水曜日の朝から、通常通り操業を再開しました。

同工場では、1975年以来、米国の主要な核兵器を組立てたり、解体したりする工場だそうで、1991年には、最後の「新型核爆弾」を組み立てたことでも知られているそうです。

テキサス州では、他にも複数の火災が発生しており、その規模は大きく、共和党のアボット州知事は、州内の60の郡に「非常災害宣言」を発出しています。

「テキサス州森林局」によると、この山火事で、85万エーカーを焼き尽くし、現在も燃え続けています。その規模は、ワシントンDCの約20倍の面積に相当するそうです。


「テキサス州民は、火種を発生させる可能性のある行動を制限し、愛する人の安全を守るための予防措置を取るよう求められている」とアボット州知事は語っています。


風速40マイル以上の強風に加え、温暖な気温、低湿度、乾燥した草が、山火事の好条件となってしまった
ようですが、近隣のオクラホマ州にも山火事が拡大しており、地元の放送局が、住民たちに避難を呼びかけました。

テキサス州の複数の群では、すでに「避難命令」が出されており、郡や市の職員がSNSでライブ配信を行って、パニックに陥った住民からの質問に答えているそうです。

当局は、携帯電話の緊急警報を常にオンにして、いつでも退避できるように住民に呼びかけていますが、既
にいくつかの道路の両側が、火の海だそう...。

Xなどに投稿された火事の勢いを見ていると、昨年のマウイ島の山火事を思い出してしまいます。

これは自然災害なのか、それとも「15分都市」いわゆるスマートシティ構想と、何らかの関係あるのでしょうか?

テキサス州の住民らによると、2月という季節にここまで酷い山火事は、ほとんどの人が経験をしたことがないそうです。

山火事が発生した当初は、「牛舎が焼け落ちた」といったニュースがありましたが、まさか今回は、
「核兵器の組み立て、解体工場」の職員が、避難を余儀なくされたとは、かなり驚いています。

現時点で、同施設内の2万個のプルトニウムは、安全に管理されているとのことですが、火の手がさらに回って、制御不能状態に陥ったら?一体どうなっていた
だろうとゾッとするニュースですね。

まだ2月だと言うのに、高温と乾燥がテキサス州の山火事をを拡大させた要因となりましたが、今日の夕方からは気候が一変!現在は大雪に見舞われているということです。

被災した方々にさらなる不便がないことを祈りつつ、
今後も、続報を待ちたいと思います。

実は、一昨年メキシコ湾流の動きが停滞し、一時的に「海流が止まった!」というニュースがありました。
大西洋の海の海流が止まれば、世界中で災害を起こす危険性があると専門家が危惧しています。

もしかしたら、今回の山火事は、単なる「気候変動」どころではない、ポールシフトあるいは「グランド・チャレンジ」と呼ばれる惑星規模での大変動が、始まる予兆なのかもしれません。

だとすれば、いよいよ私たちも、災害に備えるべく
防災意識を高めた方が良いのかも知れません。

今日もここまでありがとうございました。
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