また列車脱線！ウエストバージニア州で「石炭運搬列車」が脱線し、大量のディーゼル流出
2023年3月8日
今日また脱線事故が発生しました。ウエストバージニア州で、石炭の運搬用の列車が脱線し、乗務員3名が負傷しました。事故事故当時、石炭は積んでいませんでしたが、大量のディーゼル燃料やオイルが、近くを流れるニューリバーに流出し、環境チームが対応にあたっていると各メディアが速報で報じています。
ウェストバージニア州で発生した列車脱線事故で、処理班が対応中、少なくとも3人が負傷したと報じらています。
ウェストバージニア州サンドストーン CSXの声明によると、水曜日の朝、ウェストバージニア州の線路で、空の石炭列車が岩崩れと衝突し、脱線事故が発生、火災で乗員3名が負傷しました。
この脱線事故はニューリバー近くのサマーズ郡で発生し、機関車4台と空車22両が脱線しました。
作業員3人が乗っていた前方の機関車が炎上し、乗組員は命に別状はないものの手当てを受けているところです。
無人の機関車が水路で一部発見され、当局によると、未知の量のディーゼル燃料とオイルが流出したとのことで、EPAの環境チームが派遣され対応にあたったといいます。
複数の州機関が事態を注視しており、下流の公共水域には、公衆衛生上の懸念の可能性を監視するよう通達が出されました。
CSXは、危険物は輸送されておらず、一般市民には特に危険はないと明らかにしました。
ウェストバージニア州サンドストーン付近でCSXの貨物列車が脱線し、乗務員3名が負傷した。空の石炭列車はニューリバー国立公園・保護区を走行中、岩屑に衝突して脱線しました。
列車は炎上し、少なくとも燃料タンク車1台と機関車がニューリバーに落下した。当局によると、未知の量のディーゼル燃料とオイルが川に流出したとのことです。
乗務員のうち2人は空輸で病院に運ばれ、3人目は救急車で搬送された。彼らの怪我はいずれも命に別状はないと思われます。
CSXは、この脱線事故は公共の安全を脅かすものではないとしています。
"この列車で輸送されている危険物はなかった。この事故は公共の危険をもたらすものではありませんでした」と同社は声明で述べています。"私たちは、私たちの大切な乗組員に援助を与えたサンドストーンの地元の第一応答者の迅速な行動に非常に感謝しています。"
CSXは線路と周辺の土地を所有しており、損害の後始末をする責任があります。
"同社は、緩和と修復の努力で、ウェストバージニア環境保護局と調整する流出対応部隊を派遣している "
とウェストバージニア緊急管理部門は声明で述べています。
"私は、応答機関とCSXの迅速かつ効率的な対応を賞賛したいと思います。
サマーズ郡緊急事態管理者Steve Lipscombは述べています。"すべての機関がチームとして、負傷者に迅速な医療処置と輸送を提供しました。
事故現場はサンドストーンの南、ニューリバー国立公園・保護区内にあり、CSXは線路の中央から左右12フィートを所有し、清掃の責任を負うことになります。
今年に入って相次ぐ列車の脱線事故。
特に、オハイオ州のイーストパレスティンで起きた、Norfolk Southern社の列車脱線事故は、凄まじい爆発が起きており、周辺の大気と水を汚染しました。
同社の最高経営責任者である Alan Shaw は、2 月 3 日の貨物列車の脱線事故について木曜日に謝罪し、安全性を改善し、影響に対処することを約束したと言いますが、事故後の汚染がどのぐらい広がったのか、詳細は判明していません。
また、爆発処理した際に、核が使用されたと最初に報道したジャーナリストが逮捕されるという異例の事態となっています。
米国では、危険物を列車で運搬することが連邦法で義務付けられていますが、
それにしても、今年に入って相次いで起きている列車事故には、「燃料」に関わる資材が積まれており、事故で流失して近隣の河川を汚染しています。
これら一連の事故が、偶然多発しているとはとても考えにくいですね。
今後は、安全な水道水の確保すら、難しくなる時代が到来しそうです。
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