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2023年国内サイバー攻撃

TREND MICROが国内の2023年のサイバー攻撃動向を振り返りました。

出典:TREND MICRO


■ランサムウェア被害

2023年は「ランサムウェア」の検出数が高い水準を推移していたようです。
2023年4月~6月には過去最高を記録し、その後も高止まり状態でであり、今度も引き続き注意が必要となります。

近年のポイントは「サイバー犯罪者の分業化」が進んでいる実態だといいます。

◎攻撃に使用するツールや攻撃手法を開発、サービスとして提供する者

◎それを購入し、利用する者

というようにランサムウェア攻撃がビジネス化されているのです。

このビジネス化により、技術的なスキルがなくとも対価を払えば、手間を省いて攻撃を開始できるようになったことで、ランサムウェア攻撃増加に繋がっているようです。


■アタックサーフェス

2020年頃から国内でネットワーク機器を攻撃し、組織に侵入する手口が常套化しているようです。

侵入方法としては、「ネットワーク機器の脆弱性を狙い攻撃する」「不正に入手したアカウントを不正に利用する手口」です。

中でも特に被害が多いのが脆弱性を悪用したサイバー攻撃です。
2023年1月~10月に国内組織が公表したランサムウェア被害のうち、原因を公表していている事例の約5割でネットワーク機器の脆弱性が狙われていたとのことです。

■サプライチェーン

ビジネスサプライチェーン攻撃だけでなく、組織間のつながりを経由して、

データセンターを提供する事業者

サービス利用企業

その顧客

というように被害が連鎖していく、組織にとって新たなセキュリティリスクも警戒されています。

また、ビジネスサプライチェーン攻撃の被害も依然続いているようです。
中には、海外拠点へのサイナー攻撃を発端とし、本社やグループ会社および関連会社など計9社へとランサムウェアの感染被害が拡大したケースもあったようです。


「組織においては、サプライチェーン全体でセキュリティを考える必要があると同時に、組織内のセキュリティに関しては拡大するアタックサーフェスや高度化する脅威への対策のアップデートが求められる」とTREND MICROも注意・対策を呼び掛けています。


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