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6万件超/過去最多のフィッシング報告数

2021年12月のフィッシング報告について、フィッシング対策協議会よりレポートが公開されました。

報告によると、昨年末の12月に報告されたフィッシング件数は6万3000件以上になったとのことで、前月より約1万4000件増加している結果となりました。

■有名な企業を騙るメール

上位5ブランドはAmazon、メルカリ、三井住友カードやETC、JCBです。

ずっと上位に位置付けているAmazonのなりすましに関しては依然として、報告件数の約27.4%を占めているそうです。
以前、ブラックフライデーに便乗した詐欺メールが横行していたことを、ブログで取り上げたこともありました。

また、スミッシングについては前月の約3倍に上る報告件数だったそうです。特にモバイルキャリアや宅配便の不在通知を騙る内容が見られ、本物と誤認してしまうケースが多いそうです。


■なりすましメール

フィッシング対策協議会で調査した結果、正規のメールアドレスやドメインを悪用したなりすましメールは、全体の約85.5%に及んだそうです。なりすましメールは、全体の約85.5%に及んだそうです。
調査では81.9 %が中国からの送信IPで、一方で国内からは13%でした。


しかし、不正通信にしろ迷惑メールにしろ、送信元IPは様々なサーバーを経由している事案も多く、実際のことろどこが黒幕なのか不明な場合も多いです。



昨日の記事でも「番号盗用」について書きました。
1つの対策としてDMARCの使用はいかがでしょうか?