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渋谷のストリップ劇場『渋谷道頓堀劇場』での「石原さゆみ」6月公演をリポート

★『俺の旅』ストリップ リポート 4 ★

 2020年6月6日(土)、渋谷の道玄坂にある『渋谷道頓堀劇場』で、開館19周年記念特別興行が行われた。3年前の引退週以来、ちょうど丸3年ぶりに10日間、「石原さゆみ」さんがステージに乗るということで、またしても多くの観客が押し寄せた。

 2017年6月10日の引退後、渋谷の道劇や、岐阜のまさご座、大阪の晃生ショーに時々短期間出演していたが、10日間連続で出演するのは今回が初めてとなる。今年のお正月に引き続き、渋谷でステージを観ることができるということを知り、一ファンとして胸をときめかせて観に行ってきた。

 朝10時45分に劇場に到着。すでに開場しており、入口で非接触型の体温計で体温をチェックしてから場内のロビーの中へ。25番札をもらってしばらく待つ。

 10時52分に受付が始まり、少しずつ場内へ。今回も前から3列目の中央の席を確保できた。観やすくていい席だ。最前列には何度も見たことがある石原さんの追っかけのおじさんやお兄さんたちの姿が見える。なんだか懐かしい気持ちになる。


 場内の座席には一定の間隔で赤いビニールテープで×印がつけられており、並んで座れないようになっている。ソーシャルディスタンス(社会的距離)がストリップ劇場の中にまで及んでいるのだ。

 場内はマスク着用、壁沿いにはアルコール消毒液が置かれている。ポラ(デジ)撮影の時の踊り子との握手は禁止となっている。

 客層は7割ほどが50代以上のシニア世代。30代〜40代が3割ほどといったところ。まだそんなに混んではいない。

 ストリップは開演までのこの時間がなんとも楽しい。これからどんなステージが観られるのか、ワクワクするのである。これは早い時間に来たことで味わえる特権だと思う。


 出演する踊り子は、香盤順に、

1、翔田真央(しょうだ まお)
2、柳るい(やなぎ るい)
3、ささき さち(ささき さち)
4、石原さゆみ(いしはら さゆみ)
5、宇佐美なつ(うさみ なつ)
6、六花ましろ(ろっか ましろ)

 となっている。

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 まずは1回目の公演の様子を紹介。

1、 翔田真央(しょうだ まお)

   赤いドレスで登場。
   火の鳥をイメージしたダンス。
   巧みなステップの後、透けたオレンジ色のショールに。
   鳥の羽を模した扇を持って踊る。
   ブリッジ、逆さエビ反り片足上げ、回転盆でのベッドショー、と進み終了。

   ポラ撮影は青いランジェリーと黒いハイヒールで登場。
   離れてツーショット撮影が面白い。


   常連客の話によると、今日は最近では混んでいるらしい。開演時には満席、立ち見もいる。


2、 柳るい(やなぎ るい)

   初見。5月11日〜20日にデビューしたばかりの新人。
   赤ピンクのキャミソールで登場。
   細身でスレンダー、ストレートの黒髪が清楚感がある。
   若くて色白の美肌、これから人気が出そう。

   長い手足をスラリと伸ばして踊る。
   青い透けた模様入りのロングドレスで再登場。
   盆でゆっくりと脱いで、ベッドショーへ。
   盆の上で白い肢体がピンク色に染まるのが色っぽい。

   期待の新人。がんばってほしい。

   ポラは黄色いレースクィーン風の2ピースで登場。
   行列ができている。


3、 ささき さち(ささき さち)

   銀色の鉄道の車掌ルックで登場。
   銀河を駆ける列車をイメージしたダンス。
   白いシューズで軽やかなステップを踏む。

   服を脱いでYシャツ姿になり、ベッドショーへ。
   スワン、L字開脚と、しっとりと踊る。

   デビューして半年以上経って、だいぶ踊りが落ち着いてきた。
   踊り慣れてきたようだ。
   このまま順調に伸びていってほしい。

   ポラは大行列。蛍光ピンクのマイクロビキニで登場。
   腰上げM字など、難しいポーズをさっそうとこなす。

4、 石原さゆみ(いしはら さゆみ)

   今年のお正月以来、5ヶ月ぶりの観劇。
   ウェデイングドレスで登場。軽やかに回りながら踊る。

   曲に合わせてリズムよくステップを踏む。
   裸エプロンになりベッドショーへ。
   体をゆったりと揺り動かす。

   ポラは大行列。さすがの人気ぶり。裸エプロンで登場。
   2ショットも多い。「ソーシャルツーショットポラ」という垂れ幕を持って撮影することも。

   相変わらずの人気。いつもの追っかけの人もたくさん来ていた。

   オープンショーでのおひねりの数は一際多い。飛び抜けた数と言っていいだろう。

  

 私もポラを1枚、撮影した。楽しかった。

 アベノマスクをしていったら、石原さんにズバリと指摘された。驚いた。

 ポラ列の隣にいた人に聞いたところ、先週は空いていたとか。
   


5、 宇佐美なつ(うさみ なつ)

   初見。白い2ピースで登場。
   アップテンポの曲に合わせて、リズミカルに踊る。
   軽やかなダンス。
   ピンク色のネグリジェになり再登場。
   盆ではスワンのポーズ。
   
   今度の7月でデビュー1周年という。
   美形の顔立ち。
   ポラもかなりの行列。


6、 六花ましろ(ろっか ましろ)
   
   水色のドレスで登場。フランスの貴婦人のよう。白い傘を持って踊る。
   白いミニドレスに黒いガーターベルト、ストッキング姿で色っぽくダンス。
   透けた黒いショールに着替えて、ジャズピアノに合わせてベッドショー。
   片手ブリッジも。

   踊りがすごく上手。リズム、テンポともにバッチリ。
   表情も軽やかでいい。

   鎌倉が似合いそうな上品できれいなお姉さん。
   ショートボブの黒髪がよく似合う。

   ポラも人気。
   黄色いシャツを羽織ってオープンショー。


 ポラ列の途中の壁沿いに、「除菌」の貼り紙があり、台の上にはアルコール消毒液が置かれている。

 3回まわしとなり、15時45分ごろに2回目がスタート。

 2回目の公演の様子を紹介。

1、 翔田真央(しょうだ まお)

   紺色のスチュワーデスの姿で登場。
   黒いストッキング、美脚が映える。
   軽快なダンスの後、白いイスに座って服を脱いでいく。
   
   盆の上に来たら、オナニーベッドショー。
   ストッキングを破いて、秘部をいじる。
   ラストは機内アナウンス風に終了。
   
   スチュワーデス姿が似合いすぎる。
   ポラ撮影時には女性客の姿も。


2、 柳るい(やなぎ るい)

   1回目と同じ演目。
   若い、細い、肌がきめ細かい。
   美形の整った顔立ち。
   まだデビュー2周目、これから人気が出そう。
   
   ポラは水色と白のワンピースで登場。
   すごい行列ができている。


 隣の年配客にポラ撮影のコツをいろいろと教えてもらう。
 撮影前に「ポーズを決めておく」のが失敗しない方法という。
 あとはピントを合わせる場所を間違えないこと。
 事前にメモしておくのが大事とか。


3、 ささき さち(ささき さち)

   マリンセーラー姿で登場。むぎわら帽子をかぶっている。
   元気な感じのダンスを披露。
   黄色いキャミソールに着替えて、軽やかにステップ。
   白いショールをまとって盆へ。
   Tバックの中に指を入れてオナニーベッドへ。
   L字開脚からスワンへ。

   これから伸びそう。
   ポラはオレンジ色のヒモパンティーと、マリンセーラーの上着で。

 


4、 石原さゆみ(いしはら さゆみ)

   赤いマント、白いフレアスカート、白いブーツ、黒いベストで登場。
   踊りながら1枚ずつ脱いでいくパターン。
   中世欧州のお姫様(プリンセス)をイメージした演目。
   キレのあるダンス。
   黒いショールでL字開脚、逆さエビ反り片足上げ。
   ラストは立ちポーズで終了。

   ポラは大行列。黄色いチアリーダー姿で撮影。

   ここで1回目に撮影したポラ写真を回収する。なにげない裏書きがうれしい。


5、 宇佐美なつ(うさみ なつ)

   水色の2ピースに、透明の上着を羽織って登場。
   元気なダンス。
   オープンショーはTシャツで。
   
   ここからダブル進行に。
   3回まわしでも押しているよう。


6、 六花ましろ(ろっか ましろ)

   黄色い半纏(はんてん)に、青い浴衣で登場。
   和のミュージックに合わせて踊る。
   和やかなダンス。

   赤い下着で軽快に踊ってから、赤い浴衣をまとって踊る。

   踊りにキレがあり、和風の踊りも上手。
   色気もある。
   手足が長く、踊りに迫力がある。


 この後に、ジャンケン大会へ。週刊ポストが2名様にプレゼントされる。六花さんがジャンケン役を務める。


   
 2回目を見終わった後、ロビーで休憩する。
 持参のクッキーを頬張る。お腹が空いていた。チョコレートもおいしい。

 3回目は最初の2人のところはロビーで休憩する。
 持参の本を読む。静かにくつろぐ。
 
 3〜4人目をダブルでまとめて観る。
 3回目の「石原さゆみ」さんのステージ、2回目と同じ演目。
 ベッドショーの途中で耳にイヤリングをつける。
 大人の女性を表現している。
 オープンショーの時のおひねりの数がすごい。

 3回目の石原さんの演目を観てから帰宅した。


 開演時と同時にほぼ満席。立ち見もいた。
 時間が経つに連れて客の数も増えた。ポラは大行列だった。
 女性客も数人いた。

 ストリップはコロナに負けていない。夜でも満席で、すごい熱気だった。

 手拍子も盛んで、場内の雰囲気もいい。

 客層は40〜60代が中心。20歳くらいの若者や、80歳くらいの高齢者はほとんどいない。


 久しぶりにストリップ観賞を楽しんだ。復活して本当に良かった。

 観劇後、雨の渋谷を歩きながら、また劇場に来ようと思った。

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〔リポーター〕
イコマ師匠……風俗情報誌『俺の旅』シリーズの編集長。徹底した現場取材をモットーとし、全国の歓楽街を完全踏破。2019年4月の『俺の旅』休刊後はフリーの編集記者として活動中。各種の雑誌や新聞、ウェブサイト、自らのツイッターなどで『俺の旅』を継続している。1973年愛知県安城市生まれ。新潟大学人文学部卒業。https://twitter.com/ikomashisyo


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