阪大攻略ワニ博士|阪大生応援!の問題点について(文貴:PIERROT)

はじめに

現役阪大生たちによる攻略班が情報を発信しているという阪大攻略ワニ博士|阪大生応援!(以下攻略ワニ博士)というアカウントがあります。
たしかに阪大生に有用な情報を発信してくれるのはありがたいですが、結論から言うとtwitterのルールにも、ワニ博士の使用マニュアルにも違反している可能性があると考えられます。
その論点を報道したいと思います。特定の思想を基盤とすることなく、ルールに照らした見解を報道します。

ワニ博士の著作権について

ワニ博士の使用マニュアルによると、学内関係者はガイドラインの事項を厳守さえすれば誰でも使用できます。逆に、学外関係者は大阪大学企画部広報課に許可を申し出る必要があります。

攻略ワニ博士は学外関係者の可能性が高いと推定されます。それは5月7日の投稿で「柴原体育館」を「紫原体育館」と間違えています。これはあり得ない間違いです。「しばはら」と入力すれば「紫」という漢字は入力されないですし、なにより引用ポストで指摘されているにも関わらずまったく修正していないのです。これは阪大の情報を発信するアカウントとしては不適切で、ワニ博士の印象をひどく損ねるものだと考えられます。

また当該アカウントのワニ博士のアイコンもガイドラインに反していると考えられます。アイコンを見てみると、眉毛と眼鏡が追加されています。眉毛に関しては「構成パーツの変更、または一部を省略する」という禁止事項に抵触すると思われます。攻略ワニ博士はきちんと広報課に許可を得ているのでしょうか?

特定の個人、団体などを支援していると誤解を与えるような使用の禁止についてもグレーな部分があります。ワニ博士の使用は、大阪大学以外の企業や団体のサービス内容や事業について紹介する目的であるとは考えられません。

企業か、学生団体か、個人か

企業であった場合、かなりの問題だと考えられます。そもそも学内関係者ではないですし、広報課に許可を得ていなければ、すべてのガイドラインに抵触することになります。また、企業のコンプライアンス的にも他の人の著作物を利用するのはアウトでしょう。

学生団体の場合は、構成員同士でのチェックができるので、柴原の件を修正できるはずです。よって学生団体の可能性は低いです。

個人であればこの程度問題ありませんが、とある投稿内容とほとんど同じ内容が他の大学の関係者を名乗るアカウントでも散見されました。よって個人だとしても学内関係者である可能性は低いです。

まとめ

攻略ワニ博士はその運営形態の如何を問わず、ワニ博士の名において、ワニ博士の利用マニュアルにも、Xルールにも違反している可能性があるアカウントです。Xルールの中に、虚偽の身元情報は違反であり、「あなたが誰か、または誰を代表しているかについて、他の利用者を欺くため、実在しない人物を詐称することはできません。これには、たとえば他者の画像を使用したり、実在する人物または組織との関係を詐称したりするなど、プロフィールまたはツイートで他者の身元を示す1つ以上の要素を使用する行為が含まれます。」とあります。阪大生でないと思われるような言動を見せているのに、阪大生の集団と名乗るのはルールに反している可能性があると言わざるを得ません。
きちんとした説明をするべきです。
大阪大学新聞部は何度も取材依頼をしていますが、返答をいただけていません。

(執筆責任者:PIERROT)



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