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新聞記者が語る!これだけは学生に伝えたい!

著:松島祐也 協力:吉川璃子、目黒大樹

明治大学ベンチャービジネス論のゲスト講師として毎日新聞の佐藤岳幸さんにお越しいただき貴重なお話をしていただきました!!

佐藤さんは30年間毎日新聞で活躍しており、様々な部署を経験した後、現在は医療プレミアというオンライン記事専門のWebページ運営を担当されています。100分間に渡り、記事を執筆する際のテクニックから自身のマインドセットに至るまで、様々なことを学びました。その中で印象に残ったことを3つ紹介させていただきます!

見出しの大切さ

記事が読まれるか否かは見出しによって決まると佐藤さんは言います。アップした記事があまり読まれていなかったら見出しを変えて再度上げなおすこともよくあるそう。一方、週刊誌のような大げさな釣り見出しはしないように心掛けているとのこと。確かにつまらない見出しだとクリックして読もうと思いませんよね… この記事の見出しはいかがでしょうか? 見出しが大事なのは分かったのですがいざ考えると難しい...

新聞のここがいい!

講義中に「オンラインニュースなど様々なメディアコンテンツが出現してきている中で、新聞の良さは何か」という質問に対し、佐藤さんはこう答えました。「オンラインだと自分が好きなものしか読まないけど、新聞には自分の興味がない分野も含めていろいろな内容が掲載されている。全然関心のない分野を読んでみると意外と面白かったりする。そういった新聞の一覧性はネットでは敵わない」自分の興味があることしか読まないというネット時代の弱点を新聞の一覧性がカバーしてくれるということですね。僕もあまり新聞は読めていませんが、これからは意識的に目を通していこうと思います!

当事者にしか分からないことがある

30年間に渡り取材、執筆をなさってきた佐藤さんがこんな記事を紹介してくれました。

二分脊椎症を患った赤ちゃんとの奮闘記を母親が自ら執筆した記事です。ありのままに表現されたその記事からは、母親の一生懸命さがダイレクトに伝わってきます。多くの人の胸を響かせたその記事は結果として100万ページビューを記録し、紙媒体でも取り上げられました。佐藤さんは「当時者にしか分からないことがあるこの記事は実際に悩み苦しんでい人が書いたから読まれた」といいます。毎日新聞の記事には必ず執筆者が明記されています。つまり、「何を書いたか」ではなく「誰が書いたか」はとても大事なことなのです。取材したことをありのままに伝えるという記者の仕事はとても難しいことが分かります。僕もこの記事を書いていて佐藤さんが伝えてくれたことを差異なく表現できているか、とても不安です。汗

最後に

佐藤さんが講義の最後にアツいメッセージをくれたので共有したいと思います!

「現在コロナで、今まで常識だったことがどんどん変化している。この状況を大学生として迎えられる皆さんが羨ましい。皆さんには可能性が無限大に広がっている。コロナで社会が変わる今をチャンスと思い、前向きに捉えることが大事」

受講者コメント


世に出ていないことを書く

吉川璃子

「読まれやすい記事とは何か」という受講生の質問に対して、「まだ世に出ていないことを書くことだ。」と答えていたのが印象に残っている。この言葉により、なぜ記事を書くのかということを再度認識することができた。皆が知っていることを書いても読まれないのは当たり前である。まだ皆が知らないことを見つけえる嗅覚を養う必要があると思った。最近、記事やブログなど文章を書く機会が多いため、「世に出ていないことを書く」ことを今後の指針としたい。


発想の転換と効果的な情報収集

目黒大樹

私は今回の授業で大きく2つのことが印象に残っている。「コロナにより社会が変わるいまをチャンスだと捉えて頑張れ」この言葉は私にとって全く新しい発想だった。
私は今まで、コロナショックやコロナによる新卒採用人数削減などコロナに対してネガティブなイメージしか持っていなかった。このコロナによる社会変動をチャンスと捉え、先々の未来を予測し行動する必要があると感じた。
また人をコアにして情報を取るという話も印象に残っている。無数の情報が出回っている世の中で人を軸に情報を得るという情報の取得方法があることを知った。ちょうど就活に直面しているこの時期、効果的な情報収集の方法を模索したいと思った。


佐藤さんが活躍する医療プレミアはこちら↓

明治大学商学部ベンチャービジネス論講義ブログ↓

P.S 実は僕のゼミで取材した記事が経済プレミアに掲載されているのでこちらもチェック↓


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