【特集②】何が日本経済を破綻させたのか グランドデザインを描けるトップリーダーが必要だ
日本経済社会の劣化の波 1900年頃から、世界経済はミルトン・フリードマンの唱えた「新自由主義」の下、「経済のグローバル化」に走った。
グローバル市場の中で、企業はコストを徹底的に削りに削り、世界で最も安い商品を提供する激烈な競争をする「底辺への死闘」が始まった。企業はコストを下げるためにスケールメリットを追い、企業規模の巨大化に爆進することになる。利益なき繁忙=誰も儲からなくなる産業行動である。アメリカはこれで経済を衰退させ「世界の覇権の座」を降りることになった。ある人