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2023年10月号『ニューリーダー』

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2023年10月1日(日)10:00 更新です。
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#岸田文雄

2023年10月号【目次】

ニューススクランブル

[再選ばっかり考えている]内閣改造って一体何?政策なんてどうでもいいんだ

女性閣僚過去最多に並ぶ5人というけれど 見えなんだよな、骨格は変わっていない 岸田文雄首相が支持回復を狙い、内閣改造・自民党役員人事を断行した。党執行部は焦点の茂木敏充幹事長と萩生田光一政調会長を続投させ、閣僚も松野博一官房長官、鈴木俊一財務相、西村康稔経済産業相、河野太郎デジタル担当相ら6人が留任、政権の骨格を維持。代わり映えのしない布陣という評価を避けようと、11人を初入閣させ、女性閣僚も過去最多に並ぶ5人と清新さを演出した。  しかし、初入閣組は派閥の意向を尊重した順

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【財界】「納期」発言で炎上寸前 政権ベッタリ同友会代表幹事の新浪は持つのか

市民の反発に火をつけちゃった 「45歳定年制」を3年前にぶち上げ、物議をかもした新浪剛史経済同友会代表幹事が今度はマイナンバーカード制度に絡み、政府の対応を積極支持する発言で炎上寸前になった。

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原発汚染水海洋放出開始 中国などの禁輸で水産物輸出減少

食わなきゃいいだろ、は感情的 現場の漁師さんは困惑している 政府の決定を受け、東京電力は8月24日、福島第一原子力発電所に滞留する「ALPS(多核種除去設備)処理水(汚染水)」の放出を断行した。約7800トンを17日間かけて海洋放出する計画の今回の「汚染水放出」は、政府と東京電力が福島県漁業協同組合連合会と2015年8月に文書で約束した、「関係者の理解なしには、いかなる(「汚染水」の)処分もしない」という約束を反故にしたものだ。

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21世紀の日本の国家構想

国家構想の変遷アメリカの言いなり 1853年、ペリーが4艘の機帆船で浦賀の沖にやってきてから、徳川幕府は慌てて大政奉還して、1867年、天皇を抱く「日本国家」を作り上げた。そして西洋の列強国の発展に驚き、鎖国を解き、優秀な人たちが西洋を訪問し、進化した近代産業を目の当たりにし、日本でも繊維産業、鉄道産業、鉄鋼産業、造船産業などを作り上げ、急速に経済を拡大した。そして軍事力をつけていった。  日本は、ロシアの南下政策に対抗して、1904年日露戦争を仕掛けた。ロシアはレーニン

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