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2023年6月号『ニューリーダー』

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ウクライナのゼレンスキー大統領が電撃来日したサミットも終えて、支持率も上昇。さあ、これから防衛費、子供対策にどう立ち向かうか、といったときに解散風。これが党利党略、個利個略の日本…
新連載で憲法を真剣に考えていただければ幸甚です。海外情報も満喫です。 6月1日(木)10:00 …
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#アメリカ

2023年6月号【目次】

~ニューススクランブル~ ~世界総覧~世界はどう動いているのか 📖全記事をお得に読みたい方はこちら📘紙媒体でお求めの方はこちら🗻富士山マガジンサービスでお買い求めの方はこちら ・~・~・書店でもお買い求めいただけます・~・~・

不透明感増す世界景気 不況色が強まる公算大

欧米は利上げ継続へ 欧米の金融政策当局は、5月早々にさらなる利上げに動いた。米FRBは5月3日のFOMCで政策金利の指標であるFF金利を0.25%引き上げて5.0~5.25%とした。引き上げ幅は、それまでの0.5%から縮小したが、水準は約16年ぶりの高い水準となり、リーマン危機前の利上げ到達水準に肩を並べた。22年3月のゼロ金利解除後、10回の連続利上げとなり、15カ月で5.0%の利上げは80年代以降で最速のペースだ。

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米国で人気沸騰中の「アップル預金」その狙いと弊害、日本参入の可能性

年利4.15%の預金に資金なだれ込む ゴールドマンと組みネオバンク化 米アップルが4月17日に米国で開始した預金口座(savings account)が日本でも話題を呼んでいる。株式時価総額が世界最大の350兆円超、年間売上高が50兆円を超す巨大IT企業による銀行預金サービスであることに加え、年利4.15%という高利回りに驚きの声が広がった。全米の預金金利の平均(0.4%程度)と比べると10倍以上だ。

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沈みゆく“ああ、日本の半導体”他国依存、しかも相手を間違えていないか

自動車用半導体が足りないのは何故? 1980年代、世界シェア55%を占めた日本の半導体産業をいかに建て直すか、が問われている。半導体はあらゆるものに必要部品となった。しかし、政府に本気度はない。  日本で唯一残った大国柱「自動車生産」が2019年に計画より320万台減少したのも半導体不足が原因だ。2020年のコロナ発生、2022年のロシアのウクライナ侵攻でサプライチェーンが乱れさらに調達難になり、日本のGDP8.6兆円が消えたと言われている。  しかし、日本の自動車用の半

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チャットGPT、イーロン・マスクとグーグルを走らす 米国金融界を二分するアップルとJPモルガン エルドアンの女婿の優男は「トルコのドローン王子」

リスクと可能性の間で揺れる マクロソフトに掠われた油揚げ またまた、この男の挙動があやしい。イーロン・マスク、今回は「生成AI」で、だ。  生成AIとは機械学習を重ね、自然に近い文章や画像を自動的に作り出す人工知能のこと。マイクロソフト傘下の「オープンAI」が開発したチャットGPTがその代表選手であり、昨年11月、チャットGPTが公開されて以降、世界的な大センセーションを巻き起こした。  マスクは生成AIに対して「強力すぎて人類が制御できない」として反対してきた。マスクは

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Chat GPTどおすんのよ 中国はやる気満々!戦争は人のいない島で2国だけでして欲しい

中国では軍事に最大限利用宣言 使わなければ格差は広がる一方 昨年11月の無料公開以来世界を席巻している生成AI(人工知能)を使った言語ロボット「Chat GPT」。実際の人間の言語能力に迫り、詩も書ければ翻訳も数学計算もできる。特定の条件下では人間を超える創造的な作文力から、世界のChatGPTの利用者はわずか2カ月で1億人を突破、その後も驚異的に増え続けている。米国のニューヨークやロサンゼルスなど主要都市の教育委員会では、これを使えば学校でのリポートや作文、読書感想文などい

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