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240803_綱神社から宇都宮家の墓所へ


朝チャリ_益子方面へ

ここ最近の週末は、折りたたみ自転車を車に積んで神社などの歴史スポット巡りを楽しんでいます。
見つけたスポットはいっぱい写真を撮っているんですが、せっかくなら吟行スポットの提案につながったら良いかなと思って、以下の条件に当てはまる散歩コースを提案していきたいと思います。

 ①駐車場がある
 ②魅力的な場所である
 ③30〜60分の散歩コースである

実際には、車で15分程度移動した先から自転車でおよそ90〜120分くらいかけていろんなところを走っています。その記録のアウトプットとしておすすめスポットを取り上げていきたいと思います。以下は実際に走行したルートです。

おすすめ散歩コース

1.綱神社

綱神社は宇都宮家の朝綱に由来しているようです。以下案内文から引用します。茅葺きの社殿は見ごたえがあります。駐車場は一ノ鳥居の前に数台止められます。

「宇都宮家 3代朝綱により建久5年(1194)創建された神社です。朝綱が公田を横領したとして土佐に配流となった際、早く帰れるよう土佐の加茂明神に祈ったところ、思いのほか早く帰ることができたため、この地に加茂神社を勧請しました。これが今の綱神社として伝わっています。
現社殿は大永年間(1521~1528)に建立された三間社流造り葺きの建造物で、意匠技法とも室町時代の特色をよく表しています。」

綱神社:一ノ鳥居
綱神社:ニノ鳥居
綱神社の本殿

境内には「大倉神社」があります。以下、説明文より引用。
「大同2年(807)の創建で、現社殿は大永 7年(1527)の建立とされる一間社流造り茅葺きの網神社の摂社です。大羽小学校建設予定地に建てられていたため現在の場所に移されました。
斗供や蟇股、手挾などの装飾に室町時代の特徴をよく表れています。」

大倉神社


2.地蔵院

日本遺産に登録されている地蔵院。大きな本殿と、地蔵院観音堂に加えて、菩提樹、地蔵堂など見どころがたくさんあります。

地蔵院
地蔵院本堂

特徴
側柱は角柱、内部は円柱、阿弥陀堂式の平面を構成する。
桂間法8尺4分、斗供は二手先組、
つなぎ血深先を肘木に作りだし斗供を
組み込む。内陣格天井中央一部折上天井、
花鳥、飛龍、風風の彩色画が填められ
ており、鏡板長押びわ材彩色仕上げ。
来迎#2本は後寄りに立て、前方に須弥壇を設け、春日厨子を安置する。
春日厨子は鎌倉時代の作と見られ毛影
り金具等優雅である。

地蔵院観音堂

特徵
堂宇は三間四面で中央間ロー。七二米
両側一。一五米であり、実長四・二四米
四方の規模の小さい堂である。柱は高さ二。三〇米の栗材を用い、面取角柱である節気のない建築手法であるが負に年代の古さを見ることができる。
●昭和五十八年度に解体修理
かやぶき
現在の銅板葺はこの時幕の上に銅板をかぶせたものである。
町指定 昭和四十八年二月七日
益子町教育委員会

3.宇都宮家の墓所

 下野国の武士、宇都宮家の墓所ですが、なんと第33代までのお墓がずらっと並んでいます。ここまで集まっているものはあまり聞いたことがありません。それぞれに誰のものか小さな表示が掲げられていますが、残念ながら読めなくなってしまったものもあります。

地蔵院から宇都宮家の墓所へ
宇都宮家の墓所
宇都宮家の墓所

以下、案内板から引用します。

「宇都宮家の墓所
中世宇都宮家は下野国の有力武士団のひとつ。その第3代朝綱は、隠棲した尾羽寺
に、初代宗円、2代宗綱、天逝した4代業綱の墓を築き、墓付き家臣を置き、自らの墓も定めて宇都宮家の菩提所とした。豊臣秀吉により22代国網が改易され、その後水戸徳川家に仕えてからも墓を築き、大正時代の33代政綱までまつられている。33代のうち
29基が五輪塔である。国綱改易の時、多くの家来が土着し、墓を守り続けた。」

というわけで、この3箇所は隣接しているので、歩く距離は大したことありません。ただし、見入ってしまうと30分では足りないかもしれません。ぜひ時間に余裕を持って歩いてみてください。

おまけ:里山散歩コースへ

綱神社から里山散歩コースがありました。実は、まだこっちは行ったことがありません。さらに健脚の方は、チャレンジしても良いかも。

里山散歩コース

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