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NDIがライブ配信を変える⁉
この技術を使うと何がいいかというと、同じネットワーク内であれば遠隔地の映像をすぐに配信で使うことができます。Zoom・Skype・Teamsなどの映像やテロップを合成した状態で共有もできますし、カメラの遠隔操作も出来ちゃいます。しかも配線をかなり簡略化できた状態で。って、そんなの今まであったと思われるかもしれませんが、メーカーやソフトウェアが違ったらどうでしょう?基本的には同じメーカーの同じソフトでなければ難しかったと思います。「NDI Zoom」とか「NDI Skype」で検索すればこれらの成功例はすぐに見つかると思います。
なので、今回ここでは別の使用例をご紹介したいと思います。下の動画はVJソフト「VDMX5」で出力した映像(正確には今回は静止画)をOBSにNDIを使って送り、簡易テロップ出し(ポン出し機)としてテストした様子です。
一応、送ることは出来ましたがまだまだ課題があります。
・タイムラグ
ご覧いただいて分かる通り、テロップを切り替えてからOBSに反映されるまで若干のタイムラグがあります。しかもテロップによってラグの時間が異なる。
・合成出力モードではアルファチャンネルで抜けない?
大半のVJソフトがいくつもの映像(レイヤー)を重ねてプロジェクターなどで映像を映し出しますが、その状態ではこのソフトの場合アルファチャンネルを認識しない?今は、素材のレイヤーを直接見ているので綺麗にアルファチャンネルで抜けた状態でOBSで合成できています。
※先ほどTwitterでモードを変更すればいけるかもしれないと情報頂きましたので後ほどテストしてみます。
・上記の状態ではフェードイン・フェードアウトも出来ない。
なのでこれが解決できればMac1台でテロップや映像のポン出しが簡単にできそうです。
続いては下の2枚の画像です。
上がWindowsパソコンからイネーブル株式会社さんという会社さんが出している「PNGテロップソフト」と「野球中継テロップ」の映像をNDIを通してMacに送っている様子。下がNDIから送られてきた映像をMacのOBSで受信・合成させている様子です。この2台のパソコンはケーブルでは繋がっていません。同じネットワーク内にいるだけです。もちろん、合成させた映像はそのままライブ配信も出来ますし、HDMI出力端子などがあれば、そのままテレビやプロジェクターに映し出すことも出来ます。
ちなみに、「体験評価版」と出ているのは野球中継テロップが体験版の為です。PNGテロップは無料版もあるので、そちらだけ使うのであれば透かしやウォーターマークは出ません。
このように同じネットワーク内でNDIという技術で繋がっていれば、OSやソフトを気にせず、配線もかなり簡略化でき、予算も抑えつつテレビ番組のような高度なライブ配信が出来るようになりそうです。
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