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オリキャラのアイシングクッキーの制作を依頼することでオタクとしてのQuality of lifeを高めていく(追い詰めていく)

■注意書き

 この記事はケモい人たち、つまりケモナー向けなのでそれ以外の方は回れ右して下さい。

■なぜこうなったか

①友達が『パウ・パトロール』というキッズ向けアニメにハマる

②『パウ・パトロール』はキッズに大人気なのでキッズ向け商品が豊富

パウ・パトロールお誕生日ケーキとかも余裕である

④Google画像検索すると町のケーキ屋さんが野良パウ・パトロールお誕生日ケーキをオーダーメイドで作っている画像もざくざく出てくる。

⑤しかもどれもこれもクオリティが高い

⑥オーダーメイドスイーツby町のケーキ屋さんという沼を知る

⑦でもまぁこうなるよね


でも、ケモナーはオリキャラを作りまくる生き物だから……

■Rock ’n’ Roll YEAH!!!!

 このご時世、グッズを作るのって簡単なワケです。アクリルキーホルダーに缶バッジ、シールにホンニャララなんてものはおたクラブさんに注文すれば小ロットで高品質なものを作って貰えてしかも安価。金属のピンバッジとかラバーストラップ以外はちょっとお金を出せばすぐ実現可能であり正に日本スゴイ。なので人とは違った変わったことをするのって本当に創意工夫が必要だよなーと思っていた所急にオーダーメイドアイシングクッキーが来た? 急や。いや絶対同じようなことを考え実行されたオタク先輩は女性向け推し☆推し☆界隈な方々に1億人は居られると思うし推しキャライメージカラーのオーダーメイドケーキとかInstagramで見たことある訳なのですがでも俺の人生は俺が一番であり他人の事よりも俺が俺であることが何より大切だから……。今のこの気持ちを大切に、この一瞬一瞬を一番の自分で生きていきたい! ということでオリキャラアイシングクッキー作っていきましょう!
……とはいえ、さすがに自分一人で「コレ ジブン オリキャラ オマエ オリキャラアイシングクッキー ツクル……」とか言うのは死ぬほど勇気が要ります。大丈夫か自分、人生に疲れすぎてないか? ってなります。自分は果たして完全に狂ってしまったのか? 理解のあるケモナー友達に人生相談することにしました。

僕「お互いのオリキャラのアイシングクッキー発注してプレゼント交換会しない?」
いいよ「友」

いやーやっぱり持つべきものは生け贄友ですね。アクセルベタ踏みでレッツゴーです。

■実録ルポ ケモナーmeetsクッキー屋さん

 幸いにも、自宅から少し離れたケーキ屋さんがオーダーメイドアイシングクッキーを受注されていたので災難ですね標的はそこや依頼させて頂くお店選びは即決定。というのは当然そのお店も同様に版権モノNGであり、そんな中で「これオリキャラなんで著作権とかノープロブレムです」と説明をする必要がでてくる訳です。そして今って簡単にパクりパクられ著作者詐称ができる世の中でもある訳で、自分が著作者だと上手く分かりやすく証明するのって難しいよなーと。そもそもオリキャラスイーツ作ってくれとお願いすること自体狂い人の行動。そういう事情もあり、友に協力を求めた次第でもあります。つまり、分かりやすいストーリーの構築です。その友達は着ぐるみのオーナーであり、Twitterにイベントで撮影された写真をいくつかアップロードしてます。ということで――

「友達は自分で作った動物のキャラクターの着ぐるみを所有してイベントに参加したりして、アマチュアですけど精力的に活動しています。そんな友達を応援したいので友達のキャラクターのアイシングクッキーを注文したいです。彼のTwitterが証拠です」

 嘘は言ってないぞ、嘘は。まず分かりやすいストーリーがある友達分から最初に相談し、その後「お互いのキャラクターのオーダーメイドクッキーを注文しあいっこする事になりました」に繋げる。うーん完璧な作戦です。ということで相談にお店に伺いましょう。オタクの生兵法は果たして通用するのか?

オタク「あっあのすみません、オーダーメイドクッキーの事で質問がありまして、著作権的なものがNGというのは理解していて、なので著作権的にOKなもののご相談なのですが、友達は自分で作った動物のキャラクターの着ぐるみを所有してイベントに」
店員さん「あ、大丈夫ですよ。予約受付開始したら公式ページからメッセージ下さいね」

 即OK。人間の本性とは限りなく善であり、悪なのはオタクだけ。オタク、百戦錬磨のケーキ屋さんの優しさに即敗北。話通じるのが早い! しかし話が早い=ツーカーではないので、家に帰ってまずはお店に今日の応対のお礼と、「お互いのキャラクターのオーダーメイドクッキーを注文しあいっこする事になりました」という旨の内容をメール(先方さんの記憶に残してもらうために)。そして友達と改めて打ち合わせて、お互いがお店に送る予定のメッセージに矛盾問題がないかを擦り合わせて画像の準備もバッチグー。予約開始時刻にゼロ打ちドーン! 1か月後、完成!

■ウワァ……

ウワァ……
キャラクター名のカタカナクッキーを同時に依頼することによりSNS時代の映えとバイラルマーケティングを意識した素晴らしい構成を目指しそれに見事に応えたクッキー屋さんの仕事ですが残念ながらケモナー案件なので映えもバイラルマーケティングも×0倍効果無効になってしまうのだ

 いやークッキー屋さんに超絶希望通り素晴らしくプロフェッショナルに仕上げて頂いた結果テンション上がりすぎてなんか罪悪感までこみ上げてきましたね……。いやいや本当ありがとうございますマイフレンドアンドスーパークッキー屋さん……!すげーーーーー!

 ちなみにこちらが友人にプレゼントしたクッキー。こちらも素晴らしい仕上がり。ということでケモナーの皆さんも自分の追い詰め方としてオリキャラのアイシングクッキー制作依頼を候補の一つに入れてみるのも一興かもしれません。
 しかしこれ、勿体ないけど食わないといけないんだな……。全然考えてなかったんだけど……。

ちなみにこちらはクッキー屋さんの名誉のためにアップロードさせていただいた普段制作されている販売用クッキー。かーわーいーいー

Special Thanks:某クッキー屋さん 生贄の友達


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