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週刊明るいラスベガス12/29/21

いよいよ年の瀬です。如何お過ごしでしょうか? あっという間に1年を振り返るタイミングとなりました。ネバダ観光サービス通称ネバカンにとっては復活への1歩を踏み出した年となりました。来年は更に明るいラスベガスにしていきたいものです。このご時世なのでコロナ情報多めになりますが、今年最後のローカルニュースをお届けします。では皆さん良いお年を!!

★今週のラスベガスニュース★

連邦上院議会民主党院内総務を長年務めたハリー・リードが火曜に死去しました。82歳でした。マッカラン国際空港が今月、ハリー・リード空港へ改名されたばかりでした。長年親しまれてきたマッカランという名称は数年前にアメリカで起こった警察による黒人に対する暴行事件などをきっかけに、「マッカラン氏はユダヤ人を排除するなど人種差別主義者だった」との史実が問題視され始め、改名論が一気に加速し、変更されました。

ハリー・リード氏は1939年サーチライト生まれ、ユタ州立大学を卒業しワシントンDCで米国議会警察の警察官として働き、ジョージ・ワシントン大学の大学院に夜学で通って弁護士の資格を取得。1968年にネバダ州議会下院議員となり、ネバダ州副知事などを経て1982年に民主党下院議員に初当選、87年からは上院議員に転身し、党上院トップの院内総務などを務め、オバマ政権時代には、「オバマケア」と呼ばれる医療保険制度改革の実現などに尽力しました。2016年の上院選に出馬せず、2017年に引退しました。

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ラスベガスの30か所以上で使用済みクリスマスツリーのリサイクル回収を1月15日まで実施中です。ツリーはチップ化されてマルチング材となり、公園の植樹の保湿などに利用されます。昨年は1.8万本を回収しスクールバス10台分の埋め立て地を節約しました。ライトやオーナメントなどの人工物はすべて外すことが条件です。

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イケア・ラスベガス店の東側にある空き地に空いた大きな穴が埋め立てられました。元々高層マンションが建つ計画で工事が始まりましたが、住宅バブルの崩壊で頓挫して放置されていました。スポーツジムのライフタイム社が買収し、ジムや屋内外のプール、スポーツコートなどを建設します。2024年頃に完成予定。

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ゴーゴーズは大晦日と元旦にベネチアンカジノで公演する予定でしたが、スタッフ間でコロナが流行したことから2/11~2/12に公演が延期になりました。チケットは両公演とも完売していました。80年代にガールズバンドとして初めてアルバム6週連続1位。今年ロックの殿堂入りをしました。

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★コロナ&ワクチン情報★

クラーク郡(ラスベガスがある行政区)が本日12/29付けのコロナの新規感染者は1日2201人で、今年の1/11に報告された2320人に匹敵する数となりました。州内のオミクロン感染者数は36人で、実際にはさらに感染者がいるものとみられています。死者は1日15人。検査の陽性率は10.1%で2桁は8月以来。入院者数は895人。ワクチン接種率は53.63%。

オミクロン株の流行によりラスベガスのコロナ査場会場で行列ができており、UNLVのドライブスルー検査では数時間待ちの状態になっています。警備にあたる陸軍兵士は今までで一番混んでいるといいます。調剤薬局のウォルグリーンやCVSでは自己検査キットが売り切れています。

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またイブから28日にかけて、アメリカ民間航空会社の国際線及び国内線はおよそ3000便がキャンセルになりました。その原因は、米国の航空業界の人手不足です。元々の雇用が減少したうえに、パイロットや客室乗務員に広がる新型コロナの感染と言われています。

ラスベガスのハリー・リード国際空港でも週末から少なくとも200便が欠航しました。クリスマス休暇にラスベガスを訪問している人々の足にも大きな影響が出ました。

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