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主に真摯であること

その時々の出来事はその人にとって必要であるから起こる。

私のこれまでは起こる出来事に対して受け身だった。きっと産まれた時から生きたくなかった様に感じる。自分でこの人生を選んできたのに。その選んできた今世に受け身でいては楽しさに安らいでなんていられないのは当然だ。たぶんきっとこれまでの48年間、盆と正月が背中合わせの日々でもそれでも何とか生きる事ができたのは必要であったからだと思えた。記憶のない子供の頃。家族とのあれこれ。お金の出来事。母親を看取った。大好きな人の死。もろもろ。。。その度に泣き立ち直り生きていた。今となってはその事柄をこなしている時にユーモアもあったので振り返れば笑ってしまう部分もアリましたね。そんなこんなをクリアしていると私に急に「スピリチュアル」がやってきた。この衝撃ったら。小さなピンクと白の壁の営んでいた小さなbarにやってきた。目にみえるものにしか対応していなかった私に稲妻が降りた。それ以来スピリチュアルの虜のなっていた。あれよあれよと言う間にインドの聖者と言われる人物の瞑想ルームに毎週通う事となり私だけの先生がついてくれてマンツーマンでノンデュアリティについて学んだ。すると強烈に心が動く出来事に逆らう事ができずピンクと白の壁の空間は必要なくなった。

それから数年。中学生の頃から気になっていた事を知りたくてその分野の仕事についた。言葉がなくても信頼関係を築く事ができる自分がいた。その仕事のおかげで44歳で妊娠に気づき、45歳で初産の子育てはとても楽しく過ごす事ができている。何より妊娠中に乳がんが見つかった事が今の自分にとって必要だったのだ。パートナーの素早い動きで20代からの友人の知り合いの人にタイミングよく見てもらう事が出来て手術も投薬もせずに彼と食事療法で対応した。医者からは素早く手術や手術前のいろいろな検査を進められたが断った。聞いたところによると1年にひとりほど妊娠中に乳がんが見つかるらしい。その時期タレントの方で乳がんで亡くなった方の事が巷で話題になっていたので乳がんのエコー検査が1ヶ月待ちになり、お腹のタカラモノが7ヶ月になったので治療は出産をしてからと言う医者の見解から治療をせずに済んだ。
その時は何度が泣いたがそれより「自分で治すんだ」と言う想いが強かったと思う。妊娠中の食事療法は辛かったがパートナーと彼のおかげで続ける事ができた。無事に子供を産む事ができ今では「ママのパイパイの病気治ったよ」と息子に教えてもらっている。息子は私に病気を教えるために来たという。

その出来事から私の生活は受動的でいる事ができなくなった。目を瞑り怖い事や苦手な物、事を見ずにいられなくなった。今年に入り前から気になっていた方の個人セッションと8ヶ月間のセミナーを受ける事ができた。そのセミナーで自己受容についてみっちり学ぶ事ができた。親との関係や心の傷などかなり理性的に分かりやすく私には合っていた。
そして産まれてきてからの出来事が少しづつ紐解かれた。その時にトートタロットと出会った。20代でタロットを手にした事があったのをそれまで忘れているくらいだったのにピンクと白い壁のあの空間の時に知り合った人のお知らせを見て心が躍りまくってしまったのだった。そしてトートタロットは魔法使いであったのだ。私の生活をくるっと変えてしまった。目に見えない世界の入り口だった。そんな世界をあからさまに見せ付けられては自分を認めるしかなかった。そこから松村潔先生、ドロレスキャノン,QHHTと繋がった。

12月の新月あたり、強烈な恐怖を体験した。このところの残っている部分の炙り出しが始まっているのは分かっていた。これは父親との関係についての事だ。「甘える」「弱い自分できない自分を認める」これが頭の中を廻り続けていた。パートナーに伝えたいのに恐怖で言えない。告げるきっかけとなったのは「このままではまた病気になっちゃう」という想いだった。カッコ悪いとか嫌われたらどうしようなんて次元の問題ではなかった。乳がんになった原因は分かっていたのでまた繰り返すのは嫌だった。

生きる選択をした

すぐにはスッキリとはいかなかったが徐々に軽くなっていった。
目を瞑ると ”何本もの白く輝く光の線が広がりながら高く登っていき、その中にきらきらと光る何色もの鉱物たちが祝福するかの様に鏤められていた” 
私は幸福感と達成感を味わった。
最近は白く輝く光が良く出てくる。まるで「そうだよ」と言ってくれているみたいに。見えない世界と見える世界の比率が変わったか?やっと本来の自分を見る事ができる様になったのか?
まだその出来事からそんなに経っていないけれど好きな物や素敵な物を沢山見ている感じがする。やってみたい事は沢山あるけれどそれは本当なのか。自分に向き合い素直になれれば自ずとそれはやってくると信じる。
自分を信じる。
勇気をもって。

そして一番変わったと思うのは「みんなに本当に感謝しています」と心から言いたい。これまで助けてくれて本当にありがとう。
今までで一番楽しく生きられるね。




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