高校一年生から10年後に大学受験を始めた話 #02 Strategy Part 1

Neun(ノイン)と申します。前回の記事で合格体験記みたいなものを書いたので、受験戦略について少し書いてみます。

志望校の変遷

社会人入試
電気通信大学と横浜市立大学でほぼ固まっていました。一応、横浜市立大学についてはQ&Aに「他大学との併願可能」と明記されています。電気通信大学は総合型選抜のため入学確約ですが、横浜市立大学より入試日も合格発表日も遅いため問題ありません。また、電気通信大学の合格発表日より横浜市立大学の入学手続日が遅いため、この2校に関しては併願可能でした。

一般入試
こちらに関しては本来2ヵ年計画で2023年度(一応、予備で2024年度)まで入試を継続しようと考えていたため、かなり変わりました。
国公立大学については、2022年度はあまり合格の可能性は高くないと思っていたので、理転と芸転を試みるイヤーにしようと思っていました。前述の社会人入試でも横浜市立大学のデータサイエンス学部、電気通信大学の先端工学基礎課程と文理融合ないし完全な理系学部でした。そのため、

前期:東京藝術大学 音楽学部 音楽環境創造科
中期:(受けるとすれば)兵庫県立大学 社会情報学部
後期:筑波大学 情報学群 知識情報・図書館学類
独自日程:(受けるとすれば)国際教養大学、新潟県立大学

というイメージでした。実際には共通テストの結果などによって変わってきたでしょうが、結果的には共通テストの出願が間に合わなかったため、無になりました。
私立大学は、まず12月に奨学生狙いで神奈川大学と国際医療福祉大学を受け、合格した場合は入学後に国公立大学を目指して仮面浪人する予定でした。
その後、2021年度に引き続き国際基督教大学と慶應義塾大学のSFC2学部を受けました。
この他に早稲田や慶應の人文系学部、MARCHや成成明学獨國武、南山大学などを併願しようとしていましたが、社会が詰め切れなさそうだったため、中央大学の国際情報学部(英語・現代文のみ)や武蔵大学の国際教養学部(それらに加え数学基礎という科目は必要でしたが、サンプル問題を見る限りなんとかなりそうだった)など、2教科受験のできる大学に絞りました。
最終的にはそれらも日程の合わなさや費用面(遠征が必要、また合格後に入学するかが微妙だった)などで出願しませんでした。
後期日程に東洋大学の夜間や、東京理科大学の第二部(夜間)も学費の面で考えていました。

2023年度は、共通テストの全教科に加えて、数学を2次レベルまで詰めようと思っていたため、

前期:一橋大学 ソーシャル・データサイエンス学部
中期:(受けるとすれば)兵庫県立大学 社会情報学部、または名古屋市立大学 薬学部 製薬学科
後期:一橋大学 ソーシャル・データサイエンス学部/経済学部、または筑波大学 情報学群 知識情報・図書館学類(共テが一橋の足切りにかかりそうであれば)

という想定でした。
私立大学は数学受験で同志社大学の文化情報学部や東京理科大学の経営学部、明治大学の総合数理学部などを併願する感じだったでしょうか。ただし上位合格で奨学生などに選ばれない場合、入学はできなかったと思います。国際基督教大学の奨学金(これは出願時に申し込むタイプなので、上位合格者とは意味合いが少し違います)も国公立対策を十分にしたこの年でなら取れそうという感覚でしたが、いい意味で予想外に1年早く合格したという感じです。

2024年度は、現行の共通テストから教科が変わり、初年度は経過措置が設けられそうだった(+慶應SFCで情報を選ぶくらいには「情報」科目については苦手意識がなかった)ので、全落ちや不測の事態に備えて予備として取っておいた感じでした。そのため、志望校はここまでは考えていませんでした。強いて言うなら一般受験生からするところの浪人のようなイメージだったため、東京大学を目指していたかもしれません。

志望校選びについて

再受験か初受験かによっても変わってくるとは思いますが、医歯薬系以外であれば自分の学びたいことで学部を決めるのが一番なのではないでしょうか。高校卒業後少し間を空けての受験でもない限り(その場合ほとんど1~2浪と変わらないと思います)、就職での新卒カードを切ることは基本的にできないので、大学名や序列などを基準にする必要はないと思います。もちろん教養学部のある東京大学に行きたいとか、結果として高みを目指すことは何ら問題ないですが。私については高校であちこちに関心を持っていた上に卒業後にさらに広がってしまったので、Late Specializationの国際基督教大学に入学して、できる限り教養を深めながら適性を確かめていき、専門性は大学院でつけるという茨の道を選んでしまいました。
社会人入試については別記事で書きます。

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