【思考の書き出し】2020.04.20-01

【仕事】自分が好きなことをして、それで食っていけるんだったら苦労しない。そんなことが出来るんだったら、誰だってそうしてる。その点、YouTuberは、自分の好きを誰かに伝えて、自分も相手も楽しみながら成長する機会を生産し、それで食っていっているのだから、本当に凄い。自分もその道を考えるのもありかも知れないけど、現実、そこまで上手くはいかない。

自分が好きなことをするために、自分の人生を、「楽しい」を守るために、働く。大学生までは、多くの人は、親の庇護のもとに自由を謳歌することを許されていた。日本の社会では、少しずつ変わってきてはいるけれど、少なくとも僕は、会社に入り、食い扶持を稼ぎ、余剰資金で自分の「好き」を楽しんでいる。人生の目的は、この「好き」であり、仕事はあくまで手段でしかない。そりゃ仕事にだって楽しい側面はあるが、あくまで手段の域であり、生きる目的たり得はしない。

この目的と手段が一致している人を見ると、とても幸せそうで、とても羨ましい。先に挙げた例でいえば、YouTuberがそれだし、パッと思い浮かぶのは、猟師・漁師ではなかろうか。あと農家。自分が口にする命を自然から奪ってきて、それを自分で解体し、加工し、口に運び。この営みだって、他の仕事と変わらずルーティンではあるものの、どうしてかオフィスワークとは全くの別物に見える。あと、伝統工芸に限らないけれど、昨日テレビで見たものでいえば、椅子の職人さんなども、仕事と好きが一致しているように見える。そりゃ、経済的には豊かではないかもしれないが。好きを楽しむことと、経済的に豊かであることと、トレードオフなのだなあ。

さておき、自分の人生に当てはめて考えると、さすがにYouTuberとしても、猟師・漁師、農家、家具職人としても、生きていくことは考えづらい。そういったオルタナティブを考えるのは楽しいし、その憧れが嵩じて、自分の好きになり、手を出しているにつれて、その好きが仕事になり、それで食べていけるようになるかもしれないが、そうはいかない。まずは食べていかねばならぬ。好きを楽しむためには、目的のためには、考えるよりも何よりも、まずは手段、まずは仕事なのである。

だからいま、都心にオフィスを構えるメーカーの経理として働いているわけだが、この仕事に人生を振り回されるのは、はなはだ癪である。仕事自体は嫌いじゃない。まだ2年目になったばかりの自分を優しく指導してくれる先輩もいれば、簿記の考え方も、経営に割と近いのだって、楽しい。今のところあまり快く思っていない転勤の可能性についても、いざ転勤してみたら楽しいだろうことも、その後の人生の幅を広げてくれることも承知している。ただ、あまりにアンコントローラブルだし、もう少しコントロールしていたい。

そのような選択肢を手に入れるには、仕事ができるようにならねばならず、じゃないと社内での道を拓くことも、社外への道を拓くこともままならない。今は仕事を頑張るべきなのはわかる。ただ、自分の性分としてあるのは、目の前のことだけを考えて生きるのは苦手なのだ。常に、今の自分とは異なる自分に思いをはせていないと、やってられない。そんなことをしているから、目の前のことに身が入らず、要領も悪く、周囲の方々にご迷惑をおかけしてしまうのかもしれないが、たぶん、目の前のことだけをやろうとしたら、よけいに仕事がうまく回せず、近視眼的になり、よけいにご迷惑をおかけするだろうと思う。

というわけで、仕事は好きを満喫するための手段でしかないし、好きを仕事にする道も常に模索しようと思うし、できるだけ自分の人生をコントロールできそうな環境に身を移す(転職する)ことも常に考えていたい。もちろんあとは安定していることも、好きを満喫するうえでとても大事である。

しかし、好きを満喫するうえで、転勤は別に絶対に避けなくてはならないことではないし(アンコントラーブルではあるが)、転職を考えるにしても、優先順位が一番上、ということはない。


彼女と転職について話していたときには、転勤が嫌になったこと、農業に関する仕事をしたいと思ったことを理由に、転職を考えていると伝えた。彼女としても、人生設計を考えると、地方への転勤の可能性がある状態は避けたいようだったし、そうなると僕は近いうちに転職する必要が出てくる。

しかし、当初想定していたよりもコロナ不況が凄まじく、たとえ転勤があるにしても、今の比較的安定している状況を失いたくないし。

また、自分の仕事を、もっと、自分の好きに近づけることを考えて、「農業に関することをしたい~」と宣っていたが、いざ仕事を探してみると、就農して農家になることは今の自分には非現実的だし、また、農業系のベンチャーに行き、自分の得意(経理)を捨て、今の安定を捨て、そこまでしてやりたいことではないと思った。そこまでして転職して、幸せに働いている自分を想像できなかった。そこまで(仕事にするレベルでまで)、農・食を好きなわけではないと理解した。本当に好きで好きで仕方がなければ、寝食を忘れて働き続けても、全く苦でなく、むしろ幸せでしかないだろう。しかし、農・食は、僕にとってそこまでのものじゃない。

また、農・食に限らず、僕の好きは、ちゃんと稼げないのであれば、仕事にするレベルで好きなものではない。それさえやっていれば、貧乏だってかまわない、というレベルで好きなものでは、ない。

となると、手段でしかなに仕事で大事なのは、忙しすぎないこと、自分が比較的得意なことであり、人並みに時間をかけていれば物に出来ること、安定していること、首を切られる心配などしなくてよいこと、休みを十分にとれること、できれば、自分の住みたいところに住めること、である。最初に書いたことのほうが、優先度が高く、後の方が低い。住みたいところに住めるのであれば、多少不安定でもよい、などというように考えることは、僕にはできない。

だから、地方や海外への転勤を人生設計に組み込んでいないあなたとは、一緒にいられない。


【経理】これは、食べていくための武器。簿記・BATIC・ビジネス会計。ゆくゆくは、USCPA・税理士・公認会計士。ほか、語学で挙げると、TOEICはもういいけど(多読・実用リスニングは要継続)、HSKは確りと点数を上げていきたい。あと漢検。語学力を伸ばすうえで、母語の語彙が足りないのをヒシヒシと感じる。増やすべし。

【副業】現在のフルタイムの仕事に悪影響を及ぼしては元も子もないので、時間に制約されないものに限定される。よく言われるもの:FX、転売、株、アフィ、ライター…)。

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ここまでが、仕事。手段の話。ここから先は、僕の「好き」の話。

【心理】放送大学で開講されている、公認心理師の資格取得に必要な単位に対応したテキストを揃え、独学に努める(https://www.ouj.ac.jp/hp/purpose/sikaku/psychology/kounin/01.html。『科目名 テキスト』で検索すれば、ちゃんと教材がヒットする)。

【宗教】得度を目指す。その後、臨床宗教士を目指す(https://www.sophia.ac.jp/jpn/otherprograms/griefcare/kouza/shikaku3.html)。

【移民】まずは、大学で研究していたことの続きを、自分で研究して、具体的なフィールドには、徐々に足を運ぶ。参加しやすそうなイベントには足を運ぶようにしようと思うが、まずは勉強。農業についても同様。具体的な問題意識を持つには、まずは最低限の知識が必要だし、とりあえず気軽に参加してみることも必要。

【農業】まずは勉強。それから、毎週、イベントを探して、出かけられるものには参加してみる。あと関連して、食そのものについて、もっと考えるための知識と経験を増やしたい。ジビエ。

【木工】カトラリーづくり。この自粛期間中に、始めよう。

【語学】英語、中国語、エスペラント、ハングル。継続。Duolingo。

【その他】あと、ちゃんと継続したいのは、無理のない運動(縄跳び・ジョギング)、チェス・将棋・トランプ(ブリッジなど)、美術館巡り、名作鑑賞(映画、文学)、読書(今は加藤周一。老荘思想)。歴史(古代史、近現代史)、地下巡り。

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・為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり

・言葉→行動→習慣→性格→運命

・If you talk to a man in a language, that goes to his head. If you talk to a man in his language, that goes to his mind.


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