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焼岳 - ナオタウロスの冒険 / 0720

今日の良

・直人くんもきてくれたのは久しぶりの登山。私は、3人での山行もけっこう好き。直人くんが集合して即アンダー5のたくさんしてきて可愛かった。話し相手が欲しかったのだろうが、お笑い番長みたいな顔してるくせに未チェックでごめん。

・なんだかんだ2週空いての登山だった。3週間も会わないと、話すことたっくさんで、3時間半の運転も全く飽きないよね。お互い会ってない間も、人生進めててえらすぎだよ。
私は最近、仕事でできないことがあってしんどい時間もあったんだけど。初めての1回目はとにかくうまく行かなくてその日の夜は泣いてふて寝する、みたいな感じなのだが、2回目からは自分の中のハードルが下がっているのか気負わずできてうまく行くことが多く。とても成長している実感があるので、最近はできないことがあった時も「あ〜また成長できるな」って思うようにしてるんだよ、って自分の口から出ているセリフを自分の耳で聞いて、「私ってそんな風に考えられるようになったんだ」って思った。ジュンは私と似てないけど、ジュンと話すのって、もう1人の自分と対話してるみたいなんだ。

・最近のジュンの性格が高校時代と変わりすぎている件について、私と直人くんのせいなんだけど、そのことを話したらジュンが「責任とってね♡」と言ってて、怖かった。

・私今年は、ちゃんと調べてから登山するって言った気がするけど、焼岳が百名山なことすら知らなかったから上半期の振り返りとしては赤点だと思う。
そういえば上半期終わったのか。自分の中で振り返りをちゃんと言語化しておきたいな。

・登山口に行くまでの道の脇に、登山口からあぶれた車がいっぱい停まっていて、「こんなところから車停まってるの!?登山口どんだけ混んでるんだろう」と不安になった。停められるところあるかな、路肩に停めるの気がひけるな、と思っていたら、登山口の駐車場本体自体が路肩みたいだったから、登山口には停められなかったが少し降りたところで安心して駐車した。

・直人くんがトレッキングポールを導入していたんだけど、すごく良いと言っていて、これがめちゃくちゃよかった!「これが俺の最終形態だったんだ」って言ってて、やっとナオタウロス状態になれたんだね、と話した。だとしたら今まで足の数半分で喰らい付いてた方だし、登山初めて1年半越しにやっと本当の姿になれてよかった。ポールの良し悪しをジャッチするためにジュンに「今日の山って今までのどの山くらいのレベル?」と確認してて可愛かった。
「今までの山で1番疲れてない」と言っていて、直人くんってリアクション大きい人じゃないから、今まで意外と結構疲れていたんだな、と知ってびっくりした。
「すごくいいけど、ポールを置く場所も地面を見なきゃいけなくなるから大変」と言ってジュンに「それはすごくいいことだね」と褒められていた。
ポールがあるおかげで、丁寧に歩いているのか、ずっと姿勢良く一定のペースで歩いているので私らに置いてかれるんだけど、途中立ち止まって待っていると、林の中からさっき下で見た直人くんと全く同じ姿の直人くんがスーンって出てきて、並行移動しているみたいでめちゃくちゃ面白かった。
ジュンがトレッキングポールのことを「魔法のステッキ」と呼んでいて、本当にそうだなと思った。よっぴにもプレゼントしよう。

・ジュンに「そのザック肩で背負ってるから疲れない?」と言われて、これが当たり前だと思っていたのでそう言われるとすごく疲れる気がしてきてしまった。ミレーがいいよ、と言われたから、日帰り用のミレーのザックが欲しい(素直)
近々買い変えると思う。どれがいいのかアソビさんにきこー

・今日は短パンも長ズボンもどちらも用意していたけど、直前まで悩んで短パンで行こう!となったが、気温的にはとてもちょうどよかった。ただ、登山口〜半分くらいまでの道は虫が多くて、蜂がめちゃくちゃ近くを通っててめちゃくちゃ怖かった。短パン怖いよっていう人の気持ちもわかるなー
この間SNSに黒いタンクトップあげたら「黒は蜂に刺されますよ」みたいなこと言われた、って話しながら後ろ向いたら、直人くんが上から下まで全身黒だった。蜂が来たら直人くんを差し出そう(そういえば私の車に虫除けスプレー忘れてったよね。あれもらっていい?)

・ジュンがおにぎりを作ってきてくれて、山の中で食べたら、その後ずっとお腹が空かなかった!おかかクリームチーズ味で、美味しかった。

・虫の巣窟である林を抜けたところで、ひらけて山頂が見えて、嬉しかった。お手本のように広場になっていたから、嬉しくてポケダンスを踊ったんだけど、後から見たら恥ずかしがりながら踊ってる男子高校生みたいで嫌な気持ちになった。ただ踊れてないだけなのに。

・今日はあんまり花が多くなかったけど、覚えているのはジュンが教えてくれた「ゴゼンタチバナ」。覚えられなさそうな名前だな…と言ったら直人くんがぼそっと「…ゴゴハセガワ」と言ったのが妙に面白くて、ツボに入ってしまった。(そのあと「ショウゴナカガワ」「しょうもナカジマ」と続いた)ゴゼンタチバナより先にゴゴハセガワを覚えてしまい、「なんだっけ…ゴゴハセガワだから…」と長谷川から立花を思い出す思考回路が頭の中に出来上がってしまった。

・途中から山頂を眺めながら登る感じになるのだけど、そこの景色がとても綺麗がった。山頂付近の岩場から、煙がすごい勢いでもくもく噴射していて、それを見ながら登るのが楽しかった。雲が多いのだけど、あそこからこの山の雲が作られてるんじゃないかって感じに見えた。

・山頂が二つあるからなのかなんなのか、山頂まで登っていく道がカールになっていて、木曽駒ヶ岳みたいだなと思った。岩場を歩いていくのだけど、岩に⚪︎の印が書かれて道標になっていて。私の子供の頃の登山の記憶の中に、歩くのが楽しくなってくると父さん母さんを置いて、この目印を探しながら歩いてたなっていうのがあって。だからこれ好きなんだ。
乗ってもびくともしない程の大きな岩を、どこに足を乗せようか考えながら歩くの、とても楽しい。

・煙の近くを見られるのが楽しみで登っていたけど、上までたどり着いたら、今まで見えていなかった反対側に沼があって、そのタイミングで太陽が出て緑に輝いてたもんだから、すごく綺麗でびっくりしてとっっても嬉しかった!!!!!乗鞍岳にも似た沼だった。魔女の瞳とか、五色沼とか、こういうの何回も山で見てきたはずなんだけど、そこにあることを知らなかったっていうのもあって、今までのどれよりも感動した。調べないでいくのもいいじゃん(調べましょう)

・山頂の近くは、もっと道がカラフルになって、目が楽しかった。岩でカラフルってすごいし、山だけの景色なんだよねこれが。

・山頂でカップラーメンを食べた。のどかだった。とても幸せだ。


YouTubeを初めて2年半。続けることで確立した自分の価値観と、人生の軸と、生き方。大事なものがもっともっと大事なものとして磨かれて、今の自分と、今の自分を構成してくれている要素がとても好きだ。
この間お母さんに会った時に「地元の〇〇は3人子供を産んで、ほんと同じ大人の目線で話できるようになったんだよね。なっちゃんと話す時はまだ子供と話している感覚」と言われ、私より頭が良くなかった友達だったから、ちょっとだけガーンとなった。私がやっていることは子供の遊びの延長なんだろうか、と一瞬思いつつ、日々が愛おしいと感じられていることが今の私にとっては1番大事。一つ一つていねいに、やっといろんなものをちゃんと大事にできるようになったよ。
歳を重ねるほど人生最高に楽しい!って教えてくれたのは母なので、ほんとありがとうという気持ちだ。再来週の家族旅行も楽しみ。

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