ファミレスを享受せよ ネタバレ感想

2023/11/24
プレイ途中の備忘録
途中の感想とか残ってると楽しいよなーと思ったので今の時点のメモ

今はストローを手に入れて飲んだところ!
総当たりの流れ、えっまじ……まじ〜!?となりながらカチカチ合わせていたらイベントがはじまってすばらしいゲームだなとなった。
会話が面白いよ〜ひとつひとつの言い回しだけで、キャラにのほほんとした魅力が伝わってくる。

王様が92番でツェネズさんが管理者なのかなと思っているが、どうなんだろうな。でもツェネズさんが管理者なら書類は処分するよな〜とおもうので実は違うのかも。どうなんだろう?長い時間をかけて待っていただけ? 薬を飲んだ人は誰なんだろう。一番記憶を植え付けられていそうなのはガラスパンさんな気はするんだけどなんの確証もない。植え付けられていそうと言うか、わたしだったら他の人といたっていうキャラをそういうポジションにするというか。

最初に出てきた錠剤はなんだったんだろう。処刑人もこの場にいる気はする。

92番が不可逆的な精神状態になったのは形成事故だとして、6番もまあ〜いそうな気がする? それともクラインさんが92番なのか? いや書類読み返したらクラインさんは68番だったな。クラインさんが何人かいるっぽい?から他の番号のクラインさんもいるのか、それとも番号のひとたちが全員クラインさんで何番のクラインさんってことなのか? まだなにもわから〜ん!!

自分の席の絵がワインのポスターだったからとりあえずストローでワイン飲むか。

2023/11/25
クリア直後

うおお〜クリア!

うお うおお〜〜

愛の話だった

呪いのような……でももっとさらりとしている。しているが、恐ろしいほどの永遠に近い時間を過ごしてもいる。ゲーム自体がからりとした雰囲気だからいいが、いくらでもネットゥリできる内容だな〜とおもう。無論このからっとした舌触りが良い……。

どこもかしこもよかったんだけど最初に薬を飲んでいたのがセロニカなのか〜と改めてゲームやり直して思ったのでァァ〜〜 友よ……。みんなもっとセロニカの気持ちも考えてやってよお!! これからたくさん考えて、どうにかするのかな。さまざまをさ……。

記憶が戻らないエンドだと、セロニカはそれはそれで平和なんだよな〜とおもうとな。でも自分で飲んでまで忘れたかった重責を自ら思い出した時に、案外けろりとしているところよかったな。

クラインとセロニカの関係もうまみがすごい……すごいな〜。作品によってはもっと別の名前を当てられそうなのに、ここが「友」なのがほんとうによかった。処した重荷を受け止められないほどの相手が友というくくりなのは、すごくいいな……。愛だな。しみじみする。クラインがはじめて破る約束がセロニカとの約束というのもいい。

王とクラインの関係もなんとも言えないこの……でも愛だな〜となる。どこの関係もあったけえのよ。相手を永遠のファミレスに閉じ込める愛でもあるし、相手が自分の決意や意思を無視してでも自分を救おうとしたことを受け止めて誰にもその過去を明かしたりしない王、愛だな〜〜。すごくよかった。他のルートのエンディングなども見つつ、ラストで王も流刑の月に行ってくれ……と終盤はずっと祈っていたので、王……王〜〜! それが王の望んだ選択というのが、すごくしみてしまった。愛だな〜〜〜。

ラーゼとガラスパンの関係も本当によかった。ラーゼってだれ!? 驚くわ。すごくいい友人関係だなあ。わたしは二重人格系の話を出されるとウワーーーーーーーと大の字になってしまうんだけども落としどころが優しくてたすかりました。まあ今回は二重人格とはまた若干ちがうけども。イマジナリーフレンドも二重人格も、主人格をまもるために存在するものだとおもっていて、その必要がなくなったら消えてしまうものだとも思っているので、ハア〜〜〜〜……。消えるな……(?) でもすごいよかったんですよ。その上でラテラのことを今でも大事にしつつ、ラーゼと程よい友好関係を保てているガラスパン、いとおしいね。

ラーゼわりと行動がキモくてすきだな。そんなことせんやろ!やっとるやろがい!みたいなのが多くて好きだ。ずっと男だと思っててすまん。

ツェネズについては新人がこれはきつすぎんか?となるので本当にお疲れ様という気持ちがつよい。きつすぎんか? どうしてこんなことに……。でも自分から行動を起こしたツェネズよくがんばったな……とおもうよ。尻尾出しまくり。結局なんで書類は処分しなかったんだろうと思いつつ。再度送ってもらう見通しが立たなかったからかなあ。どろどろのまま他の人たちが来ちゃうとこ怖かったろうな。どろどろかわいい。月のひとたちかわいいな〜。

92番はひとまず不可逆な精神状態のままなのかな。一番怖かったのはやっぱりウオムシが間違い探しとして選べないところか。でもお魚でもウオムシでも中身は同じだから間違いじゃないもんな。

クリア後の資料がなにもかもよくて大満足。かわいい。不思議生命体の設定もりもり読めるのうれしかったな。やさしい時間だった。処刑人のセロニカがやさしくてうれしい。


2023/11/27
落ち着いてからの感想

クラインはセロニカとの「一人の人間に入れ込まないでください」の約束については、約束をしなかったわけではなくて、約束した上で破っている。

だから王とのやりとりで言っていた「はじめて約束を破る」はセロニカとの約束(一人の人間に入れ込まない)を破るという意味で、同時に「王との約束を守る」という意味になる。

王はセロニカとの約束のことを知らないので、文脈通りに受け取って「自分との約束を破らせること」に対してすまないと謝っているけど、そうではない。クラインはもうこの時点でどちらの約束を優先させるか決めている。

今まで一度も約束を破らなかった者が唯一破る約束が友との約束なの、染み渡る味。すごいな……。それだけにとどまらずセロニカの決断で流刑にさせているあたりもほんとうにすごい。わ、わがまま……!!クライン、わがまま〜!かわいいね。セロニカの気持ちも考えてもろて。

でもクラインはセロニカがどうでも良かったわけではなく(わざわざ休暇前に挨拶に行くくらいまともに友人関係だし)人間の命を奪ったり匿ったりするという自分の罪の重さを誰よりも理解しているからこそ、セロニカならちゃんと裁いてくれると信じていたんだろうな。王とセロニカを比べて王の方が大事、ではなくて、王はここで自分が匿わなければ死んでしまうことが確定している、というのが大きいと思うな。あとこれは深読みだけど、セロニカに対する甘えもあると思う。うーん、信頼。セロニカの気持ちも考えてもろて。

その後セロニカが自ら薬を飲むところまで読めていたかは不明だけど、わざわざストローのクラインからセロニカの記憶を引っこ抜いているあたり、「もしかしたらセロニカは処刑人をやめてしまうかも」ぐらいは読んでいたんだろうな。そうでなければ処刑人の説明の時に合理的にセロニカの名前を出すはず。

至極冷静に追手を殺して王を流したクラインだけど、おそらく表面に出ていない水面下では相当なクソデカ感情をこじらせているだろうな〜〜と思うし、ああもクールなクラインにそこまでさせる王って……。

ただわたしはクソデカ感情って表面上の双方の想いがバランスよく保たれていれば発生しないものだと思っているから、内情がどうであれ王は自分の想いを出すのがへたくそだったんだろうな〜〜とおもう。そりゃあんな境遇ではそうなる。そうなる……が、それに運悪く頭をぶつける形になった地球外生命体……愛おしすぎるが?

王がクラインを非常に大切に思っているというのは、ラーゼにクラインの話を頑なにしなかったことや、クラインから託された箱を本当に信頼できる相手に渡すまで持っていたこと、クラインの現在を聞いてからは薬を飲んでくれないことなどからこれでもかというほど伝わってくるから、情が深い人だというのはわかるんだけどね。もちろん自国に対する情や義理もそう。そして死なない体になって離れ離れになった上でも、クラインに対する怒りや恨みは一切ないだろう様子からして、愛情が深え〜〜〜〜と大の字になる。ちょっと人間できすぎである。こんな人間と正面衝突したらそりゃ天才技術者もおかしなるって……。

ラーゼとガラスパンとラテラの関係についても言えることだけれど、どちらの方が大事、という単純な回答が出ない関係性なのがいいな。それぞれ別の関係性だけど、そこに優劣はなく、ただ結果的に現在のありかたに座礁しただけ。いいなあ……。

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