見出し画像

「美容鍼がニキビに効果的って知っていましたか?」

こんにちは、netemate鍼灸salon代表の栗本夏帆です。
今回は、多くの方のお悩みの1つ”ニキビ”についてお話していきます。

みなさま、美容鍼がニキビに効果的って知っていましたか?

ニキビの種類

まず、ニキビについて簡単に説明します。
専門的には「尋常性ざ瘡(じんじょうせい ざそう)」と言います。

これは毛穴にできた隆起のことで、

●皮脂などの分泌物がたまった「白ニキビ」

●白ニキビの毛穴が開き、メラニン色素や酸化された皮脂などによって黒く見える「黒ニキビ」

●白ニキビが悪化し、たまった皮脂にアクネ菌と呼ばれる菌が感染して炎症が起こった「赤ニキビ」
赤ニキビは化膿しやすく、ニキビ痕が残ってしまうこともあります。

●赤ニキビがさらに悪化し、炎症が激しくなった「黄ニキビ」
てっぺんに黄色い膿(うみ)が見えます。

このような種類があります。

ニキビ治療の第一歩は、まずはご自身がどの状態にあるかを知ることです。
お鏡で確認してみましょう。
ニキビの状態により、治るスピードも変わってきます。

なぜ美容鍼がニキビに良いの?

ではなぜ美容鍼がニキビに良いのでしょうか?
それは「創傷治癒(そうしょうちゆ)」の力が働くからです。

美容鍼では、皮膚に鍼を打つことで皮膚表面に目に見えない傷を作ります。この傷を修復しようとする力が「創傷治癒力(そうしょうちゆりょく)」です。

傷が修復される際に、お肌のコラーゲンやエラスチンの生成が促進されます。コラーゲンはタンパク質の1種で人体を構成する重要な成分のひとつです。皮膚の約70%をコラーゲンが占めているといわれています。

真皮層にあるコラーゲンは、お肌の弾力性に関わるエラスチンとアミノ酸とつながり、正しい構造で存在することが、美しい肌へと導きます。

ニキビができターンオーバーが正常ではない肌は、コラーゲンやエラスチンのバランスが崩れ、お肌に栄養がいかなくなります。
そのため、鍼で血流を促進させることで、お肌に栄養を行き渡らせます。

【栗本夏帆のニキビ施術美容鍼灸】

まずは、しっかりと問診、舌診、脈診などを行い、お客様の身体の状態を把握します。
その後、施術に入ります。
お顔にだけ原因があることは少ないため、全身の施術とお顔の施術を同時に行うことをおすすめします。

施術の特徴は、上記でお話ししたように、創傷治癒力を利用し、施術をおこなうため、真皮層の深さまで鍼を刺します。

真皮層に小さな傷をつけることによりその傷を治そうと真皮層の線維芽細胞が活性化され、その際にコラーゲンやエラスチンの生成が促進されます。

そうすることで、お肌のターンオーバーが促進され徐々にニキビが良くなってきます。

また、多くの鍼を使用することで、血流を促進させ内側から肌質改善を目指します。
血行促進作用により肌の代謝もあがり、お顔には胃や消化器系のツボも多くあるのため内側から肌質を改善していけます。

では実際に、美容鍼でのニキビ治療の経過をお伝えします。
これからお話しするのは、私自身の肌で体験したことです。
かつて辛いニキビに悩み、苦しんだ経験があるからこそ、改善した今、同じ悩みを抱える方々の力になりたいと思い、この記事を書いています。

ニキビが改善したことで、鍼灸の可能性を強く実感しました。
この経験を通じて、美容鍼の効果を少しでも多くの方に知っていただけたらと思います。

美容鍼でのニキビ治療の経過

2017年12月31日開始

昔からニキビができやすい肌でしたが、社会人1年目に東京へ上京し、さらに鍼灸の国家試験に落ちたことや、勉強と仕事の両立など、さまざまなストレスが重なりました。
その結果、白ニキビや赤ニキビが混在し、炎症が起こり、周りの肌も赤くなっている状態です。

2018年2月9日

一度赤みが増しひどくなったようにみえますが、これは好転反応(こうてんはんのう)といい、治そうという力が働き、体の中にある悪いものが外に出ようとしている状態です。
ここで、ひどくなったと思わず根気よく続けることが重要です。

2018年3月14日

徐々にニキビの赤みがひいてきているのがわかります。

2018年6月30日

赤ニキビは引いてきていますが、ニキビ跡が目立ち全体に血色が悪く茶色くみえます。

2018年10月13日

徐々にニキビ跡が薄くなり、肌色が良くなってきているのがわかります。

2019年4月6日

毛穴、クレーターが少し目立ちますがニキビ跡も消え、肌のざらつきがなくなってきているのがわかります。


上の写真は経過は、2020.2.5と2020.8.2です。

いかがでしょうか?
赤いニキビが落ち着くまで約半年、茶色いニキビ跡がおちつくまで約1年。
時間はかかりますが、私がこれまで施術した方でもう少し早く改善した方もいますし、1年ほどたったころに急に良くなってきた方など、個人差はありますが、皆様その後もニキビができにくくなっています。

美容鍼を行う頻度は?

頻度は、2018年1月~2月は1週間に1回必ず美容鍼を行いました。
はじめの炎症がひどいときに美容鍼を行うと、お顔の熱が放散されるため施術後は赤みが引きました。

こもっている熱が放散されるだけでも、かなり楽になります。

ただ、頬全体のニキビがひどいので、ターンオーバーを促進させるため根気よく週に1度必ず行いました。

3月~6月は1ヵ月に3回美容鍼を行いました。
徐々に赤みはひきましたが、新しくニキビができたりと不安定な状態が続いているため、間隔は開けすぎないように行いました。

新しくできるニキビは3~5本の鍼で囲うことで皮膚の隆起が平らになり、直りが早くなります。

7~12月は2週間に1回美容鍼を行いました。
ニキビ跡が気になるため、ターンオーバーの促進と効果を定着させるため月に2回を続けました。

2019年に入ってからは月に1度美容鍼を行いました。
ニキビができた際は3~5本の鍼でニキビを囲い治りを早くしました。

このペースは、私の例ですが、お悩みにより間隔は変わってきます。
ただ、お悩みは強いときは鍼をする間隔はなるべく短くすることをおすすめします。

ニキビが繰り返さなくなるまで、根気よく続けることが大切です。

ニキビ治療のまとめ

いかがでしたでしょうか。
御覧のように状態により時間はかかりますが、定期的に根気よく続けることでお肌は生まれ変わります。

なにをしても良くならないと悩んでいる方、美容鍼という選択肢はいかがでしょうか?

上記のひどい写真を見てわかる通り、私もニキビに悩んでいる一人でした。

当初は人に会うのも嫌でしたが、ここまで良くなったことを伝えたいと思い今回この記事を書かせて頂きました。

美容鍼だけとはいいません。
食生活の改善、基礎化粧品の見直しなどいろいろと試しました。
また別の記事で、お伝えしたいと思います。

お肌に自信のない方、どうしたらいいかわからない方。
ぜひ、ご相談ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?