【制作中】彼女ができた(漫才)

<あの、最近ちょっと良いことがありましてね>

「良いこと?え、何?」

<実は半年ぐらいずっと片思いしてた女子がおったんやけど>

「女子が?」

<そう、おれのどストライクの女子で>

「女子ね」

<この度、その子とお付き合いさせていただくことになりました!>

「へえー!それはよかったねー」

<そやねん。だから最近は何をしてても楽しくて>

「幸せな時期やからね」

<いやー、もうね3年ぐらいおらんかったからさ、久々にできた相方がこんなにタイプの子でホンマに嬉しい>

「よかったなあ」

<お前も長いこと相方おらんやろ?相方おると楽しいでぇー>

「あの、あのさ・・・」

<ん?>

「え、お前そっちのタイプ?」

<何が?>

「いや、彼女のこと相方って言うんやなと思って」

<言うやろ>

「なんて言うか、・・・ちょっと苦手かなぁ」

<なんやねんいきなり>

「いやいや、だってお前の相方は、おれやん?」

<・・・違う違う違う!>

「ややこしなった、ややこしなった」

<何を気持ち悪いこと言うてんねん>

「そういう意味ちゃうねん」

<お前そっちやったんか>

「違うねん、お前がややこしくしとんねん」

<何を言うてんの?>

「いやお前、彼女のこと相方って言うなよ」

<なんで?>

「彼女でいいやん」

<どっちでもいいやん>

「良くないやろ」

<なんで?>

「じゃあ、彼女のこと相方って言うんやったら、お前にとっておれは何なん?」

<・・・お前やっぱりそっちか!>

「違うねん、そういう意味じゃないねん」

<『仕事と私どっちが大事なの?』みたいな>

「みたいになったけどな」

<めんどくさいやつ>

「違うねん。そういうことじゃないねん。相方っていうのやめえやって言うんてんの」

<え、何?破局しろって言うてる?>

「破局もやめろ」

<おれたち芸能人は、別れること破局っていうやん>

「芸能人!?」

<芸人やってんねんから、芸能人やろ>

「おこがましいわ」

<お前いちいち細かいなあ>

「いやなんか


・バーロォ

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