2030年ごろのある日のニュース

 投機目的によるロボット自動取引が加熱化している中、東京証券取引所にて30年ぶりに場立ちによる取引が再開しました。
 テレワークにより空きスペースとなった兜町ビル内に、1999年まで使用されていた当時の立会所をそのまま再現。さらに場内に設置された高解像度ホログラム装置により、リアルとオンラインでの参加者が同時にこの場に立って取引を行うことができるようになりました。
 この取引所ではリアル、オンライン共に、すべての注文は投資家自身が直接昔ながらのハンドサインにより行うことが徹底されており、自動取引プログラムなどは全て最新のロボット判定システムにより排除されています。
 また、この取引所へは本人口座の証明と、お手持ちのVRゴーグルで、誰でも簡単に参加できるようになっています。
 従来のような即時取引成立ではなく、人間の動作を介在した緩やかな取引となることから、投機目的ではなく純粋なファン支援を目的とした株式投資が行われることに期待が高まり、コンシュマー向けXRビジネス企業を中心に上場が相次いでいます。

(#XR創作大賞 向け記事です
 イベントとの詳細はhttps://sites.google.com/view/xr-sousaku/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0 )

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