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夢の話③

真赤に燃える草を踏みしめながら真下に落ちていく。右肩から三本腕が生えた女が青々とした林檎を投げてよこした。咄嗟に伸ばした自分の左手は根元から割れて、爛れて、粘っこい緑色の液体へと早変わり。「あ、」と発した声は掠れ、お前は変声期をようやく迎えたのだと左右反転した顔の老人が笑った。これでお前も一人前だ、いや、十人前だ、いや、百人前だ、以下省略。
ずいぶん長い間浸かった黄色い海水から身を起こすと、どうしようもなくままならない現実世界がじっとこちらを見下ろしている。仕方がないから起きよう。重たい瞼を持ち上げればまだ4:28。中途覚醒の虚しさに、頭上をど髑髏の天使が回る。おやすみ、まだいいじゃないか。そうそう、まだ眠れるよ。

夢だと気付いた時にはギリギリの時間。あゝ悲しい話。


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クラフターのモーエンツールを終わらせた。漆黒が好きだけど擦り過ぎるのは好きじゃない面倒臭い性格の自分だが、クリスタリウムモチーフの道具は欲しかったので頑張った。ギャザラーは間に合ってます。

三本目のZWを作り終えた。二度とやらねえ。最終形態の光り方がとてもシンプルで好きです。このくらいが丁度良いんだけど、黄道十二文書絶対許せねえよ

某名探偵シリーズ映画を見てきた。とてもよい。若干すべての事柄が駆け足だったがおおむね満足。恒例の2人はしばらくおなか一杯かなー。

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