Kicad7にしてからキーボード入力配線がうまく行かない件

Kicad 5を使用していました。Kicad 7が出ていたので、新機能にあずかろうとダウンロードしました。寄付の画面が出たので、仕事で利用していたこともあり$40の寄付をしました。
さて、Kicadではキーボードを多用できる仕様となっていて、回路図ではキーボードを利用して配線をしていました。ところが、Kicad7になってから、うまく配線の開始ポイントをプロットできないことに気づきました。
何が違うのか、コミュニティにも相談しながら解析してゆくと、なんとキーボードを操作したときのポインタの動きが異なることがわかりました。Kicad5では配線にキーボードを使った瞬間、ポインタが近くのグリッドに照準を合わせます。Kicad7ではグリッド間のオフセットを維持したままポインタが動きます。
オフセットを維持したままポインタが動くので、「w」キーを押して配線を開始するとき、どのグリッドから配線されるかやってみないとわからないのが原因でした。
バグレポートから報告したのですが、「よくわからないから図を貼ってくれ」の返答があったきり、その後の返信も無く、改善?が行われるか不明です。
もう1点、pcbnewソフトで配線したとき、「d」コマンドでパターンを動かすことが出来るのですが、Kicad5では周りの配線を引き連れて動いてくれます。Kicad7では周りの配線は動きません。ここはデグレードなのでしょうか。ほかにも、配線している時にソフトが考えると動作が止まる点も気になっています。つまり重くなっている。
以上の理由から、しばらくKicad5を使い続けることにしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?