1番好きな邦画【百円の恋】
4年前かな?そこから定期的に6〜7回見たかな
あー今ちょっと止まってるな。って客観的に自分を鼓舞するべきタイミングでこれが無性にみたくなる。
好きな理由は、おそらく映画とリアルのちょうど中間もしくは極限までリアルな映画だからか。こういう感情になる映画はなかなか無い。ドキュメンタリーに近いのかもしれない。それくらい本気で役に入り込んでいたのが素人が見てもわかった。
「全力」という言葉の意味を映画というコンテンツを通して「安藤サクラ」に身をもって教えてもらった。
32歳のだらしない女がボクシングを通して人間的に変化していく流れをじわじわと見ていくのだけど、
実際の撮影は作品の時間軸よりももっと短いわけで、その中であの変化を見せていく役作りが「全力」そのもの。
見た後に、いい意味で、「映画だから〜」と理由をつけることができない。圧倒的な本気と全力を感じられる映画。
結局、最後の試合に勝っても負けても、
そこに行き着く過程の中で既に多方面で変化はたくさん起きていて、それらは目指す結果よりも早く現れる。本気で目指しているとなかなかそこに気がつかないものだけど、映画で客観的に見たことでそこに気がつくことができた。
本気でかっこいい。人の心を動かすのはそういうことだな。と思う映画です。
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