大好きな大倉さんとの遭遇

前回書いたとおり、アタシの担当は大倉さんだった。puzzle魂で落ち、JAM魂が最後の現場となったが、その間ずーっと大倉さんが大好きだった。

CDもDVDも全て買ったし、歌番組も全て録画したし、色が選べるものは緑で揃えたし、一瞬で緑担とわかるようにブレスレットは緑を重ねて付けるくらい、大倉さん一色な生活を送ってた。

同担拒否のアタシは、大倉さんはアタシのカレシだって周りに言いふらし、本人不在の誕生日会を飲み屋で開き、シャンパンを店に来てる人に振る舞い、大倉忠義ってtattoo入れようと思うんだけど、どう思う?とか聞いたりし、アタシを知る友人知人は、関ジャニの太鼓の人大好きな変なあたおかの人ねって思ってたと思う。

その知人のひとりが近所お蕎麦屋さんの人だったのだけど、ある土曜のお昼、家族とそのお蕎麦屋さんへランチに行ったときのこと。

土曜だし、お天気良いし、ランチがてらTSUTAYA行こうってなって、お蕎麦屋さんへ行った。

お蕎麦屋さんは4人掛けのテーブル席が6席、カウンターが6席くらいの、こじんまりした小さなお蕎麦屋さんだ。そのテーブル席のひとつに座り、注文しお蕎麦が来るのを待っていた。

その時だった。

男の人が3人で入ってきて、アタシの目の前のテーブル席に座った。

何の気なしに3人を見て、時が止まった。

なんとそのひとりが大倉さんだったのだ。

え?!嘘でしょ?!たっちょん?!

しかも顔が見える方に座っている。

距離にして1メートルか。

東京ドームのアリーナAの2列目の時より近いところに自担がいる!

∞周年の幕張より近い!

何という奇跡!

これはもう運命じゃん!

結婚するしかない!(思考回路w

どうしよう!

とりあえず一回店の外に出て、前回も少し触れたが、錦戸担の友人に電話をした。

聞いて!今お蕎麦食べに来たんだけどね、近所の。たっちょんが来てるの!目の前の席に!今までで1番のアリーナ席!(なんでも現場に例えるのがオタクですよねw)どうしよう!ねぇどうしよう!どうしようもないよね!結婚だよね!など興奮して言いたい事だけ言って電話を切り、席に戻った。

蕎麦が来ていたが、正直味なんて分からなかった。声もコンサートやTVやDVDと同じ、話し方も良く知ってる自担のまんまだった。

けど、なんだろね。

こんなに大好きな自担がこんなにもそばにいるのに、気付いてないですよって態度をした。

心の中はうおおおおおおおおおお!なんじゃこりゃー!!!!何の奇跡だよ!結婚するしかない!と興奮状態なのに、

静かに席に戻り、届いたお蕎麦を食し、あ、ビールくださいとか、お店の店長と少しお話したりして、普通に、極めて普通に。

自担は食べ終わったあと、アタシの横を通り、トイレに行った。

自担もトイレ行くんだー!!!(当たり前だろう

きゃー、やっぱり顔小さい!背も高い!

好き好き好き好き好きー!!

あんなに近くに自担が来ることなんて、これからもこの先もきっとないであろう、5センチくらいのところを通る自担。

運命だ!と興奮している間に、自担は蕎麦屋を出ていった。

結局、自担に声もかけず、ただバレないようにチラ見するくらいで、この奇跡な時間は終わった。

時期的に、映画「クローバー」の撮影中だったのだと思う。きっと近くで撮影してたんだろうなぁ。

その後は近所で自担に会うことはなかった。

何日か後に、お蕎麦屋さんの店長といつもの飲み屋で会った時、大倉さん来たね!って話して、やっぱり?そうだった?って店長に言われ、少しの間盛り上がったw

自担に偶然会えることなんて、人生でそうそうないと思うから、今思えば、大好きです!って言えば良かったのかもとか、握手くらいしてもらえば良かったかなとか考えるけど、それができない拗らせオタク。好きすぎて、声かけるなんておこがましいこと出来ませんでした。カレシだと周りに吹聴してるくせに、ライブで現物見てても、本当に存在しているのか?と疑ってしまう存在。カレシだけど、現実じゃない。訳わかんないこと言ってますけども、目の前に自担が来たら、何もできないってことがわかった出来事でした。





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