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マタイス・デリフト

全世界が注目していた移籍話についに終止符が打たれた。

マタイス・デリフト

19歳という若さでアヤックスのキャプテンを務め、今年のチャンピオンズリーグで快進撃を見せたチームの中心で輝いたゴールデンボーイ。

いま世界で最も注目されている若手フットボールプレイヤーである。

バルセロナ、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・ユナイテッド。
世界有数のビッグクラブが同選手の獲得を熱望し、この夏の移籍市場1番の目玉となっていた。

チームメイトであり親友でもあるフレンキー・デヨングが一足先にバルセロナへの移籍を決めていたことから、デリフトもバルセロナに行くのではないか。そうした見方が強かった。

しかし、6月24日、大手メディアがこぞってデリフトのユヴェントス移籍の個人合意を報道し始めた。
そこから日に日に噂は現実味を帯びてゆく。
ライオラが個人合意の報道を認め、アヤックスの会長が移籍がほぼ完了していることを口にした。

そして、7月17日。

渦中のオランダ人がトリノの空港に姿を見せた。

移籍金 7,500万€+ボーナス1,050万€
年俸 750万€+ボーナス450万€

ボーナスまで含めるとDF史上最高額の移籍金にして、ロナウドにつぐチーム2位の年俸。

首脳陣がこの若いオランダ人にどれだけの期待を懸けているかが伝わってくる。

デリフト本人は、入団後にこの移籍の一部始終について口を開いている。

周りはバルセロナに移籍すると考えていたようだったけど、幼少期に憧れていたイタリアの守備を学びたいと思っていた。
UEFAネーションズリーグの決勝の後で、ロナウドにユヴェントスに来るよう誘われたのはとても光栄だったけど、それが決め手だったわけじゃない。
初めからユヴェントスに移籍したいと思っていた。

と。

世界で最も注目されている若手がユヴェントスに行きたいと口にする。

サポーターとしてこんな誇り高いことがあるだろうか。

現在、デリフトは移籍直後にもかかわらず、ICCのアジア遠征に帯同している。

今回の遠征には、キャプテンのキエッリーニやコパアメリカ組は不在だが、このツアーを通じて、チームに早く馴染み、これから一緒にプレーするであろう、シュチェスニー、ボヌッチ、ピャニッチと連携を深めていってほしい。

若くしてユヴェントスの背番号4を背負うこととなったデリフトが、チームメイトのカンピオーネたちから多くを学び、世界最高のセンターバックとなることを楽しみにしている。

#juventus
#deligt