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「今夜、世界からこの恋が消えても」見てきました。

ついに公開になりました!やっと見れる!!
本当は舞台挨拶のライブビューイング付きのに行きたかったんですけど、予定があり断念しました~。大ヒット御礼とかで舞台挨拶のライブビューイングがあったら、次は絶対行きたいです。
 気持ちを高めるのにヨルシカさんの「左右盲」をカフェで聴き込んでから行こうとしたのですが、結構な音量のイヤホンを遮る銃声のようなおじさまのくしゃみが。

「左右盲」を頭だしする度に、この世の終わりみたいにくしゃみが響き渡るので、ついに聴くのを断念しました。シャッフルしたら一曲目がPSYの「That That」でした。別の意味でテンションが上がり、そのまま映画館へ。

館内に入ったとき、足どりがかなり勇ましかった自信があります。
 ショップでパンフレットを購入。開くと、1ページ目から透と真織の間にトレーシングペーパーのような、半透明の薄いページが挟まっていて、ぐっときました。
 頑張って読みましたが、遅読に定評のある私の速度では上映時間に間に合わず、暗転してしまいました。監督のインタビュー読んでから見たかった…先にみっちーのインタビューから読んでしまったのはヲタクの業です。
 私は原作と続編を読んでから映画を見ましたが、ちょっと後悔しました。だってね、冒頭の真織の部屋を見て泣き、泉ちゃんの顔を見て泣き、もう初っぱなからずっと涙が止まらないんですよ。映画の後に読めば良かったです。ちなみに読まないという選択肢は私にはないです。
 全体としては、原作とは違った順序で見せてくれるのがすごく良かったです。救いの度合いも強い感じがしました。
どの場面も素敵なんですが、私が好きなのは、やはり花火大会のシーンです。本編通じてずっと透明度の高い真織と透でしたが、溢れ出す熱を感じました。儚い印象の2人が人になるというか。それがすごく良いんですよ~。円盤化したらこのシーン何十回も見ると思います。
 昔見た「中学聖日記」というドラマで、主人公に恋する男の子のセリフに「僕はただ、先生に優しくしたい」というようなのがありました。透の言う「日野の毎日を楽しいものにしたい」にも同じ思いを感じます。恋愛心理学では結局人は愛したいから、愛を受け取ってもらえないとものすごくストレスを感じるそうです。与えるも愛、受け取るも愛。真織は記憶を保てませんから、記憶にジャッジさせることなく、純粋に透の優しさを受け取れたのかなぁと思いました。
 以前、恥ずかしながら、ポルノグラフィティの歌みたいに「幸せについて本気出して考えてみたこと」がありました。個人的に幸せだと思ったことは、「寝る前に『今日もいい1日だった~』と感じながら眠れること」でした。瞬間を懸命に楽しめたら可能なんですけど、なかなか難しいんですよね。真織と透はこれをずっと続けていたのですから、とても幸せだったんじゃないかなあ、と胸が温かくなったり。
 
 いやあしかし、泣きすぎて、映画館を出るときは頭痛がひどかったです。でも、きっとまた、見に行ってしまう。すごく素敵な映画でした。結論これが言いたかったけど随分遠回りしてしました。備忘録みたいなもんだから、まあいっか。

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