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AC6の対人戦を3日間遊んだら、お侍様に沢山会えた話

世間(※XのTLのこと)では未だ興奮冷めやらぬAC6だが、自分もつい先日実績をコンプしたので対人戦をやり始めた。
以下は自分が3日間、観戦も含め約40戦対人戦をやってみて気付いたことの雑記である。

お侍様の戦い

まず一番驚いたのが、体感7割以上のレイヴンが誉れあるアセンで戦っていること。
ここで言う誉れのないアセンとは、ミッション攻略の神器である重ショ(ZIMMERMAN)とワーム砲(VE-60SNA)を満載したアセンを指す。
この構成が全盛期のイシズティアラくらい環境を支配していると聞いていたのだが、びっくりするほど使用者が少ない。
また後述の理由により脚部は軽量二脚が最弱なのだが、これも結構な数の使用者がいた印象がある。
つまり多くのレイヴンはあえて弱い装備を使い、正々堂々としたお侍様の戦いを楽しんでいたのだ━━と最初は思ったのだが、どうやら武装の方に関しては明確な採用理由があったようだ。

軽量二脚が死んでる しかし……

脚はとにかく軽二が弱い。
軽二の特徴は低いAPと姿勢安定性能、それを補う素早い動き。
中~重量機体に一度捕まればほぼスタッガーし、一試合に二回もスタッガーすれば死ぬ。
そのため捕まらないように持ち前の素早さを活かしビュンビュン飛び回る必要があるのだが、ブーストに限界がある以上永遠に飛び続けることはできない。
どこかでブーストが切れる。ブーストが切れると捕まる。捕まるとスタッガーする。スタッガーすると死ぬ。
さらに輪をかけて致命的なのが「別に言うほど速くもない」ということ。
詳しくは調べてほしいのだが、AC6というゲームでは重量による機体の速度差がほとんど出ない。
軽二より倍も硬い機体を組んでも、機体速度は軽二と2割くらいしか変わらなかったりする。
軽二でできることは全て、軽二より硬い他の脚でも似たようなことができる。
このようにどうメタが回っても環境に出てくるとは思えない脚部なのだが、にもかかわらず対人戦での使用率はかなり高く、体感4割ほどいるように感じた。
確かにお互いが軽二機体であれば条件はイーブンであり、公平な勝負ができるだろう。
しかし軽二の使用をルールで強制することはできないため、このマッチアップが成立するかどうかはレイヴン達の良心━━誉れに依存している。
この厳しい条件下で尚、軽二同士の対決はかなりの頻度で見られた。ルビコンに誉れが満ちている。
世間(※XのTLのこと)ではレイヴンこと621の姿は「犬」「美少女」「ハゲ」のいずれかで描かれることが多いが、自分はそうは思わない。
きっと髷を結ったお侍様の姿をしているはずだ。

武器はしっかりメタが回ってる

残る脚部の話は一旦置いておいて、武器の話に移る。
最強の腕武器は重ショであり、重ショの唯一の弱点はその射程。
その対策として、重ショの射程外から攻撃できるアサルトライフルやレーザーライフルを上空から撃つのが人気であるようだ。
重ショ機体がティアラメンツなら、ライフル系はそのメタカードである深淵に潜む者やディメンション・アトラクターといったところか。
実際、自分も誉れを捨ててW重ショWワーム砲の車椅子タンクを出撃させたことが2回ほどあるが、離れたところをフワフワ飛んでいる相手をまったく捉えられず蜂の巣にされた。
重ショをめっきり見かけないこと、最初はこれも誉れかと思ったが、どうやらメタが回った結果のガチ武装だったようだ。
肩武器もワーム砲が突出していたという印象はなく、実弾オービットやニードルミサイル、カーラミサイルなどの人気が高かった。
スタッガー後の詰めよりも、まずスタッガーさせることを重視しようということだろう。

「最強の機体」は存在するようだが……

これまでの話を踏まえると、対人戦では簡単にスタッガーしないよう「硬く」、重ショの射程外まで「飛べる」機体が強い。
つまり四脚である。時点で重二。
少し調べたところ、四脚は他にもキックの判定が詐欺気味であったりブレードが気持ち悪いほど追尾するようになったりなど、使用者に有利なバグまがいの挙動も持ち合わせており、紛れもなく最強の脚部であるようだ。
しかし自分が3日間潜った限りでは、みんな誉れあるお侍様ばかりで四脚には2度しか出会えなかった。しかも観戦で見ただけなので自分では戦っていない。
いずれ誉れを捨てた者相手に使う時が来るだろうと準備したW重ショWワーム砲四脚のパーフェクトACは、対人戦デビューから4日目の現在に至るまで一度も日の目を見ていない。
代わりに自分が使っている、重ショも四脚も使っていない誉れある機体がこちら。

その名も「PinkBall」。上空をフワフワ漂うレイヴン達の姿から着想を得て産み出された。
愛らしい見た目で相手の油断を誘い、重ショの射程外からリニアライフルとプラズマミサイルで攻撃する。
スタッガー耐性の高いわがままボディが多少の被弾は受け止めてくれる。
最初は両肩にミサイルを積んでいたのだが、ニードルミサイルが痛すぎたため途中から片方をシールドに変えた。

このPinkBall、然るべき敵と戦うため誉れを完全に捨て去った第二形態「PinkBall-Wing」が存在するのだが、こちらも例によってまだ一度も使えていない。

そんなこんなで誉れのある戦いを楽しみつつ、誉れの死んだ修羅同士の死闘もちょっと気になるので、もうしばらく対人戦を続けてみようと思う。
もしもネストでこの愛らしい機体を見かけたら、是非とも癒されていってほしい。

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