注意欠陥障害(ADD)ってどんな感じなの

どんなものなんだろう。
正直、それほど熱心に関連書物を読み漁ったわけでもないし
解説するWEBサイトでも、書き手によって見解が違ってたりするので
このnoteが「絶対これがこういうこと」と明言するものではありません。

そして、症状の出方は、個人によって違います。
以下はあくまで、「私という個体ではどういう特徴が強かったか」を
主観でゆるーく書いてみるだけです。

■ その前にちょっとボヤく。
「ADHD」のほうが単語は有名かなと思います
こちらは、多動性ということで、あきらかに
「落ち着きがない」「親や先生のいうことを聞いてないように見える」
という特徴が、幼稚園や小学低学年などの早い段階から目に見えるため
発覚するのは比較的早い、と思われています。
こちらも、問題児というレッテルを張られがちで苦労すると思われます

対して「ADD」は、どっちかというと幼少期は「ひっそり」しています。
それだけに、逆に理解され難く、公には知られないところで理不尽体験
などをする機会も多いんじゃないか…と思ったりもするのですが。
なぜなら 学校の先生などは 一応、普通の子供として接してくれますが
周りの同世代は感受性が強く正直なので、わりと水面下で「変な子」扱い
されてしまいます。
いくら年齢が上がってきても その図式はあまり変わらない。
往々にして、謎の理由で同世代とは打ち解けられないのです。

■ 親や周りから言われるよくわからん特徴(幼少期)
・買い物や動物園などに連れて行くと、ひとりでどこかへ消えてしまう
・服装を整えるとか身の回りの処理とかが不器用
・話を聞いてるようで聞いてないことがある
・机やランドセルの中が 紙切れやら何やらでぐちゃぐちゃである
・持ち帰るべきプリントを、しばらくそのぐちゃぐちゃの中で眠らせる。
・提出直前になって気づく、あるいは紛失する
・ちゃんと持ち帰ることもある。
・しかし大体 家で長期間放置し、期限までの提出を忘れる
・宿題ノートに詩だけを書いている。
・学年通信でその詩が印刷され晒し上げを食らう。
・消しゴム貸して とかは日常茶飯事である
・体育で球技をすると 大体グループの足手まといで怒られる
・折り紙とかを団体で折らせたら、大体いつまでも首をひねっている
・他の子が当たり前にわかってることがよくわからない
・性癖にツッコまれる(チック症を併発してた)
・なんでピアノ教室行ってないのにピアノ弾けるの?
・難易度の高いリコーダー譜面を学年練習で吹けちゃって拍手喝采
・初めてのドラムも普通に叩けて調子こいて白い眼で見られる

音楽の実技と国語の成績、あと美術はそこそこ突出
それ以外の教科は平均かそれ以下。たぶん欠点のほうが多い日常だった


■ 頻出する主観的にも不便な特徴(成人/仕事/コミュ)

『メインの作業をしつつ、Xの自然解凍が終わったら冷蔵庫にいれてね、 その後は○○のタイマーを設定して、□□の準備ができたら呼んでね』

↑たとえばこういう状況になった場合 メインで何かをしくじるか、Xを
冷蔵庫に入れ忘れるか、タイマーを入れ忘れるか、ほうれんそうを忘れるか
なにかしら健忘するのが必至。
仕事の流れは知っていても、実際動いてる最中は気づけば忘れている。

・健忘をせずとも、何かしら日常的に頻繁にしくじっている。
「前にもそれは教えたでしょ」「わからない時は聞きなさい」となる。
・何回教わっても飽きるぐらいに上の事態は起きる。なので、やる気がないとか話を聞かないとか思われて待遇が悪くなっていく。
・何ヶ月経ってもあまり改善しないので、やがて「わからない時は質問」という方針すらウザがられ「少しは自分で判断せよ」と突っぱねられ結局どう動けばいいのかわからない。
・これでも本人はがんばってるつもりだが「結果が出ない」ために誰にも伝わらないことはありえる。

・急に話しかけられたときに、リアルタイムに脳内で文章組み立てるのが間に合わず、大体勢いで「はい」か「いいえ」ぐらいしか言えてない。
・能率よく進めるための最適な順番を考えて実行できない。
・「こんなこと普通は当然わかる」という内容でもいちいち言われないとわからない。
・なんか他人に声をかけるのが難しい。
・自分は失敗ばかりする生き物だし、自己主張する権利がない気がする。
・そういう自尊心の低さにつけこまれ、他者のミスもいつのまにかこちらの手柄である。
・仕事と直接関係のないプライベートの話題にまで、思い込みの嫌味や皮肉を言われる。

・ひとつの関心事から集中を切り替えエネルギー分散させるのが難しい
 たとえばこういうテキスト熱心に書いてたら、通話相手をほとんど放置している(あるいは相槌打ってても内容は頭に入ってない マジ失礼。)
 という感じで、快適に「ながら作業」ができない。全力で1個ずつしか処理できない

・部屋が汚い。ときにタンスやクローゼットも汚い。

・かなり意識しないと日課をつくれない。
 対策として、例えばPCは毎日触るので、その近くに化粧水とか置いたりすれば、無精でも視界に入る。だがPC周りに物が増えるので汚くなっていく。

■ 得意なこと
・好きなことは、過酷な努力や勉強なくとも適当に中級ぐらいの腕前にはなれる
・作品や料理など完成像の青写真を脳内に作り、大体その通りに再現する
・全力で1個ずつ処理してることに関しては、数時間ぶっ続けでも作業していられる
・人の名前や顔、誕生日、出来事などを記憶しておくのはわりとできる
・むやみに怒りを表明しない(欠点かもしれんが)


* * * * *

ポンポンと短時間で3つ更新していますが、「下書き機能」があったおかげであります。
2~3日かけて書いては読み直し…をしましたが、おそらくそれでも
不適切だらけであろうところは見逃してやってください。

もし、あなたの身の回りにこういったお子さんや同僚がいましたら
性格だけが悪いのではなく脳に機能障害を持ってるのかもしれませんので
呆れる心中もお察ししますが、できれば冷静に耳を傾け、教えるときには
しつこいぐらいに何度も教えてあげてほしいな と思います


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