光の鍵盤

コトバとココロ :: 共存と共依存は1字違い

# これはADDによる黒歴史とは少し軸が違う話ですが、他に分類できそうなマガジンがないので、便宜的にココに入れます。
# 後半、物凄く個人的ディープトーク&自己満足☆でやたら長くなるかも
しれません。ある程度の改行部分で読むのを見切ったほうが無難かも。

https://note.mu/miyano0928/n/n29047d7c86f7

この投稿を見て、連想的に思い出したことがある。
思い出したというより、普段から意識の底にあったようなもの。


昔、母が、
TVなのかラジオなのか本なのか、どこからのソースで
そんな話を聞いてきたのかはわかりませんが、

「植物にネガティブな言葉を聞かせていたら枯れたんだって」

みたいなことを受け売りしてまして。
普通であれば

(その時の他の要素として気候や栄養状態が悪くて枯れたんじゃないの?)

と考えるものでしょうが、私としては不思議と、
「まぁそういうこともありえるんじゃないかなぁ」と
漠然と思ってしまう節がありました。

植物も一応、体細胞を持ち、水分を取り込んで生活している生物で、
かといって意識があるかなんかは知りませんし、
別段そういうことを議論に上げたいわけでもないのですが…、

ただ、何というか 当たり前のことを今更ですが、
もしこれが言語の通じる人間との間で起こるなら、もっと甚大な形で
「枯れる(比喩)」影響を受けるのだろうなぁ、ということを。

相方との通話中とかに脈絡もなく、
あるいは相手が不在の間でもSkypeチャットなどに
こそこそと好意の言葉を残しておくことがあります。

それはやっぱり、否定的な言葉が意識を枯らすのなら、
好意の言葉を聞かせていたら生き返るんじゃないか、みたいな
どこか論理性の崩壊したようなことを思っているからでもあるんですが。

彼は普段は明るいし、ほとんどのことは気にせず受け流すタイプの人
――に、おそらく多くの人からはそう見えます。
でも睡眠薬だけでは十分に寝付けない日などに、ときどきお酒を
入れるようですが(本当は神経に良くないからダメなんだけど)
お酒が入るときは毎回、

「親や親族に嫌われてるんだ、死んだほうがいいと思われてるんだ」

みたいなことをこぼして凹んでいます。
お酒が入るときの発言は おおかた本音…という以前に、私の体感としても
それがあまり作り話ではないことを実感してしまったわけで。

先日 岩手県から東京へ飛ぶデートしたとき、
親御さんや親戚の人とも関わらせていただきました。というのも、
彼は実家暮らしなので、挨拶云々とかいう大層な事情がなくとも
彼の部屋に遊びに行くまでに居間を通らざるを得ないから、
というような理由で、親御さんにもお世話になったのです。

どこの馬の骨かもわからん人物を平気で家に上げるという時点で
東北の我が家の人間不信な家庭とは全然違ってオープンやないか、
家も近所の繋がりも、ほとんど裏表なく、人の良い方ばかりに見えました
実際たしかにそうなのですが…

ただ、勘弁してほしい と思う言葉も2回ほど聞いてしまいました
彼が同席してるときに。

4月
奥様「私だったら、こんな人(息子)、絶対(彼氏として)選ばないわ」
5月
伯父「もう連絡するなって言っちゃえよ。こんなの捨てて、もっとまともなのと付き合ったほうがいいよ」

いや、わかりますけど。
それはほんとによくわかるんですけど…(2ヶ月連続かい

もちろんこの前後には、もうちょっと関連する会話の流れがありました。
ですから全体的には私の為を思っての言葉でもあったのでしょうけれど。
そして『一線超えた事態になったとき、私らはサポートできないよ』とか
そういう意味も含まれてはいたんでしょうけれど。
あるいは単に、よくわからん子を家に上げたりするのが手間だったから
つい冷たい言葉が出た、ということなら、もっと納得はできるんですが。
全部、了解しては、いたつもりですが…

実は奥様の言葉については、完全に否定的な感想を持てない自分が
いたわけで、その複雑さが一層心を落ち込ませました。
私だって、精神や財布に余裕がない時、何度か相方にキレてしまったことも
あるし、いっそ、ただの友達として過ごしたほうがよっぽど平穏だったん
じゃないか、とまで思ったことすらありました。
正直、40%ぐらいは家族の方の気持ちがわからなくもないんです。
だから余計、言われたくはなかった。

数年前と比べて落ち着いたとはいえ、まだパニック障害があるから
電車で移動するにも100%の自由度とはいかず、
一定の時間に起床してレンタカーを借りて運転することも難しい。
そのため色んな人から協力をいただき御面倒もかけている。
やたら行動したがる私に対し、彼は疲れやすいので
どれだけ大きく移動費や宿泊費をかけて行っても
すぐに1日という物語は終わってしまう。
遠方から通話してるだけの時でさえ時々モメたりもする。
経済面のことも、両者の親との関係がいずれどうなるかも、
将来、籍を入れることすら難しいことも、不満も不便も
頭の中で巡らせた上で、それでも私は現状を変えない。
(「相手に嫌われない限りは」という言い置きも必要ですが。)
そこには現実的な婚期を逃す可能性も思料に含まれている。

けっして軽率に答えを出したのではないのに、
そのことを、いまさら、目の前で、掘り起こさないでほしかった、
…というのが本音ではありました。
(ここまでの気持ちは おおかた彼本人にも言ってあります。
 2人になったときに泣きながら説明したら、笑い飛ばされた…w
 もしや やたら重いんだろうか私は…やれやれだ)

――というのは私の主観であって、本題は別なんですけど。

話を戻すと、なんでしょう…そういった「グサっとくること」を、
彼は やや日常的に言われている、ということなのでしょうね。
本人たちは、『いつも言ってるし、いつも言われてることだ』、
という感じでケロっとしてはいますが、
正直、慣れるものではないと思うし、
「慣れていいもの」じゃないと思うし、
慣れたふりをしながら、いつのまにか愛は枯れるのかもしれないし。
だからお酒入ったときに人知れず悲しむんだと思うし。

どのようにも良い展開を作ることができない、のは苦しいですが。
もしも私が もっと普通に学校も行き、正規就職もできていて
家庭もそれほど不和ではなく、サポートしてくれる人がいて
一般的な経済力があったならあるいは…などと 考えることもありました。
もっとマシだった世界がどこかにあっただろうか、と。
でも、昔からそういった「別の世界」的な生活をしていたならば
今の彼と知り合うキッカケもなく別の日々を送ったことでしょうし、
こういう私だからこその現在の課題なのだ、と思うほかありませんが。

ただ、今は。
亡くなるまでの間に、
ひとりでも多く、一度でも多く、
彼に好意を伝える人がいたらいいなと。
まっとうな視線で接する人がもっといたらいいなと。

眠る時には、嬉しい記憶をひとつでも多く持って
良い夢を見てくれたらいいなと、
天国へ行くときもそうであったらいいなと、
その役割をするのが、絶対的に私や御家族の方でなくともよいのは
わかっていますが、それでもただ、そう思えてやみません。


――その種が芽吹き咲くのを想像して。


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