インターネットが広まった現代社会における弊害
先日、古谷経衡のネトウヨに関する分析記事を読んだのだが、この問題は特定のイデオロギーに特有の問題ではなく、インターネット社会が生み出した低リテラシー層に表出している問題という視点が欠けていて、完全に的外れだなと感じた。
余命なんたら日記や在特会の問題に見られるように、ネトウヨサイドの深刻な問題点は多くあるのだが、このような正義感の暴走やデマを拡散するスタンスは、上記のツイートに列挙したように左派にも数多く見られるものである。
従って、左右の問題ではなく上下の問題として捉えなければならない。
右であれ左であれ、自分のイデオロギーに沿わないメディア報道は好ましく思わないものである。また、自分が知っている情報(それがデマであれ)をメディアが報じなければ、不満に思うのみならず陰謀論に飛びつきやすくなる。右だったら「○○は在日」、左だったら「○○の逮捕はアベの仕業」というのが典型例と言える。
インターネット到来以前にもこの手の人間は潜在的にいたはずなのであるが、個人個人の情報拡散能力は乏しく、またメディアがフィルターの役割を果たしていたため、彼らが顕在化することはなかった。
しかしネットの登場により、彼らは顕在化してしまった。ある意味、新たなエンターテイナーの登場とも言える。
彼らを説得するのはほぼ無理である。メンションを送ればブロックされるか、「ネトウヨ」「在日」などと罵られるだけである。
従って変に説得など考えずに、勝手に自爆するのを待つ他ない。待たなくてもガンガン自爆してくれるけど。
こうしたインターネットの現状を見ると、直接民主制はヤバいなと思う次第です。
これからプチコン4をいじりまくるので、この辺で失礼します。
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