YouTuberに専門性は必要なの?
YES or NO
あなたはどちらだと思います?
私は個人的にはYESもNOも両方です。
私がチャンネル登録し定期的にみるYouTuberは、専門性が高い人も多い。
・肩こりに効くストレッチを教えてくれる整体師
・マニアックな歴史系
・iPadの便利な使い方を教えてくれる教育系
などなど。
しかし純粋な癒しを与えてくれる動物系や、なぜ見入ってしまうのかわからないピンポン球を製造する動画など、専門性とは別のニーズもたくさんある。
私が熱心に動画を再生している「西村ひろゆき」と、そのモノマネの「西村ひろゆかない」にはそれぞれ別のものを求めている気がする。
「西村ひろゆき」に求めるものは、新たな視点。
2チャンネルという掲示板を作って以降も、経営者・企画マンとしていろいろなビジネスに関わってきた人らしい独特の視点。
それに加えて4コマ漫画にされるくらいのキャラクターのおもしろさなので、なんのジャンルを話していてもおもしろい。
昨日深夜のYouTubeライブでは1万人以上が西村ひろゆきの話を聞いていた。みんなスーパーチャットでお金を払ってまで、ひろゆきおじさんの意見を聞きたがっている。大人気。
そして「西村ひろゆかない」に求めるのは、癒しの居酒屋。私たち視聴者にとって西村ひろゆかない ライブは家に居ながら無料でいけるオンライン居酒屋なのだ。
少なくとも私はそう思っている。
来客は共通の知人である「西村ひろゆき」のモノマネを見られるし、他愛もないお喋りでわちゃわちゃと楽しめる。
…が、しかし西村ひろゆかないは血迷っている。定期的に。
「本気で経済を勉強しようかなぁ」
と言い出す。
チャンネル登録者の数も本家の1%を取れた今、ひろゆかないは新たなステップを模索中なのだ。
経済などについて専門性をつけて、解説できれば新たな視聴者層を獲得できるのではないかという目論見らしい。
それは一理あるかもしれない。一定数増える可能性もある。とはいえ、それは求められているのだろうか?
私個人としてはNOだ…笑
経済は経済に詳しい人から話を聞きたい。
おすすめのYouTubeチャンネルは「Subcultures& Economic」。
古くからの西村ひろゆかない視聴者の一人でもあり、西村ひろゆかない をコンサルティングしている最高顧問だ。ウワサでは東京都内の一等地のタワマン最上階に住む投資家さんとのことだ。
話を西村ひろゆかないに戻そう。私は1つの対案を考えてみた。
以下は、西村ひろゆかない のチャンネル登録者数を伸ばすにはどうすればいいか会議だ。ここからは完全に私個人の仮説になるので、興味のあるマニアックな人だけ読んでほしい。
西村ひろゆかない らしいやり方とはなにか?
同氏の武器は何か?
…インタラクティブ性だ。
本人は気づいているかいないのか、意識的にやっているのか無意識なのかは定かではないのだが、モノマネ以外の最大の武器は「インタラクティブ性」なのだ。
今まで西村ひろゆかないに巻き込まれてきた視聴者やYouTuberは数知れない。そんな人々の動きごと私はエンタメとして楽しんできた。
インタラクティブ性=相互作用
テレビなどの一方的な情報伝達と違い、YouTubeライブのようにリアルタイムにコミュニケーションが取れるのが、インタラクティブ性の最大のおもしろさだ。
コミュニケーションによって、どのような展開になるのか読めないところが視聴者にとっての醍醐味。
視聴者を巻き込み、登場させ、読めない展開を作っていくことに関しては西村ひろゆかないはとても秀でていると私は思う。
それではその得意なインタラクティブ性を生かしておもしろいコンテンツになるにはどうしたらいいか?
次のキーワードは、「素人」だ。
1つの分野があったときに、それについての専門性はざっくりとこんな構図になる。
分野にもよるが、ほとんどは興味がある〜無関心の素人。
数が多いところに向けてやった方がいいのではないか・・・?
(数の多さを狙うならば、そもそも論として西村ひろゆきのモノマネをすべきではないという大問題は一旦そばに置いておこう。)
そしてただ素人向けにやればいいという話ではない。
専門家としてではなく「素人であること」を武器にするのだ。
その分野を学ぶ素人として、学びの「過程」を「ライブ」にしてしまう。
一冊の本を読みながらでもいいし、テーマを絞ってもいいと思う。
最近はzoom飲み会を中継するようなYouTubeライブもあるので、その方法で専門家をお招きしてもいいだろう。
一人の素人が専門分野について学ぶのを視聴者は見られるし、参加もできる。
いかがだろうか?
…ここまで書いて気づいた。自分自身が思いついて発明した仮説かのように語ったが、これは岡田斗司夫氏が自身のゼミで解説していた内容だった。
数ヶ月前にYouTubeで見た岡田斗司夫ゼミの内容が消化されて、上記のような形でアウトプットされた。
これは「岡田斗司夫案」だ。
斗司夫ちゃんを知らない人のために、ちょっとだけ説明すると、新しい枠組みを提唱し自分自身がその第一号をいく社会実験家…とも言える。
オンラインサロンの原型のようなもの何年も前から主催しており、西村ひろゆき氏や逮捕前のホリエモンも同時期に所属していた。評価経済という考え方の始祖で、SNSでのフォロワー数やいいね数などが社会的な評価につながる評価経済という考え方を少なくとも25年前から提唱していた、予言者みたいなおっちゃんだ。
斗司夫ちゃんの話はさておき、個人的には西村ひろゆかない氏に変化など、私は求めていない…笑
吉本新喜芸のごとく同じモノマネギャグを数年だって見ていられる。一番お気に入りのモノマネは「ローソンの隣にローソン…」がある話だ。
とはいえ、今後も多くの視聴者を獲得し今後もモノマネおじさんとしてYouTubeにい続けてほしい。
それにはやはり変化も必要そうだ。
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