その3 神社に神様は居ない

全国に80000社以上あると言われている神社
そのうち 神職が常駐している神社は6000社社前後 さらに絞り込んで格式の高い官幣大社 国幣大社と呼ばれているいる認知度の高い神社がおそよ280社あります

その神社に神様は居ない?なんて言ったら ???何いってますの!あんた本当に神職やったん?あんたの神社インチキ神社やったん?何を学んできたん?って言われるでしょうね!

でも神様は いつもお社に常駐されてますか?と言うといらっしゃらないです

神界にいらっしまいます

じゃぁ神社ってなに?ってなりますよね

そもそも 大昔は、建造物などなかったのです
古来、神道信仰のあり方は 神様は お社や御神体に常に居られるものではなく 
しかるべき時に、しかるべき神聖な処を設え神霊をお迎えするものでした
また神霊をお迎えするにふさわしい場所を「神奈備カンナビ」「斎場ユニワ」と言います
さらに神霊の御降臨される中心の場所を「いつの磐境イワサカ」といい 目印に「榊サカキ」を立てたり植えたりして依り代とします

現代で よく見る光景としては地鎮祭でしょうか
しめ縄を張り、「神籬ヒモロギ」を立て神様をお迎えし 神祭が終わると撤収する
これが基本となります

ある時、私達の祖先が お迎えするに相応しい場所、お迎えせずとも下界に降り立ち人間界を視察にこられる特別な場所として岩山や巨石 あるいは山一つを「神奈備カンナビ」としたのです
そしてそこに拝礼の為の建物として神社が建造され それが神社の始まりとなったそうです

関西地区の代表的な神社「大神オオミワ神社」は本殿の建造物は無く三輪山が御神体としておまつりされています

そう言うわけで 本殿や拝殿など建物が出来たのは神道の歴史の中では比較的新しいものとなります
そもそも神社は、仏教信仰が広まり寺院が建造されるようになってから神社も建造されるようになったのです
ですから建物の作りも類似しているものも多く とくに神仏習合の時代に建造されたものは 見分けのつかない建物ございます
[お社の特徴としては鰹木や千木が屋根にあるのですが 無い建物もたくさんあります】

そう言うわけで 神社は あくまで神様が人間界に降り立ち 私達の話を聞いてくださる専用のお部屋のようなものなのです

そうなると 手入れの行き届いていない不浄なお部屋に長期滞在してくださるなんてありえませんよね!

私達も 掃除もされていない 汚れた部屋に招かれても 座ることすらいやですよね
そんな生活が出来る人って人間界でも差別的言葉になりますが低級な方々だと思います

ですので 清潔にされていない神社や ほったらかしの社には低級霊が住みついたりします

最後に 今回おはなし したかった本題は

神様は神社で無くても 神聖な気持ちで場を整え迎えて待つ処に降り立ち 私達の話に耳を傾けて下さいますと言うことなのです

日々、清潔な場所を家に儲け お客様がいらっしゃったら 座布団を用意し、お茶をお出しするように 朝一番のお水をお供えし 余裕があれば御供物を用意し 

「全ての穢れが清められ 皆が幸せに過ごせますように」

1日の終わりには
「今日も1日 無事に過ごせました、ありがとうございます」
と お祈りしていただければと思います

まずは 参拝よりも 身の回りの整理整頓から始めてみてください

貴方のいる場所が神聖であれば「神奈備カンナビ」として神様が認定してくださったら
最強のパワースポットです
(いつぞや 便利なパワースポットについてお話しますね)

今日も長々と拙い私の話をお付き合いいただきありがとうございます

では、次回は 皆んな大好き!ちょっと怖い話!

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