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出来る出来ないではなく、どうやるか
先日、釧根地域(私の地元)の若手経営者向けに講演をしてきました。
※トップ画像は地元の風景です。
(引用:中標津町公式Facebook https://www.facebook.com/nakashibetsu/)
「この国の行く末2(BSフジ)」というTV番組に出演した回を、たまたま地元信用金庫の理事長さんが見て下さっていて、「中標津出身の経営者」ということで西澤のことを認知いただいたことがきっかけです。その後、直接連絡をいただき、今回の講演に至りました。
↓「この国の行く末」の撮影時の一枚
イベントは午後に予定されており、午前中はせっかくなので、中標津町役場に伺い、町長はじめ、観光、経済、などの有識者の方々が10名程集まり、ディスカッションをしてきました。
午後からは講演、二次会、三次会と参加、大いに盛り上がりました。一日を通して現状の課題や経営者が抱えている悩み、この後どの様になっていくのか、何が必要になりうるかなど現場の状況を把握したうえで、必要だと思うことをアドバイスさせていただきました。
一番感じたことは「現場を直接見ること」の重要性です。もともと私が地元について伝え聞いていた内容とは、大きく異なる課題感などがありました。記事で見たり聞いたりする情報にはやはりフィルタが多くかかるので、正しく情報が上がってきていないことが多く、伝聞している本人にとって都合の良い解釈をすることが多くなってしまいます。
これを一企業の現場にたとえて整理します。上司側の視点としては、
部下の報告を10回聞くよりも、部下のお客様とのやり取りを一度見たほうが真実がわかる。
また、部下側の視点としては、
なかなかうまく行かない中でどうしても説明が言い訳のようになってしまったり、毎回同じ報告をしたりしているようであれば、一度上司に同行・同席を依頼して、上司の目で見てもらったほうが良い。
また、MGR側の視点としては、
部下とMTGや日々の報連相などを行っているが、部下が伸び悩んでいる場合、部下を指導するよりも自分を疑ったほうが良い。その場合は上司に当たる人間にMTGを見てもらったほうが良い。
ということですね。
ぜひ「現場」を、定期的に覗きにいく(覗いてもらう)ようにしてみてください。
また、先週は新1万円札のモデルとなった「渋沢栄一」関連の本を複数買い込んだのですが、まずは「雄気堂々」という単行本から。
※Amazonより
https://www.amazon.co.jp/雄気堂々〈上〉-新潮文庫-城山-三郎/dp/4101133034/ref=asc_df_4101133034/
その中に、
一介の書生が突然、志を得て此の難局に当たる。
快はすなわち快なりといえども、国家人民に対する責任を試みるときは、
実に竦然として慎まざるべからず
という大隈重信の言葉がありました。
特別な知識や経験があったわけではなく、情熱だけで手探りだったが、その中で、新しい日本の路線が少しずつ作られていったという話。私の琴線に触れたのでピックしました。
出来る出来ないではなく、どう実現するか
という文章も同様の意味合いですが、「やりたい、やらなければならない」という情熱こそが、「出来る力」を育んでいくのだと私は思います。
また、
社会の役に立つ、お客様の役に立つ
こちらはやはり、抽象的で追いにくい目標なんですよね。追いにくい目標ということは達成に向けたやりたい、やらなければならないという想いを持ちにくい。なぜなら、どうなれば達成したと言えるのかがわかりにくいので。
先週の投稿(https://note.mu/neo_nishizawa/n/n522c205d4156)で、社員総会のことを書きましたが、社内の「表彰」なども一つわかりやすい指標だと思います。
例えば、「誰よりもお客様の役に立つためにその象徴である賞を取る」などと、追いやすい目標に噛み砕いていくと達成角度も高まっていきますよね。なので、わかりやすく表彰されることを目標にすることは、凄く良いことなんです。こうなると「やりたい、やらなければならない」ことが明確になっていくので、結果として自分の成長に大きくつながることになるわけです。
この成功法則のサイクルを体に染み込ませられると、余計なことを考えずに情熱を持って「出来る出来ないではなく、どうやるか」に集中できるので、様々なことを吸収していくことが出来るようになります。
さて、10月も最終週ですね。
急に寒くなってきたので、体調に気をつけていきましょう。
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