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経営者の条件&NO RULES

土曜日早朝ですが、京都から戻っている新幹線の中です。少人数の経営者で特別な集まりがあり昨日夕方到着、本日は終日子供のサッカーの大会があるため、7時の新幹線でとんぼ返り。日曜日は学生向けインターン「Needs」の最終選考会もあり、ここしか書く時間がなさそうなので。

コロナ第三波が来ており、なかなか心が落ち着かない状態ですがこればっかりは自分たちで変えれるものでもなく、まずは社員、そして社員の家族の安全第一で対応をし続けるしかないですね。同様に折角年末に向かってお客様が戻り始めていた飲食店の皆さんが本当に大変だろうなと思います…。弊社も少なくとも影響が継続的に出ていますが乗り切れるように頑張ってまいります。

さて、本日はまず以前自分がパネリストとしてウェビナーに出た時に自分で話していて、たしかにこれって大事だなと自分自身に気づきがあったことについて。

Q.何故20年以上に渡って変わらず経営を続けてこられているのか(弊社は創業20周年を迎えました)。

A.
楽しいから。正確に言うと楽しくないことも多いけど、楽しむように心がけている。楽しいルーティーンを入れる。例えば、6月には毎年恒例ルーティーンの高野山に感染防止対策を万全にしつつ行ってきましたが、これも12年以上続いているルーティーン。私にとっては非常に大切な空間だったりします。

あとは、自分の仕事にプロとして誇りを持っているから。世の中、顧客、組織、仲間に必要とされているから(勘違いかもしれないが笑)。成し遂げたい世界観があるから、前に進めば進むほど、足りないことが増え続ける。こんな面白い競技はないと思い込むようにしている。


Q.苦しいときに支えになっているのは何か。

A.
人間誰しも、迷うこと悩むことがあります。結果が出ず苦しむこともあります。私の場合は、「自己肯定」「自己愛」がそれなりに強いタイプで「真面目」というか「真っ直ぐ」なタイプでもあります。そんな私でも、「自分は必要とされていないのではないかという体験」、「自分ではないほうが良いのではないかという体験」に苛まれたことがあります。

そのときに支えてくれたのは、月並みですが「仲間」なんですよね。自分が苦しいときに支えてくれる、叱咤激励してくれる、本気で笑い合える仲間が何人いるか。上司部下の関係ではない、それを超えた関係性を作れている仲間がどれぐらいいるか。

それこそが人にとって苦しいときの「支え」であり、その「支え」が苦しいときにぐいっと元に戻してくれる、そんな体験が何度かあります。

スポーツでも、苦しいときの声援があと一歩を頑張らせるってこともあると思います。ホームグラウンドのほうが勝率が高いというのは、やはりそういうことで、苦しいときの応援はなおさら効果があると思っています。これらは、日頃の仕事の仕方や姿勢によって作られていくものだと思います。

といった回答をしながら、自分が大切にしているものだったりを再確認することが出来ました。

続けること
迷うこと
悩むこと

誰しもが経験をすることですが、一人ひとり大切な仲間とともに乗り越えていけるといいですね。

今回後半戦は本のお話。最近は大好きなドラッカーの「経営者の条件」を、本棚から取り出して読んでみたので、少しシェアを。

「全ての知的労働者は成果をあげなければならない」

まさにメンバーシップ型からジョブ型への移行が騒がれだしている今。「成果」への焦点が今まで以上に重要になる時代になっていきます。

「成果」をあげるには自らが果たすべき貢献を考えなければならない

手元の仕事から顔を上げ、目標(ゴール)に目を向ける。組織の成果に影響を及ぼす貢献は何かを問う必要があります。

「成果=貢献に焦点を合わせることが仕事の内容、水準、影響力において
あるいは上司、同僚、部下の関係において成果を上げる鍵である」

ところが、ほとんどの人が下に向かって焦点を合わせるます。成果ではなく努力に焦点をあてる。組織や上司が自分にしてくれるべきことを気にする。そして、自らが持つべき権限を気にし、結果本当の成果をあげることができないのです。

成果の低い組織は、「あなたは何をされていますか?」と尋ねると、「経理部長です」「販売の責任者です」「部下が◯人いる部長です」と答えます。

成果の高い組織は、「あなたは何をされていますか?」と尋ねると、「マネジメントがmission・Visionの達成のため、そして他の経営管理者が正しい意思決定を下せるような◯◯といった情報提供をしています」「販売の責任者でこの会社が◯◯になっていくための◯を担っています。そして今年は◯をmission、目標として取り組んでいます」と答えます。

「まさに!」という内容です。改めてこの本の冒頭に書いている成果をあげられる人の8つの習慣も参考にしてみてください。

そして2冊目。最近出たNetflixの企業文化が綴られている「NO RULES」この本は本質からディティールまでわかりやすく書かれており、すべての起業家、責任者、リーダーが学べる本かと思います。中でも印象に残った文脈をシェア。

FBの4Aルール
■FBをする側
Aim to Assist(相手を助ける気持ちで)
Actionable(行動変容を促す事にフォーカス)
■FBを受ける側
Appreciation(勇気もってFBしてくれていることに感謝の気持ち)
Accept or discard(そのFBを受け入れるか受け入れないかはあなた次第)

相手と面と向かって言えることしか口にしない

高いパフォーマンス+私心のないフィードバック=最高のパフォーマンス

人は率直さを嫌うが、実は求めている

本音を語ること、率直さの重要性、フィードバックの重要性といった事が多く書かれているのですが、その根幹にあるのは「社員の能力密度」であり、全てが同じように真似ができるわけではありませんが、今最も伸びている会社の一社として参考にできるところは多々あるなと感じました。

なかなか行動しにくい週末ですが、良い休日を!

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