あけましておめでとうございます(祝2021年)
皆様、新年あけましておめでとうございます。
コロナで始まり、コロナで終わった2020年でした。皆様年末年始の過ごし方も実家に帰っている方や旅行に行かれている方々も気持ちよくSNSなどに上げられないという極めて変わったご時世ですが、ゆっくり休まれた方も多いのではないかと思います。
私は20年間続いていた年末年始の実家への帰省は今年は諦めまして、いつもとは違った形ですが年末年始はゆっくり休むことが出来ました。
(結局子供が自分の周りをうろちょろするだけで休めるわけではないのですが、こうして長い休みのタイミングで子供が一緒にみんな仲良くいてくれるのもあと僅かだな、と思いながらしみじみと休みをとっていました。)
31日はいつもどおり笑ってはいけないと格闘技番組を交互に見ながら、例年実家の大好きな蕎麦屋の年越しそばを食べるのが恒例なのですが、今年は家の近所で評判の良いお蕎麦屋さん二店舗から年越しそばをテイクアウトし初めて東京の自宅での年越しをしました。
少しぐらいアウトドアを楽しもう!と思い1月1日は天皇杯に。
そして1月2日は近所のサッカーチームの初蹴りもコロナで中止になってしまったためボールが蹴られる近所の広い公園に行き、何家族か集まって子供の初蹴りをしました。そして本日1月3日は明日から本格的に始まる2021年度に向けて色々と思いを巡らせ準備をする1日、という形です。
さて、弊社においてはコロナの影響を非常に受けやすい事業もあれば、軽微な事業もありますが少なからず全体としてはそれなりに影響を受けました。
4月、5月に関しては特に影響の大きい事業では前年対比70%減という事業もありました。一方リーマンショックの経験から事業を多角化し、景気に左右されない事業体も立ち上げていましたので、保育や介護、エンジニア派遣といった事業においては全く影響を受けない結果となりました。更にjinjerをはじめとする、弊社のSaaS事業においても影響云々どころかむしろ追い風にもなり、急激な成長を続ける結果となりました。
年末年始で世の中の緊張感は高まっており、緊急事態宣言が出るかどうかの瀬戸際。特に直接的に影響を受ける飲食業界の皆さんなどは本当に大変だと思います。が、総合的に鑑みた際に、もはや経済を止めることは出来ないわけであり、コロナと共存共栄を今しばらくはしなければいけない状況であることは誰もが理解していることかと思います。
命の安全と経済の両輪をどのようにバランスを取っていくのか、政府関係者は本当に悩み考えながらの判断だと思います。一方、それぞれの業界の中で同様の難しい判断が迫られます。どこまで、そしていつまで、守備を固め続けるのか。そしてどのタイミングで攻めに転じるのか、それぞれの経営に関わる人間たちの腕の見せ所ではありますが、まさにこういう有事のときこそ経営判断によって会社の生き死にが決まるなとつくづく感じます。
経営というのは目まぐるしく様々な意思決定が必要となりますが、権限移譲をすることによってその様々な意思決定は報告事項に変わります。報告事項に変わった瞬間に時間的余裕が出来ます。そうしたときに経営者が、「報告事項に関して放置せず、緊張感を持って疑問、指摘、確認が出来るか」が大切であり、また空いた時間を会社の未来に繋がる時間に使えるかが大切なのだと思います。
私は比較的権限移譲が得意なタイプでもあり、それによって会社が大きく成長していったという成功体験もありますが、2021年は事業的な貢献というよりも、経営的貢献をしていきたいと考えており、以下のアップデートが2021年度の私のmissionと決めています。全てはmission、visionの達成のため、中長期的な業績向上のために必要であり今まで手が打ち切れていない要素でもあり、自分にしか出来ない仕事だと思っています。
・経営チーム強化
・内部統制強化(健全なブレーキの構築)
・事業側に負けず劣らず、強い管理本部の構築、強化
・社内外ともに中長期的なファンづくり(Twitter、週刊ウェビナー、裏ウェビナー、にしこの部屋、YouTube等)→Twitterは9月末までに1万人を目指します!
・次世代幹部の育成
・経営として追うべき経営指標の進化
この辺りが2021年度の重要な私のmissionとして取り組んでいきます。
ちなみにどうでも良い話ですが、2020年を以て私の後厄も明けました。厄というものは全く信じていなかったのですが、2018.19.20年度と私自身にも会社にもなかなか大変な出来事が続きました。
コロナは、全世界平等に来るものであり、当然ビジネスモデルにより影響の大小はありますがそんなに大きな出来事だと正直認識していません。それよりも、「自分にしか降り掛かってこない出来事」のほうがやはり降り掛かってきたときに意味を探してしまいますし、その出来事を通して「天」は自分に何を伝えたい、何を感じてもらいたい、何に気づいてもらいたいと思っているのかを考える機会を頂いています。そしてそうした出来事は「乗り越えることが出来る人間にしか降り掛かってこない」と思い込むようにしています。
どんなに優秀な社員がいても、どんなに優秀な事業家がいても、どんなに優秀な経営チームに囲まれていても、経営者がボンクラであれば、その会社は衰退、滅亡の一途をたどるもの。自分自身がボンクラになったら即日他の人間に経営を譲るべきであるという当たり前の緊張感を持って私は日々経営をしています。今までもそしてこれからも、「成長し続ける」会社を創り続ける。2021年も色々あると思いますが、そんな「色々」こそが人生の彩りだと思います。自分らしく、楽しみながらコツコツと取り組んでまいります。
2021年も宜しくお願いいたします。