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真摯さ(インテグリティ)

来週の月曜日をもってネオキャリアグループは22期を終了します。

・Saas事業の分社化
・決算期の変更(9月から2月へ 今期5ヶ月変則決算)
・mvvの作り直し
・選択と集中に基づくさまざまな意思決定
・中期経営計画策定

と多くの痛みを伴う22期でした。
オミクロンに基づく日本の政治リーダーの意思決定。
世界情勢における、大国のリーダーの意思決定。
全て、意思決定とは「誰かにとっては良い意思決定だが、誰かにとっては大いなる痛みを伴う」ということを痛感させられる出来事が続いています。リーダーは様々な痛みを想像しつつ、大局的にこれが「正しい」と判断し意思決定を行うという「答えのない未来」に対して意思決定をしなければいけない大変な職業だなとつくづく感じる最近の出来事でした。
今回のオミクロンに基づくある意味鎖国とも捉えられる日本政府の判断。
一般的にはまさか本当にやるのかと思われたロシアの判断。
一つの意思決定が多くの人たちの人生を狂わしてしまう。それが「意思決定」というものだなということを感じリーダーの責務の重さということを痛感させらる出来事だなと感じます。

思いっきり話が変わりますが友人に勧められて、いつも読んでいる本とはテイストの違う、「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか」を昨日読み終えました。全然関係ないと思いきや、これも同じくリーダーのあり方を考えさせられる本でした。周りがどう感じるかではなく、勝つために何をすべきか。を徹底して取り組んできた落合監督。リアリティのある話が続きます。人の上に立つ皆さんにおすすめの本です。

「自分に厳しく、人に厳しく」
簡単なことだがこれをできるリーダーは少ない。
自分に厳しく、人に甘い人
自分に甘く、人に厳しい人
意外と世の中のリーダーはこうした方が多いと感じています。

ドラッカーがいう真摯さ。
「インテグリティ(真摯さ)」は後天的には身に付かないものなのだとドラッカーはいいます。「インテグリティ(integrity)」の語源は「integer(完全性)」で、直訳すると「高潔、誠実、清廉」という意味です。

ドラッカーはインテグリティの欠如した人に共通することとして

・強みよりも弱みに目を向ける者
・何が正しいかよりも、誰が正しいかに関心を持つ者
・真摯さよりも、頭のよさを重視する者
・部下に脅威を感じる者
・自らの仕事に高い基準を設定しない者

と言っています。逆説的にシンプルに整理をすると、

「誠実で、常に言動が一致し、向上心のある人」

ということでしょうか。こういう人をリーダーとして登用し続ける事が企業が永続的に成長し続ける秘訣である、と当たり前のことですが感じている少しお酒が入っている週末金曜日でした。

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