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久しぶりの1週間出張

コロナ前は海外出張も多く、1〜2週間家を空けることがよくあったのですが、コロナ禍となり海外出張もなくなり、国内出張は1泊2日がほとんど。ということで久しぶりに月曜日から本日土曜日まで1週間の出張。前半戦は福岡、後半戦は北海道でした。

前半戦福岡ICCでは審査員・登壇とありましたが、見れる時間は全てカタパルトを見ていました。スタートアップ、SaaS、ソーシャルと皆さんの熱い想いのシャワーをおもいっきり浴びて心が洗われました。また、いつもよりも1日前入りをして、自分よりも若い20代、30代の方が多くいるような場所に顔を出しまして沢山の刺激を受けました。本当に有意義な良い時間。

フライトでの移動中は過去に読んで改めて読みたいなと思っていた本も3冊じっくりと読み込め、バスでの移動中は北海道の綺麗な景色を眺めながら色々と考え事をし、最高の時間でした。

さて、今日は今週飲んでいる席で度々話題になった抜擢人事について少し持論を述べようかと。私自身も非常に大切にしてきていて、抜擢文化がある会社は伸びると信じていますし、サイバーの曽山さんが書かれている「若手育成の教科書」にも同様のことが書かれています。が成功する抜擢と、失敗する抜擢もあるなと。失敗する抜擢とは結果としてその人の未来が当初描いていたよりも悪い方向に行ってしまうことを指します。抜擢にも色々な抜擢がありますが、まず前提として

「能力ではなく人格」
「能力ではなくロイヤリティ」
「能力ではなくオーナーシップ」


が大事だなと改めて感じます。いかに能力が高くても、人に好かれない人間、周りに応援をされない人間の場合は組織を作ることができません。そもそも組織を引っ張っていくために、皆を動かしていくためには、前提として優れた人格を持っていることが重要です。
そして次にロイヤリティ。会社を、事業を、組織を大好きかどうか。愛しているかどうか。とても大事です。
最後にオーナーシップ。自分事かし、自分で何とかしてやろういう気概を持ち、自分で責任を持って行動できることが重要です。

この「人格」、「ロイヤリティ」、「オーナーシップ」の3つ。
まずはとても重要なのですがその上で結局この3つがあってもうまくいかないケースがあります。それはなにかというと「自己評価が極めて高い人」です。

大体抜擢をすると自分が今まで見ていた景色と異なる世界になるので本来は出来ないことだらけになります。そしてそれを冷静に感じ取り、自省し、周りの声に耳を傾け、さらにより良くしていくことが求められるのですが自己評価が高い人は「自分はできている」と感じてしまうため、自分のできていないところに目を向けることがあまりできず、結果、自己評価は高く、他己評価は低いという事象ができ、ここでずれてしまうことによって、結果その後の人事や査定の際に上司と本人の認識のずれが生じ、かつこうした方の場合、プライドが高いケースが多いため、離職になる、というパターンはよくあります。

会社経営の中における最も重要な資産である「人」。

採用・定着・育成・活性化。この4つのサイクルが上手く回れば組織は躍動します。逆にどれか一つでも上手くいかなければ組織は停滞する。そのことを肝に銘じて経営をしていかないとですね。

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