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ピンチを、チャンスに

刻一刻と状況が変わる社会情勢。
先週は1週間で日経平均株価は3,318円の下落で過去最大。

トランプ大統領が欧州からの入国禁止を発表し実体経済への打撃に対する不安から12日の株安は2,352ドルと過去最大(13日は反発し前日比1,985円高)となりました。

新型コロナの話が世界経済の話に転換。
出口の見えない暗闇の状況だからこそ、市場関係者は不安を隠せず右往左往しています。

各社大なり、小なり、影響を受ける企業がほとんどでしょう。オリンピック後に来ると思われていた経済調整局面、不況がなんとこんな猛スピードで、しかも違った形で来るとは想像も付きません。

しかし、だからといって怯んでいても仕方がありません。
先週も記載をしていますが、ビジネスにおいては、各々が「今できることは何か」を徹底して考え、それを「出来うる範囲で徹底的に行動に移す」、ここに尽きる。逆に、この局面においていかに行動をするかがキモになってきます。

弊社COO・加藤がFacebookに投稿していた内容を一部引用します。

■リーマンショックを境目にネオキャリアグループが急成長した理由
① 打ち手が早かった
⇒リーマンショックから3ヵ月後にコスト削減(役員や役職者の報酬等)を断行

② 事業の多角化
⇒影響が大きい部署から、影響が軽度の部署への人の異動

③ ピンチをチャンスに、思考を止めず足を動かし続けた
⇒苦しいタイミングで新規営業を止めなかった
⇒他社の撤退領域、エリアへ逆張り展開

④ 幹部/キーマンの流出がなく、むしろ筋肉質な状況となった
⇒コアメンバーの流出なく筋肉質な組織へと生まれ変わった。

既に弊社の場合、ワンプロダクトでビジネスを行っているわけではありませんので、「出」を最小限にし、「入」の最大化をいかに図っていくかを、一人ひとりが考えていかなければなりません。

各責任者が、
各鑑賞の役員=経営者
各事業責任者=経営者
各事業副部長、マネージャー=経営チーム

という認識を持って上記①〜④をどれだけ自身で決断できるかどうか、を重視していました。

仮に赤字になりそう、予算を割りそうな事業であれば、いかに黒字で、予算到達のためにどうするかを考える。それがコロナショックをコロナチャンスに切り替え、次なる急成長を遂げれるかどうかのポイントだと思っています。

つまり、この危機を乗り越え、むしろ成長するためには、これらポイントが重要になってくると考えています。

① 打ち手を早く(無駄を削ぎ落とす)すること。

② 事業の見直し、メンバーの異動などの対応をとること。
どうしても影響を受ける事業が出てきますが、影響が出ているならどうすれば良いか?を考えることが必要です。

③ ピンチをチャンスに、思考を止めず足を動かし続ける
有事のときこそ、新規開拓力が強みになる。いつも以上に行動量と思考を廻し続けることが重要です。景気が悪いときは足が止まり、動いている人が少ない。そこを動かすのです。ただ、無駄に動かしても意味がないので「考えて動き続ける」ことが重要だと思っています。

④ 幹部/キーマンの流出がなくむしろ筋肉質な状況に
改めて幹部格で何を目指すのかどこに向かっていくのか、もし変更があるのであればクイックで集まってシェアをし取り組んでいく。

一方で、経営チームの役割は、「最悪の状況に備えて、バラ色の未来を描き、語り、形にしていく」こと。最悪の状況に備えた計画をしつつ、組織の活力をより高めていくためには、「明るい未来」を語る構想力が大切だと思っています。

弊社ではリーマンショック時、各種意思決定を実行し、事業を筋肉質に変革し、社会全体として下降局面の中、成長分野(セグメント)を見出しました。
その結果、その後、いち早くマクロな環境の波に乗って飛躍することができたと考えております。

繰り返しですが、
ピンチがピンチのままで終わるのか。
ピンチをチャンスに変えることが出来るのか。
が重要です。

弊社でも、グループ全体の責任を持っている私を始め経営陣は経営側として状況に応じて各種意思決定を実行していきますが、まさに前回のリーマンショックのタイミングで「オーナーシップ、リーダーシップを発揮した代表的なメンバー」が、現経営陣でした。

平時ではなく、有事の時に、「自分自身がMissionとしてもっている目標をブラさず達成すること」に取り組むことが「イノベーションを生み出すこと」に繋がります。

また、ここを経験することは経済人として最高の財産となります。

先週に引き続きではありますが、「ファイティングポーズ」をとりつづけ、経済危機を吹き飛ばし、私たちの力で日本を、そして世界を元気にしていきましょう!

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