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ここから。

2023年8月5日(土) 山中湖。
その曲がはじまった。
その時まではあっという間の出来事で、ただただ立ち尽くしていた。
その時が来たとき、ただただじっとステージ上の一点を見つめていた。


まっすぐ

2016年9月発売の私立恵比寿中学10thシングル。
ファミえん2016の公演後にシングル発表と同時にMV公開されたような記憶。
歌や曲そのものだけでなく、何やら意味ありげなジャケットやMVを仲良しオタクでお泊まりしたコテージでみんなでおいおい泣きながら見ていた記憶。
懐かしい記憶。


君のため生きてゆきたい

発売当初は廣田あいかさん。
廣田さんのグループ脱退後は柏木ひなたさん。
そして現体制で風見和香さんが担当することとなったパート。

歌詞を見てもらえればわかるけど、"まっすぐ"という曲の最後の最後に、この歌詞の目線になっている登場人物の答えになっている。
パートに貴賎はないのだけれど、それでも特別気になってしまうパート。

歌詞の意味とかシチュエーションとかは一旦別として。
単純に、誰かのために生きたいっていう感覚すごくない?
家族やペット、特定のパートナーがいない身からすると考えられない感覚で。
(ぼくは推しのためでなく、自分のために生きてます念のため)

見るひと聴く人に想いを伝えるという点で、どういう気持ちで歌っているのだろうと考えることがある。
今度機会があれば聞いてみようかな。

風見和香さんの"君のため生きてゆきたい"

とあるオタクから

ファミえん後、生誕ソロライブの日だったか。
知り合いから「あれどうでした?」と声をかけられた。
聞くとファミえんでの"まっすぐ"ラストについてだった。

彼としては思うところがあるらしく、廣田さんの印象が強くあまり受け入れられていないようだった。
そういう考えもあるよな、と純粋に思った。全然間違ってない。

そういうぼくはというと、正直以前誰が歌っていたかはどうでもよくて、今この時に風見和香さんが歌っているという事実がただただ嬉しかった。
(念のため)廣田さんが頭に浮かばなかったというと嘘になるが、比べるということは頭になかった。

個人的なきもちと風見さんとの話と

先に述べたように、個人的には比べるなんて頭はなくて、このパートを彼女が歌い継いでくれているという事実が一番嬉しかった。
これまでを気にしてしまうことは決して悪いことではない。
けれども、たまたまぼくは廣田さんを応援しているなかで"過去に囚われない"ということを学んでいたからかもしれない。
これまでよりも、これから、ここからどうするかを意識している。
(それは、過去を振り返らない、という意味ではない)

ファミえん前までの特典会で風見さんとパートについて話をするといつも「あいかちゃんが、ひなたちゃんが・・・」とそれまでの担当者を気にする発言をしていた。(ぼくが聞いた話なのでソースは示せませんが)
そりゃ確かにグループのレジェンドみたいに感じている人のパートを受け継ぐとなったら気にもなるわな〜と思いつつも、正直そんなに背負いこまないでほしいなと思いながら話を聞いていた。
とは言ってもひとりのオタクに何ができるわけでもなく。

そんな中、生誕ソロライブで彼女の口から"自分らしく"という言葉が出てきて。
その時は本当に嬉しかった。
偉大な先輩だけでなく大切な同期、同い年の後輩に囲まれてきっとたくさん悩んで悩んで考えたんだろうな〜。(妄想)
考え方が変わったから悩みが解決するわけではないのだけど、あなたはあなたらしく、"廣田あいか"でも"柏木ひなた"でもない"風見和香"になればいいのだからと思いながら抱負を聞いていた。

"可能性の光"

noteを書くまで人には話してこなかったけれど、ぼくはこの言葉というか表現が好きで自分の頭で考えるときによく使っている。
ある人は"バトン"と表現していたけれど、そのとおりパート変更は今までとこれからを繋ぐ大切な瞬間だ、と思っている。
今回話題に出しているパートに限らず、どんなパートも大人たちがこれからのエビ中を考えて振り分けていると思っているし、その期待に応えるべくメンバーは歌を紡いでくれていると思っている。
(パート割合とかも多少はあるだろうけどね)

誰々に歌ってほしかった・・・という意見を見なくもなかったし、気持ちもわからんことはないなと思ったけど、少なくともエビ中を考えている人たちが"今の"そして"これからの"エビ中を見据えて与えたものとぼくは考えることにする。

個人的、ほんと個人的な思いとしては、パート割当てって継承とかそんなんじゃなくて。
あくまで与えられたその子としてどう表現するのか、したいのかなのだと思っているからそんなに気負わないでほしい。(素人考えなのは承知ですが)

これから。

ファミえん以降何度か披露されてきたが、まだはじまりに過ぎないのかなと。
これからきっともっと成長して、本人自身が納得できるものになってますます輝いていくのだと思う。
ぼくはオタク宗教上の理由により"一生応援する"なんて無責任なことは言わないことにしているので、自分が見られる限り、その成長を見ていきたい。

ファミえんメイキング映像を見ていないでこれを書いているけど、その辺りなにか言及されているのかしら。だとしてもそんなの気にせず。
いつかきっとくるそのときに「ののかちゃんが歌っていたパートを私が歌うなんて・・・」と未来の誰かに思わせるくらい"風見和香"のパートにしてしまえ〜〜〜。


ここから。

2023年8月5日(土) 山中湖。
その曲がはじまった。
その時まではあっという間の出来事で、ただただ立ち尽くしていた。
その時が来たとき、ただただじっとステージ上の一点を見つめていた。

その時は気がついたら終わっていて、隣で見ていた年上の友人が一言。
「ここからだな」と。
10年以上の付き合いにもなると考えていることお見通しみたいだ。


風見和香ちゃんちゅきちゅき〜😘

🙇‍♀️💦

おわり