チラ裏書評 No.1

『インプット大全』樺沢紫苑(著) 2020/07/22読了

 『インプット大全』樺沢紫苑(著)読みました~!結構自分にとっては既知の手法等も多く、其処に関してはそのやり方の有用性を改めて確認できたというのが学びと言えば学びかなと。後半に進むにつれて応用性や独自性が高まるものの、彼が独自に経験的に編み出したと思われる反比例するように客観性はどっかに行きます。なんで…?エビデンス…序盤ではずっと側にいてくれたじゃないか…。とか嘲弄的なことを言ってついつい性格の良さをアピールしてしまいますが、まぁエビデンス狂になってもヨクナイ。実用性と普遍性は得てしてトレードオフな関係にあるもの、普遍性が削られた分実用性を獲得しているのかも知れない訳で、下がったパラメーターを論うなら上がったパラメーターも見なきゃ嘘です。見方を変えれば実生活のインプットに寄り添った内容とも言えそうであります。

 一つ特筆すべき学び、"DIKW"という言葉。データサイエンスの伝統的な観念だそうで、D=data:データ、I=information:情報、K=knowledge:知識、W=wisdom:知恵の頭文字から成ります本書では情報の取捨選択をする為の指標として提示されていました。汎用的なスケールとして長くお世話になることになりそうな予感がしております。さしずめ、今の小生はこのDIKWというknowledgeを如何にwisdomへ昇華させていけるかが問われているというところでありましょう。(ニチャァ…

 樺沢氏という人物の快活な生き方に感化されたのが個人的には一番の収穫ですかの。「啓発書的な色の強い実用書」というのが所感であります。

 本書で主張されていた「インプットの為のアウトプットの重要性」に納得してこの書評を書き上げることができているところを見ると、確かに行動を変えるパワーを持った本と評することができそうですな。

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