エンジニアの知的生産術_④
著者:西尾泰和
出版社:技術評論社
アイデアを思い付くには
アイデアを思い付くのには3つフェーズがあると著者は考えている。
①耕すフェーズ
②芽生えるフェーズ
③育てるフェーズ
①耕すフェーズ
このフェーズでは情報をかき集める。
KJ法でのラベル作りのように紙に書き出していく。
②芽生えるフェーズ
このフェーズは集めた情報からアイデアを閃くことであり、
自分でコントロールできるものではないので、待つしかない。
時間に制限がある場合は決められた時間の中で芽生えたアイデアを採用する。
③育てるフェーズ
芽生えたアイデアを磨き上げていくフェーズ。
アイデアが必ずしも有用なものかどうかは限らないので、検証をしていくことが大事。
以上がアイデアを思い付くフェーズである。
このフェーズは学びのサイクル(情報収集→モデル化・抽象化→実践・検証)とよく似ており、学んだことを自分の頭の中で使える知識として育て上げるという意味ではアイデアの思い付きと同じ工程なのだとわかった。