エンジニアの知的生産術_③

著者:西尾泰和

出版社:技術評論社

KJ法

考えのまとめ方の手法としてKJ法というものを学んだ。
名前の由来は発明者の川喜田ニ郎さんのイニシャルから。

KJ法は
1.ラベル作り
2.グループ編成
3.図解化
このステップで行う。

1.ラベル作り

最初の工程ではアイデアを書き出す。
書き出すものの条件や粒度などはなく思いついたものを書き出していく。
後工程のために、アイデアは付箋などの移動できる記録媒体に1つずつ書き出していくことがポイント。
この1つ1つのアイデアをラベルとして後工程で利用する。
※ラベルは100枚ぐらい作るのが望ましい。

2.グループ編成

次の工程では作成したラベルを並べてみて同じ意味合いのものをまとめていく。
この際にラベルをフラットにみることがポイントで、アイデアの粒度や段階をつけたり、同じ意味合いのものが見つからない少数派のアイデアを価値の無いものとして扱わないようにする。

3.図解化

最後の工程ではグループ化したラベルをホワイトボードなどに配置して俯瞰的にみてグループ同士の関連を考える
(対義、原因と結果、etc)
さらに次のステップの図解化として見えてきた関連を文章というアウトプットにしてみる
関連が正しく整理できていなければ、図という二次元の情報を文章という一次元の情報に変換する際に矛盾が生じてうまくいかない。文章化できなければまた関連を考えを直せばよい。
こうして文章化していく工程の中で考えをまとめていくことができる。

以上がKJ法の説明である。

プレゼン資料の作成やブログの記事作りなどの機会で実践してみようと思う。


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