マガジンのカバー画像

「無意識ー空の章ー」

16
地方の町に突如現れた謎の建物。そこに集まる小さな奇跡(?)の連続で、ある「歌」が出来上がっていく物語です。全12話完結済。この後BGMやちょっと変わったインタビュー記事などを追加… もっと読む
運営しているクリエイター

#コーヒー

小説の目次は、アルバムの曲名リスト

作りたいものは沢山あるのに 作品としてきちんと仕上げるのがめちゃくちゃ遅い私。 その中で唯一、ひと通り作り終えた作品が 小説「無意識ー空の章ー」です。  去年の春頃「カクヨム」に連載して 全12話が現在も掲載されていますが noteを見てくださる皆さまにも改めて紹介したいと思い この小説のマガジンを作ってみることにしました。 小説の本編はもちろん、合間に解説や裏エピソード等も 挟んで「小説+ガイドブック」のような感じに出来たら いいなあと、イメージしているところです。

「無意識ー空の章ー」#4 コーヒーの味

⬇️前回の話はこちら 大地が「フレンドシップ」をやめることになった。 夏休みが終わる直前に本人から電話が来て、その衝撃事実を知らされた。 いや、どこかで予想はしていたような気もする。大地のような現実主義者があの安い時給でいつまでも続けるとは思えなかったから。 「なんでやめるの?」 「時給安いから」 ほらね。 (ダテに10年も友達やってないわ) (でももう友達じゃないんだっけ?) 「もったいないんじゃないの。せっかく楽しそうだったのに」 「まあ、でも楽しいだけじゃ」