マガジンのカバー画像

「無意識ー空の章ー」

16
地方の町に突如現れた謎の建物。そこに集まる小さな奇跡(?)の連続で、ある「歌」が出来上がっていく物語です。全12話完結済。この後BGMやちょっと変わったインタビュー記事などを追加…
運営しているクリエイター

#記憶

小説の目次は、アルバムの曲名リスト

作りたいものは沢山あるのに 作品としてきちんと仕上げるのがめちゃくちゃ遅い私。 その中で唯一、ひと通り作り終えた作品が 小説「無意識ー空の章ー」です。  去年の春頃「カクヨム」に連載して 全12話が現在も掲載されていますが noteを見てくださる皆さまにも改めて紹介したいと思い この小説のマガジンを作ってみることにしました。 小説の本編はもちろん、合間に解説や裏エピソード等も 挟んで「小説+ガイドブック」のような感じに出来たら いいなあと、イメージしているところです。

「無意識ー空の章ー」#12(最終話) 未来の歌

⬇️前回の話はこちら  夏井さんの癖は「余裕を感じると謙遜する」の他にもうひとつ。 「動揺すると必要以上に敬語になる」というのがある。 以下は、歌詞の続きを書いてもらおうと夏井さんがハリネズミの家に電話をかけた時の受け答え。 (ちなみに詞を書いたのがハリネズミと分かった時点で夏井さんが「なら、僕が電話番号知ってる」とかけてくれたので、お店のシステムは覗かずに済んだ)。 「…はい。あーそうなんですか。大変なんですね。いや~知らなかったとは言え失礼しました。こんな夜遅くにど