黄金のレガシー7.0ストーリー感想(ネガと自機の自我あり)

だいぶ前に黄金メインストーリーは完走済み、極×2とアルカディアも何度か周回
零式は即参戦は無理テージファウンドかなぁ。
そんな程度感のヒカセン中の人の、黄金のレガシー7.0感想。

半分くらい寝ながら進めてたので覚えてないところ多々。
タイトルの通りネガ寄りなので、満足している方はここにてさようなら。

あと自分は頭の中でキャラクターたちを自由に動かし映像化して思考や感情まで想像して楽しむタイプの妄想オタクなので
そういうのが気持ち悪いと思う人もさようなら。「このとき自機はこう思っていた」とかちょいちょい出てくる。

とりとめもなく書き散らしてる部分が大きいのでその辺はご容赦。記憶違いもご容赦願いたい。








トラル大陸入りするとき

「新大陸を冒険出来ればなんでもいいや」それしかない。そもそも周りもそういう流れじゃなかったっけ、新大陸冒険をエサにウクラマトのお守りをしてもらおうという。
知らん国の王位とか興味ないし、というかコイツ(ウクラマト)が王にふさわしいかもまったく分からないがそんなホイホイ味方になっちゃっていいの…?とは思った。他の候補者のこと全然知らないのに。
エレンヴィルの幼馴染だから?それってそんなに信用に値する要素でもないし。

自機がウクラマトの後方腕組み保護者であることについて

もともと目立ちたいわけでも名声を得たいわけでもない自機、ついてくだけで目立った活躍しないことについては特に何とも思ってない。早く終わらせて自由に冒険したいなぁ、そればっかり考えてた。ウクラマトという人間に思い入れないし、彼女を是が非でも王に!彼女こそ次の王にふさわしい!と推せるほどの情報も得てないので。
人としても女としても特に好きでも嫌いでもなく。王位継承者として本当にふさわしいのかもよく分からない。新大陸が冒険出来ればそれでいい。本当にただそれだけ。

「このキャラはこうなんです」の魅せ方

クドい。とにかくクドい。気にしませんおじさんは分かりやすくクドい、そんなのは3回目くらいで「いやいや!そこは気にしろよ!」って全員から突っ込み入るような使い方をしてくれよ。
ウクラマトもウクラマトで、「ガタイと威勢は良いけど実は臆病者」の演出が多すぎる。船酔いにしろアルパカ苦手にしろ気球コワイにしろ……。全ては「弱いところを見せてもいい、仲間を頼って」に繋げたかったんだろうけどほんとクドすぎた。威勢がいいだけじゃなくもっと精神的に強い、かっこいいところを見せて欲しかった。

突然の殺害計画

前半の中盤でいきなり派手にウクラマトを殺害しようとするバクージャジャ、途中からそんなんでどうにかしようとするくらいなら最初からウクラマトの寝首でも掻いといたらよかったんでは。候補者を手にかけたら失格みたいな決まりありましたっけ?仮にあったなら、ここでウクラマトを手にかけてたら失格じゃんよ。
秘石も、途中から奪おうとするくらいなら最初から他の候補者に集めさせておいて、全部集まったところでかっさらう!で良かったんじゃ。
「どうにか家族を殺害せずに、卑怯な手を使わずに(メタ的に言えば「使わせずに」)継承の儀で一等を取りたい」が根底にあるからウクラマト殺害も秘石泥棒もしないでいくんだと思ってたけどどうして途中から突然変わった?
秘石はまぁ途中まではどうせ自分が一番早く集めるだろ楽勝楽勝、って思ってたら他の候補者も案外頑張るので焦ったのかとも思うけどウクラマト殺害は……いくら焦ったからってそこまでする?なんだよなぁ
のちのち「双頭のプレッシャーであんなんなってたけど根は良い子」なんて設定が出てくるけど根が良い子が義理とはいえ妹殺そうとはせんよなぁ。行き過ぎ。
殺そうとするけどあと一歩のところでトドメを刺せない、必殺技が出せないみたいな描写があれば「根は良い子」設定もまぁ頷けたかもしれない。

紅蓮のイージーモード

とにかく皆さん物わかりが良すぎる。突出してるのが双血の教え信者のみなさん。
こんなの良くないことって分かってる…と薄々思いながらも沢山の命を犠牲にして繋いできた教えなら、逆に縋ってしまうのが人間の心情ってもんだと思うんだよな。ガチャと一緒で「大きな犠牲を払ってきたからこそ損切り出来ない」そういう感情が生まれるもんだと思ってる。特にバクージャジャのパパ、本当に……改心早すぎない……?毒親ってそんなコロッと理解しないよ、何なら説得すればするほど頑固になる生き物だよ…そんなちょっと話したくらいで改心するなら最初から毒親なんかになってないと思う。
そして毒親の毒を浴びまくったバクージャジャの改心も早すぎな。毒親の毒が抜けるのはそれまで生きてきた年数分かかると言われてますので……。
個人的にはバクージャジャ親子に関しては「一生毒の価値観から抜け出せないバクージャジャ両親(夫婦としては共依存の関係)と、目が醒めて両親説得しようとしたけど叶わず、両親と縁を切って親離れ・独り立ちしトライヨラ王国で時間をかけて信頼を勝ち得るバクージャジャ」の方が毒親家庭あるある&バクージャジャの株上がりでしっくりは来たと思う。
そうそう、私欲のためにヴァリガルマンダの封印解いたバクージャジャに対する皆さんも物わかり良すぎね……紅蓮のストーリー大まかにしか覚えてないけどこういうときもっとこうどす黒い感情、疑いの感情が渦巻くものだったと記憶しています、フォルドラ周りとか。だいぶ許されなかったよね彼女。かわいそうな境遇だったというのは共通しているように思うが。
全てが、トライヨラがみんな仲良しで種族同士のいがみ合いもないみんな笑顔のウクラマト王国になることが決まっている上での出来レースでしかない。

要職……?本気で言ってる?

外国から来てまだ王位継承くらいしか一緒にやってない、新大陸のことろくに知らない愛着もない、ただ規格外に強いだけの冒険者を国の要の一員に??
自機のこと何も分かってくれてない、とかじゃなくて人選基準がおかしいよ。さすがにこのときは自機も呆れた。国のこと本気で考えてる?って。

やっと冒険だ!!エレンヴィルとなのか、そうか

ロネークに乗れなかった間、エレンヴィルは何故ヒカセンのマウントに乗ってくれなかったのか。
ちゃんと掃除したんだけどな。某マンガの筋斗雲みたいに特別な心の持ち主じゃないと乗れないみたいな設定あったっけ?記憶にない。

豪華な助っ人たちとその扱い

コーナ理王「急ぎ条約を結びました!」とか言ってたっけ?ヴリトラ勢が加勢しに来てくれたとき。半分寝てて記憶が怪しいのだがなんかものすごい借りを作ってしまったのではないか?国として。
そして危険を冒して飛んできてくれたのに挨拶のひとつもさせてもらえず気づけば解散。もし暁メンやヒカセンの頼みならと立ち上がってくれたとするならば(ついさっき条約結んだだけの国のために頭首自ら赴くとか考えにくいので、そこは暁メンとヒカセンの人脈ありきと思うし)、少し話くらいさせてほしかったと思うわ。ヴリトラ勢の扱いが雑過ぎる。エスティニアンはまぁ金払ったんだろうなと思うが。

家族とは

後半は家族がテーマの一つなんだろうというのは分かった。
分かったけどなんというか……家族というものに対する考え方が自分とは違うというか。
作中でもそもそもブレていたように思う。特にウクラマト。血の繋がりなんて関係ないぜ!と言ったかと思いきや、グルージャがゾラージャから受け継いだものが青いフビゴ族であることという思いっきりただの血の繋がりでしかないことを言ってしまうところとか。
都合よく「血の繋がりなんて関係ない!」と「血が繋がってるのは喜ばしいことだろ?」を行き来するのがお粗末であった。せめてキャラの中でくらい統一させてはくれないか。キャラごとに考え方が違うというなら理解出来たが。
そして仮に血の繋がりは関係ないを正とするのならグルージャが一番「パパであってほしい」と思うのってあの状況だとオーティスだっただろう。物心つく前に自分を捨てた、特に優しくしてくれた記憶もない(パッチや秘話で補完される可能性はあるかもしれないが)、大勢を殺して独裁者になろうとしている男を、グルージャは何ゆえ父親の立場に据えたいのか。グルージャの立場になって考えてみて欲しかった。
純真無垢な子供から、「ただ父親であってくれればそれだけで良かった」と願われること、これって父親側の救いでしかなくて。正直、ゾラージャを救うために言わされたセリフでしかないなと冷めた目で私は見ていた。
そして仮に血が繋がってることを家族としての拠り所であるというなら、血の繋がってない自機や暁メンを取り込もうとして「血の繋がりなんて関係ない!家族だぜ!」みたいな調子のいいこと言わないで欲しいと思う。どっちかにしてほしい。一緒に過ごす期間短いうちから速攻で距離詰めてきて家族だの仲間だのズッ友だの言ってくる人とはろくなことにならなかった経験しかないので…。
そういうのっていちいち先回りして念押ししなくても、長い時間過ごして、時には距離を置いたりケンカになったりしつつ、振り返ってみたら「なんだか家族みたい」「結局ズッ友だったね」となるものであってさ。

カフキワとエレンヴィル、ナミーカとウクラマトはまぁ何というか、方向性は違うけどどちらもおおむねうまく行ってそうな関係で良かったね。安泰。
クルルさんは……ちょっとよく分からないな……というかあまり記憶にない。これまた物心つく前に(事情があったとはいえ)自分を手放した両親ってそこまで気になるものなのかな。まぁクルルさんは気になったんだろうな。ルーツとしては気になるかもな。モヤモヤが晴れてよかったね。

コーナの可愛さ

「貴方達に出会えてよかったです」でしたっけ。あそこもうキュンキュンしてしまいましたね、私はストレートに好意や感謝を伝えてくる人に弱くてな。候補者の中で一番大好きになってしまった。

ソリューションナイン、魂の扱い

真面目に労働すれば魂のストックがもらえますよ……そうなんだ、働けない障害者や疾患持ちはどういう扱いになるのかな……使えないものは死期が近くてもしょうがないみたいな感じなんだろうか……「真面目に労働」とは何を指すのか、誰が査定するのだろうか。システム?よく分からないな。

漆黒との差

原初世界を守りたいヒカセンと暁メン
古代人を救いたいエメトセルク
どちらも正義やきれいごとでなく、ただ自分が守りたいものを守り抜くためにお前らには消えていただく、それを貫いていたのが漆黒はとても好きだったし腑に落ち感が強く居心地が良かった。
黄金ではスフェーンは「永久人を守るために君たちには犠牲になっていただくしかない」を貫いているのに対し(システム化したせいだとは言えどね)
ウクラマト陣営は歪んでる、こんなの正しくない、そんなきれいごと?正義?倫理観?で相手を打ち負かそうとする流れがあまり好きではなかった。
どちらが正しいか正義かの話をするの?戦争はいつだって正義と正義のぶつかり合いだよ。ガレマール帝国とやりあって、やりあった後で内情を色々見聞きして、自分たちの正義をぶつけるだけじゃ解決しないって分からなかったのか?分からなくなってしまったのか……?

ウクラマトの「知りてぇんだ」「好きになりてぇんだ」がもう怖い

なんか、自分が納得する言葉が相手から出てくるまで「知りてぇんだ」って言われ続ける気がして怖い。そういう圧を感じる。好きになれないのはまだ知らないからだ、そういう理屈で動きそうで怖い。
「好きになりてぇんだ」ウクラマトの「好き」に合致しなかった国民はどうなりますか?そういう国民とはどう向き合うつもりなんですか?ゾラージャのように粛清するんでしょうか。話し続けていればいつかは「理解って」くれると思っているのでしょうか。まぁみんな大好きハッピー笑顔のウクラマト王国がゴールだって決まってるなら、FF14の世界では「いつかは理解ってくれる」のかもしれないなぁ。トラル王国の皆さん物わかり良いからね。

リビングメモリー

高層ビル群に囲まれた遊園地施設…なんか黄色い水道橋みたいな景色だなぁという感想だった。
システムシャットダウンで今から消えゆく永久人たちに特に思うことはなかった。何を思えばいいのかもよく分からなかった。新生からいつだって自分の好きな人たち、自分の守りたい人たち、自分の守りたい信条のために大量に殺人や殺戮や暴力を行ってきた自機にとって、そういう自機を見て操作してきた中の人にとって、自分たちを守るために大量の人(人なのか?というのはあるが)を消すことは割と日常茶飯事でしょうがないことだな、と冷めた目でしか見ていなかった。
もしもあそこでナミーカやカフキワに「まだ消えたくないんだ、やりたいことがあるんだ」と縋られていたら……他の面々は知らないが、自機なら無視してシャットダウンしていただろうな。永久人たちの「まだ消えたくない」を叶えるために、自分が守りたい側の人たちの魂が犠牲になることを知っているから。
システムの準備がまだ整ってないだとかエレンヴィルやクルルやウクラマトが個人的に未練ある人と話したいとかがなければ、秒でシャットダウンして回ってた。そういう男だ。願うとするなら、なるべく一人でも多くの永久人が、もうじき跡形もなく消えるということを理解しないまま日常のままに消えられますように。その程度だ。

というかあのときどうでしたっけ。その他大勢の永久人たちは、今から自分たちが消えるってこと理解してましたっけ?記憶にない。特別に会話した永久人以外は日常のままに消えてった記憶があるけど間違いかな。

自由に飛び回れる嬉しさ

致命的なネタバレ食らう前にメインストーリー早くしなきゃ……みたいな縛りの感情でやってた部分もあったので、無事終われて相方と好きなときに好きな遊び方が出来る解放感、それが一番嬉しかったし楽しいです。自由に飛び回れる安堵感や嬉しさと言ったらなかった。
定食定食と言われているけれど、FF14始めてまだ2年ちょっとくらいしか経ってないので定食とやらも食べ尽くしてなくて、飽きてはいないんですよね。慣れてる人たちからすると黄金メインストーリークリア後はまた定食らしいですが、まだまだ楽しませてもらおうと思います。

〆らしい〆は特にありません。
グラアプデについては思うところありまくりですがそれはまた機会があれば。

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