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楽しむを目標に

自然環境リテラシー学Bグループ 第2回 2021年8月9日~10日

 お久しぶりです。ねねです。2021年7月10日~11日の自然環境リテラシー学に引き続き、今回もリーダーとして参加させて頂きました。

 当初の予定では、第2回はカヤックに荷物をパッキング(カヤックのハッチ(荷物入れ)に荷物をつむ)をして新桑竈を出発、カヤックツーリングの後、座佐の浜にて1泊、2日目に新桑竈に戻るという流れでした。しかし、台風の影響で波が高く、安全を考慮した上、1日目は午後3時からのスタート、内容は浜に出ず、パッキング講習のみと変更になりましたが、またもや台風の影響で受講生が乗る電車が遅延。結局、開始時刻は17時から。第2回はスタートから天候に翻弄されました。


 リーダーは皆、14時に新桑竈に到着出来ていたので、学生が到着するまでの時間を利用して、セルフレスキューとグループレスキューの練習をしました。事前に調べたのと去年のリテラシー学で経験したことより、大まかな流れは理解していましたが、コツを改めて教えて頂いたり、実際に自分でやってみて感覚をつかんだりと有意義な時間を過ごすことができました。

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 受講生到着後、食料の配給をした後、パッキング講習に移りました。本来ならば必要な荷物を全てカヤックに積んで、座佐の浜で1泊する予定でした。なので、今回は特別ルールとして、テント、2日分の食料、自分が持ってきた荷物をパッキングし、カヤック内に収まった分だけを使用出来ることにしました。講習は、パッキングのポイント(水は不安定だからコックピットの近くに、長細いものは先端に等々)を軽く伝え、後は受講生に工夫して詰めてもらう形を取りました。最初のうちは、納まり切らない人が大多数でしたが、何度も挑戦していくうちに、ほとんどの受講生がパッキングに成功していました。

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 その後、一分間スピーチをし、夕食を食べました。今回はトマトリゾット。これまでのリテラシー学で初めて食べるメニューでした。美味しかったですが、後半は味に飽きてきてしまい、正直きつかったです。途中で味変するなどの工夫が必要だなと感じました。

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 受講生就寝後、スタッフの反省会を行いました。そこで、受講生が遅れてしまったことについて、どう思うかを問われました。私は、悪天候による電車の遅延で遅れてしまったのであるから、仕方のないことであると考えていました。しかし、大学入試または社会人になったときの仕事等で、このことが通用するのかと聞かれ、自分の考えが甘かったことに気づかされました。

さらに、電車の遅延へのリーダーの対応についても、どうするべきであったかを話し合いました。振り返ってみると、この遅延も決して予期せぬものではありませんでした。ちょうど前日、先生とJR線は天候で遅延しやすいという話をしていたのです。にも関わらず、私は別ルートを調べようともしませんでした。電車の遅延で時間に間に合わないことは仕方ない、明日には天候が回復するであろうから遅延も起きないであろうという安易な考えでいたからでしょう。リーダーの仕事は学生が到着する前から始まっている、常に先に起こることを予測して対処しなくてはならないことを身をもって知りました。



 2日目、起床、テントを撤収し、朝食を食べた後、グループレスキューをしました。受講生が2人1組になり、その組のリーダーが1人付いて指導という配置を取りました。私も去年のリテラシー学にレスキュー講習を受けましたが、結構苦戦したので、上手く教えられるか不安でした。しかし、私が担当したペアは飲み込みが早く、スムーズに成功したので、安心したと同時に驚きました。全体としても予定より早く講習が終わり、昼休憩の時間がたっぷりに。昼休憩では、浅瀬にいる小魚や小エビをどれだけたくさん取れるかを、リーダー間で競っていました。こんなにゆったりとした時間が流れるのは、これまでのリテラシー学で初めてで、心から楽しむことができました。

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 昼食後は、セルフレスキューの講習を行いました。午前のグループレスキューと同じペアを担当し、これもまたスムーズに終わりました。1日目に、自分自身が実際に経験していたこともあり、コツやタイミングを上手く説明できたのではないかなと感じています。

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 上陸後、片付け、シャワー、総括ミーティングをして、第2回のリテラシー学は終了しました。

 前回は時間に余裕がなく、また初リーダーとしての気負いがあり、ピリピリとした雰囲気をつくってしまっていたようです。第1回の反省にて、それの空気が受講生にも伝わっていたことを知り、第2回はリーダーも楽しむ、明るい雰囲気づくりを目標とし、スケジュールにも余裕を持たせました。

 だらけてしまうのではと少し心配していましたが、結果、やるときはしっかり取り組む、自由時間は思いっきり遊ぶといったメリハリが生まれて、とても良かったです。

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 第2回も、まだまだリーダーとしての課題は残りましたが、個人的には今までのリテラシー学の中で、最も楽しめた回となりました。受講生からも楽しんでいる様子が見られて、楽しい雰囲気づくりをという目標は達成できたのではと感じております。人に楽しんでもらうには、まず自分が楽しむとが大切であることを学んだ回でした。

 次回、第3回は私の担当ではないので、これが最終回です。しかし、別の機会にて、リテラシー学にリーダーとして参加予定なので、第1回、2回の反省を生かしていければと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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